すし匠出身店は全国に10数軒あるが、これで全店制覇。他店が「すし匠なんとか」「匠なんとか」なのに、こちらは「すし匠」そのまま。確か、2000年独立で一番早い暖簾分けだからであろう。師匠の中澤さんからハワイに呼ばれた（招待とかではなく一緒にやらないか？という意味だと思う）とかなんとか、という噂話も。 駅からは1km以上あるが飲食街にあり、店を出ると空車のタクシーがたくさん待っているのがありがたい。移転して2年くらいなので新しく、綺麗。カウンター8席のみ。男性厨房スタッフ1名、女性接客スタッフ1名。 食材の4割程度が地元秋田産。それもあってか、ギリギリ1万円台だった。すし匠系で1万円台だったのは、「あま木」（名古屋）「久遠」（代々木上原）と2年前の「村瀬」くらい。（なお「村瀬」は「匠村瀬」から「鮓村瀬」に変わっているので匠系からは外れていると思われる。しかも今は1万円台では無理。） （※他にもう一軒、1万円台があるが、幹事が大将と同級生なのでそのおかげだと思うので内緒） スタイルとしては、つまみと握りがランダムに出てくる「すし匠系」方式でグループ特有握りの「おはぎ」や「スイカ奈良漬＋鮟肝」が出てきて嬉しかった。 早期独立なので流儀が違ったり、古くさかったりしたら残念だな、とちょっとだけ心配して行ってみたがそんなことはまったくなく、都内の同系と遜色ない。むしろテンポ良く出てきてありがたい。先客一人、後客4人と少なかった（ふりの客は断っていたのであまり満席にはしないのかも？）こともあり、1時間ちょっとで終了。もちろん、せき立てられることはなく、ゆっくり食べたい人はそのリズムに合わせてくれる。 いや〜好きなすし匠系なので期待はしていたが予想以上で大満足。昔のやり方にあぐらをかかず、いまだに勉強・研究しているようで、ハワイの中澤さんの握りを食べて刺激を受け、さらなる進化を遂げそう。移転したため食べログレビューは13件しかないが、そのうち8人が5.0の満点を付けてるほど。秋田に来たら「たかむら」（日本料理）か、ここだろう。 食べ過ぎ（昼、ラーメン食べすぎた）で夜苦しくなって眠れなかったことは内緒。(^^;
