
◆おかめそば 1,100円
◆季節のまぜご飯 500円
※税込
雑踏とした渋谷センター街のど真ん中、ここに創業88年の超老舗蕎麦店があるのをご存知でしょうか?
お昼ご飯を食べ損ねて時間は15:30、お腹ペコペコで何を食べようか探しながら歩いていて目についたのが、通行人によると思われるいたずら書きや何だかよくわからないステッカーがペタペタ貼られている「そばうどん」の看板が目にとまり、入ってみました。店舗は地上入口から階段を下りて地下にあります。
一歩店内に入るとそこは外の雑踏から解き放たれたようにリラックスできる落ち着いた空間が広がり、先客はゼロの貸切状態。スラっとした素敵な女将さんが新聞を読んでいました。
一番狭い2人席に座り、お品書きをチェック。「京おかめ」はあるけど普通の「おかめ」がないので女将さんに聞くと、京おかめはだしつゆで麺はうどん。関東のおかめ蕎麦でもOK。関東のおかめ蕎麦にしました。あとお腹ペコペコなので、ご飯ものも食べたくて季節のまぜご飯を追加。今日は栗ご飯。栗は大好物なのでテンションが上がりました!
10分くらいで着丼。
おかめそばは玉子焼きも乗って色鮮やかです。
麺は細い二八蕎麦。少し縮れがあってつゆがよく絡み、サラサラと喉越しが良いです。つゆは濃いかえしの辛め。いかにも関東の味でとても美味しかったです。
栗がゴロゴロ入った季節のまぜご飯は優しい味で美味しかったですが、丼の底にちょこっとだけで、お腹も空いていたのでもうちょっと量が欲しかったです。
お会計時に女将さんに創業はいつか尋ねると88年で、そしてご祖父母は何と何と、ハチ公に餌をあげたことがあったという渋谷の老舗ならではのお話をしてくれました。ハチ公、当時の渋谷の皆さんに愛されていたんですね。
ほんわかした気持ちになって外に出るとセンター街の雑踏が待ってました。