芝新橋 おそば 能登治

しばしんばし おそば のとじ

予算
~2000円
~2000円
最寄駅
JR山手線 / 新橋駅 徒歩6分(410m)
ジャンル
そば(蕎麦) 和食 居酒屋 カレー
定休日
毎週日曜日
03-3591-3584

東京の蕎麦屋放浪記NO.139 たまに新橋まで歩いて帰ることがあるが、以前から気になっていた此方のお店に行ってみた。 幕末の安政年間(1854〜60年)、赤坂界隈で創業、当初は「能登屋」と名乗っていたようだが、二代目の明治16年(1883年)頃に新橋の現在地に移転し、屋号も「能登治」に変わったという。創業150年越えの老舗の蕎麦屋だ。 新橋駅近くの賑やかな通り沿いの細長いビル1階、能登治ビルというので、お店の所有するビルなのだろうか。引戸を開けると、たくさんのお客さんで賑わっていた。こじんまりとしたそれほど広くないスペースに、小さめの4人掛けと2人用のテーブル席が所狭しと並べられていた。入口真ん前の小さな2人用の席しか空いておらず、そこにすぐ座る事が出来た。入口の邪魔になるので、実質一人席、一人で入口と向き合う形の席だった。 此方のお店は蕎麦前のメニューも豊富で楽しめるお店なので、先ず「鴨つくね」「たらこの燻製」と冷酒「尾張男山」をお願いした。つまみはどちらもお店の名物、かえしで甘辛く味付けした鴨つくねは長ネギと共に頂く。鴨にはやはりネギ、ネギの辛味とかえしの甘さがベストマッチの逸品。たらこ燻製は程よくレア感が残っており、スッキリした淡麗辛口の冷酒によく合っていた。 〆のお蕎麦は、今が旬の「穴子天せいろ」をお願いした。7/20は土用の丑の日だが、鰻の旬は冬、穴子の旬は今なので、ちょっとあまのじゃくな選択となった。天ぷらは、コレステロールを全く含まない最上級のグレープシードオイル入りの食用油で揚げているという。久し振りに食べる穴子天だが、しっかりと揚げられて臭みもなく美味しかった。 お蕎麦は、北海道産蕎麦粉を使用した二八蕎麦。この蕎麦粉は、胴搗(どうづき)そば粉だという。自分の蕎麦屋の引き出しからすると、長野県の磊庵はぎわら(地元の蕎麦屋放浪記NO.115)と同じ製粉方法のそば粉を使用しているようだ。一般的にそばを粉にするには、石臼が最も優れているとされ、蕎麦屋の大多数が石臼挽きによるそば粉を使用している。胴搗(どうづき)という製粉方法は、石臼のように石と石を擦り合わせて粉にするのではなく、杵で搗いて粉にする。この方法の利点は、石臼よりも熱を発しにくいことだ。そばは熱にとても弱く、熱を与えてしまうとそばの香り、風味、色合いを失ってしまう。この胴搗そば粉は、北海道の契約農場から挽きたてならぬ搗きたてで納入しているという。盛りは少なめだったが、細打ちながら強いコシがあり、風味、喉越し共に良い美味しい蕎麦だった。蕎麦湯はサラサラタイプ、熱々なのが酔い覚ましにとても良い。最後に熱い緑茶が出て来た。こういったところに、老舗感を感じる。 此方のお店は、木鉢会の会員。木鉢は、蕎麦を練る時に使用する大きな木製の鉢のことだが、三代目以上の現役店主を会員とし、蕎麦の基本を重んじ時代の流れに対応しながら各暖簾間の技術交流を通じて蕎麦作りの伝承に精進するという団体だ。東京でも有名な老舗が会員となっており、額に入った店名を見ながら"行った行かない"をチェックしてみたりした。価格もお手頃、蕎麦前も含め楽しめるお店だ。 ご馳走様でした! 創業150年越えの老舗 胴搗そば粉を使用した二八蕎麦 旬の穴子天せいろ 蕎麦前つまみが豊富 木鉢会

H.Yajimaさんの行ったお店

芝新橋 おそば 能登治の店舗情報

店舗基本情報 修正依頼

予約・問い合わせ 03-3591-3584
ジャンル
  • そば(蕎麦)
  • 和食
  • 居酒屋
  • カレー
営業時間
定休日
予算
ランチ
~2000円
ディナー
~2000円
クレジットカード
  • Amex
QRコード決済
  • PayPay

住所 修正依頼

住所
アクセス
                                        ■駅からのアクセス                        
                JR山手線 / 新橋駅 徒歩6分(410m)
都営三田線 / 内幸町駅 徒歩6分(480m)
都営三田線 / 御成門駅 徒歩8分(620m)                        

                        

座席 修正依頼

席数

28席

カウンター
喫煙 不可
※健康増進法改正に伴い、喫煙情報が未更新の場合がございます。正しい情報はお店へご確認ください。
[?] 喫煙・禁煙情報について
個室

サービス・設備などの情報 修正依頼

お店のホームページ http://www.kibati-kai.net/02kamei/kameiten/sinbasi_notoji/index.html

03-3591-3584