【夢うつつ幻のサバ味噌煮】 神田明神下「あさ野」。 昭和3(1928)年創業の割烹・小料理屋。 創業者は、現女将さんのお母さん。 現女将さんも83歳ぐらいになられているはずです。 「サバ味噌煮」が「あさ野」の人気料理。 ある日、それを調理していた板前さんが、くも膜下出血で急死されます。 女将さんは、常連客に味を確かめてもらいながら、1年がかりで、その「サバ味噌煮」を、再現されました。 「あさ野」のランチ営業は、火~木の週三日で、11:30~12:30の一時間だけです。 そのランチに、月2回だけ、「サバ味噌煮」が登場します。 ありつくためのハードルが高くなるのも無理ありません。 この「サバ味噌煮」、煮込むのに10日もかかるのです。 ランチのメニューは、「魚定食」のみ。 そして、お客は、常連さんばかり。 引き戸を開けて暖簾を潜ると、みな黙って、カウンターに着席。 L字カウンターの角にある大皿から、好きな副菜を小皿に採ります。 女将さんが、お茶、ごはん、味噌汁、そして、その日の魚を差し出して来るのを待ちます。 その日の魚、器が差し出された瞬間、ドキリとしました。 これは、どうみても、幻の「サバ味噌煮」ではないですか。 隣のサラリーマン二人連れが、この幸運を喜び合っています。 (私は、この喜びを、Rettyを閲覧されている方々にお伝えしたい。) サバを、ブツ切りで煮込んであります。 試しに、中骨に沿って、開いてみました。 中まで、確り味噌が浸透しているのが分ります。 言い忘れてはならない重要ポイント。 中骨ごと、全部が食べられます。 歯が当たると崩れ去る中骨の食感。 中骨のさらに中まで、味噌が浸透しています。 身からあふれ出る芳醇な旨味がたまらない。 味噌汁は、油揚げと豆腐に、たっぷりの三つ葉。 副菜が、また、どれもこれも美味しい。 幸せな気持ちになります。 お礼を言って、千円札を1枚お渡しし、店を出ました。 神田明神へと向かう石段(男坂)を登ります。 【蛇足】 「明神下 あさ野」から、神田明神を見上げた辺り。 そこに、「銭形平次の碑」があります。 碑の足元は円形で、寛永通寶の文字。 大きな「銭形平次の碑」の脇には、小さな「八五郎の碑」まで控えています。 「親分てェへんだ~、あさ野のサバ味噌煮がウマすぎていけねェ~」
南 たすくさんの行ったお店
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YOU
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うどん 丸香
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ガヴィアル
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丸五
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味坊
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ムルギー
渋谷駅 / カレー
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さぼうる2
神保町駅 / 喫茶店
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中華そば 青葉 中野本店
中野駅 / ラーメン
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一滴八銭屋 新宿本店
新宿駅 / うどん
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九十九ラーメン 恵比寿本店
恵比寿駅 / ラーメン
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麺巧 潮
小川町駅 / ラーメン
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センターグリル
桜木町駅 / 洋食
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つじ田 神田御茶ノ水店
小川町駅 / つけ麺
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