【晩秋の長野上田ツアー】 上田市内から一路、別所温泉へ。旅館のエントランスに灯る明かりを頼りに雨の山道を進みます。旅館街を抜けた女神岳の中腹に佇むお店。待ちに待った今回の旅のメインイベントです。 戸を開けると暖かい風合いの木を多用したロッジ風の店内が現れます。ちょっとした民芸品が飾ってあったりして、いい感じに力の抜けた雰囲気ですね。 店内奥の座敷に通されるとテーブルには土瓶が。そう、今夜は松茸三昧の宴です。 まずはポっと食欲に火を点ける食前酒から。旬の『かりん酒』です。爽やかな甘みはまるで甘露のよう。一気にコースへの期待感が高まります。 松茸コースの口開けは土瓶蒸しから。信州の大岩魚と一緒に仕上げたもの。ひと口目はそのまま。松茸と岩魚の芳醇な出汁が楽しめます。次に酢橘をひと絞り。ほどよい苦味と酸味が風味をさらに引き立てます。 青紅葉をあしらった盛り合わせは目でも楽しめるもの。松茸の煮物はもちろん、趣向を凝らした前菜がどれも素晴らしい。中でも『馬肉の溜まり醤油煮』は溜まり醤油の香りと山椒の風味がとっても良くて好みの味わい。『干柿とバターの市松』は手の込んだ逸品。スっと溶けるバターにねっとりした柿。甘みとコクの組み合わせの妙を楽しめます。 こってり濃厚な信州サーモンの煮付けを挟んで『信州SPFポークと松茸の信州味噌漬け』。味噌の風味と松茸の香りが融合してなんとも言えない味わい。冷酒が進みます。 信州牛の肩ロースと松茸のなんとも贅沢なすき焼き。松茸もさることながら、艶やかなロース肉が抜群の美味しさ。口の中でとろけてしまいます。 揚物は信州鯉の唐揚げに松茸の天ぷら。甘酢のコクと酸味が淡白な鯉にぴったりです。松茸の香りを衣で閉じ込めた天ぷらも鉄板の美味しさ。 ここで終盤のお楽しみ。まるで真珠のような真ん丸の器で供される茶碗蒸し。蓋を開けると溢れるほどの松茸が!茶碗蒸しの具の他に上にかかる餡にもふんだんに使われます。他のどれよりも松茸の香りと味を存分に楽しめます。これはだめ押しの一品。すごいね! 〆は松茸ごはん。松茸の風味を損なわない優しい味付けがいいですね。じんわり美味しいです。お味噌汁のなめこも立派なもの。 デザートは旬の葡萄とアップルコンポート、そしてバニラアイスでさっぱりと。 持ち込みの泡から始まり冷酒を何杯か。正味三時間ほどの甘美の宴。松茸とともに長野の美味しいお酒も楽しめました。 松茸の味わい、そして使われる量もさることながら、一品一品が工夫を凝らしたセンスあるもの。松茸の食材の力だけに頼らない相当力量のあるお店だと思います。 上田の山里で味わう絶品松茸料理。来シーズンもぜひまた来てみたい。 ごちそうさまでした! 松茸 旅グルメ 長野 上田
Katsuhira Takanoさんの行ったお店
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麺屋 海神
新宿三丁目駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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欧風カレー ボンディ 神保町本店
神保町駅 / カレー
- ~2000円
- ~2000円
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うどん 慎
新宿駅 / うどん
- ~1000円
- ~1000円
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うどん 丸香
神保町駅 / 讃岐うどん
- ~1000円
- ~1000円
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カフェ アリヤ
新宿三丁目駅 / カフェ
- ~1000円
- ~1000円
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六厘舎 東京ラーメンストリート
東京駅 / つけ麺
- ~1000円
- ~1000円
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新福菜館 本店
京都駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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つけ麺 五ノ神製作所
新宿三丁目駅 / つけ麺
- ~1000円
- ~1000円
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肉の大山 上野店
上野駅 / 洋食
- ~1000円
- ~2000円
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支那麺 はしご 本店
銀座駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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開楽 本店
池袋駅 / 中華料理
- ~1000円
- ~1000円
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らぁめん 満来
新宿駅 / ラーメン
- ~2000円
- ~2000円
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牛かつ もと村 渋谷店
渋谷駅 / 牛料理
- ~2000円
- ~2000円
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銀座 佐藤養助
銀座駅 / うどん
- ~2000円
- ~2000円
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むぎとオリーブ 銀座店
銀座駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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丸鶏 るいすけ
西新宿駅 / 焼き鳥
- 営業時間外
- ~4000円
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神田まつや
淡路町駅 / そば(蕎麦)
- ~1000円
- ~2000円
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4番サード魚真
神泉駅 / 魚介・海鮮料理
- 営業時間外
- ~5000円
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ジャッキー ステーキハウス
旭橋駅 / ステーキ
- ~3000円
- ~3000円
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鳥茂
新宿駅 / 串焼き
- 営業時間外
- ~8000円