埼陽軒

公式情報
きようけん

予算
~1000円
~1000円
最寄駅
熊本市電2系統 / 二本木口駅 徒歩4分(290m)
ジャンル
ラーメン 餃子 とんこつラーメン
定休日
毎週月曜日
096-353-5609

【これぞ超正統派の熊本ラーメン】 ~九州遠征編 最終章~ 「俺は学生時代に新宿の桂花で  熊本ラーメンを覚えたんだよ~」 「熊本ラーメンって太肉麺(ターローメン)なんでしょ?」 東京に転勤して以来、 私が元・熊本TOP USERだと知るや このように話しかけてくる40代~60代の 東京のオジサマRettyユーザーって結構多い。 話を聞けば、 その大半が学生の頃に桂花に出会い その味に衝撃を受け、 青春時代のノスタルジーに重ねて 語ってくる人が多い。 ・・・そういったオジサマ方に 少しショッキングな話を2つすると 『桂花』って熊本ラーメンの 草創期の老舗には相違ないが、 やや特殊な立ち位置にある。 一般的な熊本ラーメンと 桂花って実は少し異なるのだ。 また桂花の看板メニュー 「太肉麺」は実は元々は熊本オリジナルではない。 1964年に桂花が 東京に進出した際に考案されたのが「太肉麺」。 いわば「東京生まれの熊本ラーメン」なのだ。 (その後、太肉麺は  熊本の桂花に“逆輸入”されている) ・・・では、実際に 現地・熊本で食べられている 王道で正統派、昔ながらの 熊本ラーメンとはいかなるものか? 熊本駅にほど近い1968年創業の 老舗の熊本ラーメン『埼陽軒』でお伝えしていきたい。 ■焼豚メン …850yen 「太肉麺」と違い 角煮も、キャベツも茎ワカメも 入ってない… 素朴でシンプルだが これぞ“超正統派な熊本ラーメン” 褐色のスープには ニンニクチップ(揚げニンニク)が浮かぶ。 早速スープを一口、、、 豚骨スープには 「呼び戻し」と「使い切り」の2種類があり、 「呼び戻し」とは1日の営業終わりに スープを捨てず、翌営業日にタレなどを足して スープを継ぎ足して使い続ける方式。 「使い切り」とは継ぎ足しはせずに、 単純にその日使う分のスープを デイリーで製造する方式。 福岡の久留米ラーメンだと「呼び戻し」が多いが、 熊本はどっぷり「使い切り」文化。 使い切りのスープゆえ、 王道の熊本ラーメンは 臭みやエグさは少なくあっさりと 軽めの口当たり。 桂花よりも滋味深い感じです。 ほんのりとした塩っ気に、 ライトな豚骨のバランス感が『埼陽軒』 ナウいとは言い難いが味わい深い。 ・・・そして、この軽い豚骨と ニンニクチップのコントラストを 楽しむのが熊本ラーメンの真骨頂。 「ニンニク」というと 「スパイシーで濃い」と思われがちだが そうではない。 「玉ねぎの炒め物」を想像してもらうと分かりやすいが、 玉ねぎやニンニクの辛味成分って熱に弱く、 加熱すると辛さが抑制される。 …なので「玉ねぎの炒め物」は辛くなく甘い。 同様にニンニクチップも「辛い」のではなく、 むしろ品のあるビター感と香りが引き立つ。 豚骨の動物性の旨味の中に ほんのりニンニクチップの 薬味感(*´ω`*) 麺は低加水の中麺でやや柔い。 博多ではなく熊本ラーメンなので、 固さの調整や替え玉は無い。 本州だと豚骨ラーメンと見るや、 何でも見境なくバリカタにしたがる御仁がいるが、 九州って地域によって麺が違うので、 まずは店側に任せて様子を見守ってあげたいところ。 チャーシューが 何気にヘタつきでうまうまでした♪ ■馬すじ煮込み …500yen 馬刺しより手ごろで、 熊本の人から日常的に食べられてるのが 実は「馬すじの煮込み」。 熊本市中の居酒屋で かなりの高頻度で見かける料理。 筋肉質の馬肉らしく、 余計な脂身感は少なく プリプリと弾力感ある食感。 味噌味噌しく濃い味付けで、 上から一味ふりかけると安定♪ これぞ熊本の味、 ビールと共に美味しくいただいた。 ~あとがき~ 以上、『埼陽軒』で久々に 超・正統派の熊本ラーメンをいただきました♪ 本場の昔ながらの熊本ラーメンって 「太肉麺」でもなければ、 キャベツも茎ワカメも入ってない、 『桂花』とも少し違うという事が 伝わったのではなかろうか? 東京で学生時代に桂花に出会った オジサマ方の個々の思い入れを 否定するつもりは毛頭ないし、 別に『桂花』がマズイという事を この投稿で言いたいワケではない。 ただ 「東京でイメージされてる(桂花的な)熊本ラーメン」 と 「実際に本場で食べられてる  トラディショナルな熊本ラーメン」 の間の乖離って結構大きく、 (どちらが上という事はないが) 個人的にそうした状況に 一石投じたく今日の投稿をしてみた。 元・熊本TOP USERの任務果たしたぞって事で このシリーズ終筆としたい。

TARO.nさんの行ったお店

埼陽軒の店舗情報

店舗基本情報

予約・問い合わせ 096-353-5609
ジャンル
  • ラーメン
  • 餃子
  • とんこつラーメン
営業時間
定休日
予算
ランチ
~1000円
ディナー
~1000円
クレジットカード
  • Amex
QRコード決済
  • PayPay

住所

住所
アクセス
                                        ■駅からのアクセス                        
                熊本市電2系統 / 二本木口駅 徒歩4分(290m)
熊本市電2系統 / 田崎橋駅 徒歩4分(310m)
JR鹿児島本線(博多~八代) / 熊本駅 徒歩6分(470m)                        

                        

座席

席数

15席

カウンター
喫煙 不可
※健康増進法改正に伴い、喫煙情報が未更新の場合がございます。正しい情報はお店へご確認ください。
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個室

サービス・設備などの情報

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