私を含むラーメン評論家の欠点(弱点)。 開店して間もない店に行き、一杯食べただけでその店を知った気になる。 これは、「ある店の二杯目三杯目」よりも他の「新店の一杯目」を重視してしまう傾向があるから。 この店のようにしばらくしてから変化した店へはなかなか足を運ばない(気が付かない)ものなのだ。年末年始の休みにラーメンをキーワードとして自動録画されていた番組を眺めていたら、この店が紹介されていた。紹介メニューは基本メニューではなく限定から定番に昇格した「トリポターノ」。実にうまそうだったので「いづる」に振られ、その並びにあったのでちょうどよく寄ってみた。 この店のコンセプトは「鶏ポタ」。鶏と9種類の野菜をじっくり煮込んだ無化調ポタージュスープ。ラーメンとつけめんはもちろん開店当初からあったが、鶏ポタンタン麺はどうだろう?それと今回注文した「トリポターノ」820円。期間限定で「デミポタ」というのもある。「鶏ポタ」を基本としてそのアレンジ系が充実してきている。しかも、普通だと「あっさり・こってり」とメニューを分けそうだが、ここは鶏ポタから離れず、「ぽてり」素材感があるスープ、「とろり」とろみがあるスープ、「さらり」さらさらとしたスープから選択できる。 「トリポターナ」はその鶏ポタスープにパルミジャーノ・レッジャーノをたっぷり振りかけ、コンセプトは「スープまぜそば」。かなり矛盾したネーミングだが実にそんな感じの仕上がりになっている。まぜそばのようにスープが麵に絡みつくが、スープとしても飲める。とろっとろだがチーズ由来の粘度もあるのか、くどさはない。かなり洋風だが中華麺使用なので「ラーメン」という括りで間違いない。 具は炙り鶏肉、アスパラ、キャベツ、チーズ、そして卵黄とピンクペッパーがいい仕事をしている。別添でレモンが付き、後半使用でさっぱり味変。卓上のカレーパウダーや胡椒などでの味変も可能。カレーパウダーが相性いい。何回味を変えたんだろう?というくらいいろいろ変化させて楽しめた。 1月5日で5周年だそうだ。かなりいい感じに進化発展してきている。裏路地にあり、目立たないが14時半なのに8割くらいの入りで賑わっていた。素晴らしい。
大崎 裕史さんの行ったお店
-
うどん 丸香
神保町駅 / 讃岐うどん
- ~1000円
- ~1000円
-
すごい煮干ラーメン 凪 新宿ゴールデン…
新宿三丁目駅 / ラーメン
- ~2000円
- ~2000円
-
中華麺店 喜楽
神泉駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
-
よろにく
表参道駅 / 焼肉
- 営業時間外
- ~20000円
-
酒彩蕎麦 初代 恵比寿
恵比寿駅 / そば(蕎麦)
- ~2000円
- ~2000円
-
焼肉問屋 牛蔵
富士見台駅 / 焼肉
- 営業時間外
- ~5000円
-
シンシン 天神店
天神駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
-
鳥茂
新宿駅 / 串焼き
- 営業時間外
- ~8000円
-
青島食堂 秋葉原店
秋葉原駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
-
博多一双
博多駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
-
らーめん はやし
渋谷駅 / ラーメン
- ~1000円
- 営業時間外
-
人類みな麺類
南方駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
-
東京駅 斑鳩
東京駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
-
田中そば店 秋葉原店
末広町駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
-
ラーメン人生JET
福島駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
-
麺や 七彩
八丁堀駅 / ラーメン
- ~2000円
- ~2000円
-
カラシビ味噌らー麺 鬼金棒 神田本店
神田駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
-
手打十段 うどんバカ一代
花園駅 / 讃岐うどん
- ~1000円
- ~1000円
-
鶏ポタ ラーメン THANK
大門駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
-
AFURI 中目黒
中目黒駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円