
【三重の潮と鶏の旨味が銀座で出会う。至高トリプルSOBA体験!】
23/02/01 ★★★★☆ {3.8} #ラーメンアーカイブ
特製 蛤・鶏・煮干しのトリプルSOBA 1,400円
※価格は来店当時のものです。
銀座で評判のラーメン店「むぎとオリーブ 銀座本店」。ミシュランガイドのビブグルマンにも選ばれた名店ということで、以前から気になっていました。今回、お店の看板メニューである「特製 蛤・鶏・煮干しのトリプルSOBA」をいただきました。
スープは醤油ベースで、大山鶏・煮干し・三重県桑名産ハマグリの出汁を絶妙な割合でブレンドしたもの。ひと口飲むとまず蛤の香りがふわっと広がり、あとから鶏の旨味と煮干しのコクがじんわり押し寄せます。醤油ダレも尖りすぎずまろやかで、それぞれの出汁の持ち味がケンカせず調和した上品な味わいです。あっさりとした口当たりながら物足りなさは皆無で、スープだけでも最後まで飲み干せてしまう完成度の高さでした。
見た目も豪華で、彩り豊かなトッピングが目を引きます。結びナルトが目に飛び込んできます。低温調理された鶏チャーシューと豚チャーシューがたっぷり入っており、どちらも驚くほどしっとり柔らか。フレンチ出身の店主による低温調理の技が光っていて、鶏も豚も非常にハイクオリティです。ほんのりピンク色の鶏チャーシューは臭みがなくさっぱりとしており、豚チャーシューは肉の旨味が凝縮されていて思わずもう一枚欲しくなる美味しさでした。味玉もしっかり味が染み、とろり半熟で文句なし。海苔や三つ葉、ネギといった定番具材も添えられ、バランスよく盛り付けられています。
そしてこの一杯の目玉とも言える蛤は、小ぶりながら旨味がぎゅっと詰まったものが贅沢に幾つも入っています。殻は都度外す必要がありますが、ご安心を。食べ終わった殻を入れるための器も用意してくれるので、スープに集中できます。さらに、長芋の素揚げといったユニークな具材もトッピング。 カリッとした長芋の食感が心地よく、どの具材も上品なスープに不思議とよく調和していました。三つ葉や紅白のかまぼこ(なると)の彩りも相まって、見た目にも華やかな一杯です。
麺は細めのストレートタイプ。低加水でやや硬めに茹でられており、ぷつんと歯切れの良い食感はまるでパスタのアルデンテのようです。主張しすぎない麺が淡麗なスープと絶妙にマッチし、麺自体からもふわりと小麦の香りが感じられます。実際、北海道産を中心に20種以上の小麦を使い分け、京都の老舗製麺所「棣鄂(ていがく)」と共同開発した特注麺とのことで、麺へのこだわりも相当なもの。クオリティの高さは一口で伝わってきました。ただボリュームはやや控えめなので、食べ盛りの方はもう一杯食べたくなってしまうかもしれません。
出汁の三重奏、いただきましたー
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