更新日:2022年12月05日
ブータン料理ガテモタブンは2006年創業の日本で初めてのブータン料理専門店です
10月5日(水)の仕事帰り。この日は雨で前日よりも最高気温が大幅に下がったので、温かいものを食べたいと思い訪問。 店内は1階から4階まであり、1階は厨房・レジとカウンター席、2階〜4階はテーブル席(主に2人席が多数だが、テーブルを繋げることで4人や6人にも対応)となっている。照明はやや暗めで焦げ茶色系の木目調の床とテーブル、椅子と相まって全体的に落ち着いた雰囲気。 今回は「パクシャパ&ハーフダツィセット(税込1650円)」と「モモ+エヅェ(3個税込561円、1個税込187円から注文可)」と「ンガジャ(税込770円)」を注文。ハーフダツィは「エマダツィ」と「ケワダツィ」の2種類から選べるそうなので、今回は「エマダツィ」を選択。 まずはメインのパクシャパ、大皿にパクシャパの他ライスときゅうりの和え物が添えられている。きゅうりの和え物はピリ辛ながら意外にもあっさりとしており噛めば噛むほど素材の甘みと瑞々しさが滲み出し、やがて唐辛子の辛味と融合する。箸休めには最適な一品。 続いてパクシャパ、豚バラ肉と大根と唐辛子を煮炒めしたものだそうで、具材はシンプルな構成。味は最初に唐辛子のピリッとした辛味が舌に刺激を与えてくるが、その後に豚肉の脂身の甘みや赤身の旨味などが少しづつ口の中に広がってくる。大根も唐辛子ベースの出汁が隅々まで染み込んでおり、柔らかくて美味。素朴な味わいでご飯が良く進む一品。 エマダツィはブータンの食文化を代表する国民的料理だそうで、使用する食材は唐辛子とチーズのみのスープのような食べ物。口の中に入れた瞬間、唐辛子の強烈な辛味が舌に衝撃を与え、やがて顔中から汗が噴き出してくる。その後少し遅れてチーズの塩気やまろやかさが口の中に広がり、辛さで痺れた舌が鎮められていく。辛味が強いがクセになる味。 モモは豚肉と玉ねぎを皮で包んだ蒸し餃子で、口に入れて噛むと豚の肉汁が飛び出し、その後肉の旨味や脂身や玉ねぎの甘みが広がり美味! そのままでも美味しいが、付け合せのエヅェ(粉末唐辛子を玉ねぎと油で炒めたもの)と一緒に食べると、唐辛子の辛味や玉ねぎの香ばしさが加わりまた違った味が楽しめる。 食後に飲んだンガジャはいわゆるミルクティーで甘みが心地よく、辛さで痺れ疲れ切った口の中を見事に癒してくれる素敵な一品。但し本場ブータンの人は甘いものを殆ど口にしないらしい(驚) 普段とは全く違う「食」で非日常感に浸りたい人に是非オススメしたいお店。 #ブータン料理 #お得なランチセット #女性一人でも入りやすい #孤独のグルメ
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