六文そば 須田町店

Rokumonsoba Sudatyouten

予算
~1000円
~1000円
最寄駅
都営新宿線 / 小川町駅 徒歩3分(180m)
ジャンル
そば(蕎麦) 丼もの うどん カレー 天ぷら
定休日
毎週土曜日 毎週日曜日 祝日
03-3253-0849

A「えっと、六文そば、須田町店っとくらぁ」 B「あった。あった。ここだ。ここだ」 A「こりゃ、また、趣きがあるね」 B「今時ないよ。世間様から取り残されちまったような店だろ。昭和46(1971)年の創業だってよ」 A「五差路の角地に、外観そのまんまのL字カウンター。たまんないね」 B「おっと、ごめんよ。ちょっくら、ここへ入れてくんな。」 A「凄いね。人通りが多い場所でもないのに、店内いっぱいだね」 B「昼時は、いつもこんなだよ。イスは八席だけど、カウンターないところで、丼持って喰ってる奴がいるからね」 A「所狭しと並んだ天ぷらが旨そうだ。どれにしようかな」 B「ここへ来たら、いかゲソ天そば400円だ」 A「400円!よっしゃ、今日は俺のおごりだ。でも、財布がカバンの奥なんだ。喰ってる間に出すから、ちょっくら、出しといてくんな。」 B「いいけどよ」 A「おやじ、いかゲソ天そば、二つくんな。勘定は、こいつだ」 B「六文そばって元は十店舗以上あったらしいんだけど、店閉めちまうとこが相次いでてさ」 A「時代の趨勢ってか」 B「おっ、来た、来た。早いね」 A「凄いね。ツユ、真っ黒だね」 B「六文そばって、各店でツユを作ってんだって。店ごとに味がちょいと違ってて、ここのは特に濃いんだ。暗黒醤油って呼ばれてるらしいぜ」 A「かーっ、旨いね。ここのが一番。(他、喰ったことないけど)」 B「昔風の工法で、手造りで鰹・鯖節からとった本ダシだってよ。興和物産のそばは、どーって訳じゃないけど、このツユで喰っちゃうだろ」 A「ゲソ天だって、でかくて、厚みがあって、大き目のゲソがたっぷり入ってて、こりこり旨いぜ」 B「このツユに浸かると旨いんだよな」 A「でも、何で六文そばって名前なんだい」 B「表のマーク見たろ」 A「ああ、ありゃ江戸を流してた夜泣き蕎麦だね。担ぎ棒が付いてるやつ」 B「だから、二八で十六、蕎麦の値段、十六文の六文だろうよ」 A「十は、どこ行ったんだよ」 B「他にあるかよ」 A「真田家の家紋、六文銭じゃねえのか」 B「十が、真田十勇士になっちまったってか」 A「ちげーよ。信濃が蕎麦の産地だからよ」 B「代金なんじゃねーかな」 A「代金と言やあ、財布出たぞ」 B「まとめて800円だ」 A「よし、百円玉だ。一、二、三、四、五、ここ何て店だっけ」 B「六文だよ」 A「七、八っとくらぁ」 B「……」 A「……」 B「やると、思った」 A「まあ、お決まりだからな」 【追記】この投稿は、全3編の前編となっています。以下のタグから入って、中編、後編もご覧いただけると嬉しいです。 黄色い看板の暗黒醤油 ○前編 六文そば 須田町店 2016/12/19投稿 ○中編 岩本町スタンドそば秋葉原店 2017/06/30投稿 ○後編 そば千東神田店 2019/03/11投稿

南 たすくさんの行ったお店

六文そば 須田町店の店舗情報

店舗基本情報 修正依頼

TEL 03-3253-0849
ジャンル
  • そば(蕎麦)
  • 丼もの
  • うどん
  • カレー
  • 天ぷら
営業時間
定休日
予算
ランチ
~1000円
ディナー
~1000円
クレジットカード
不可

住所 修正依頼

住所
アクセス
                                        ■駅からのアクセス                        
                都営新宿線 / 小川町駅 徒歩3分(180m)
東京メトロ丸ノ内線 / 淡路町駅 徒歩3分(180m)
東京メトロ千代田線 / 新御茶ノ水駅 徒歩5分(340m)                        

                        

座席 修正依頼

席数

8席

(立ち食い、時には店の外でも!!!最大、うーーーん、12名、平均滞在時間3分回転率極めて高し♪)

カウンター
喫煙 不可
※健康増進法改正に伴い、喫煙情報が未更新の場合がございます。正しい情報はお店へご確認ください。
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個室

03-3253-0849