【玉こんにゃくの煮付けに白子ポン酢】 玉こんにゃく。 響きに丸みがあり、なんとも憎めない。 やわらかみの中にあるムギュッとした歯ざわりに、 それ自体、淡白な味ですが、煮含めると、ジワジワ 味がしみこんで、出汁の味付けなんかも、まるっと 伝わる素朴な滋味が溢れる食材だ。 これで呑むのが、すこぶる美味いんです。 どの店に行っても品書きにあがる一品ではなく ここ“かしわ屋”でも、時折、お目にかかれるのは 決まってお通し。 平時の品書きにあげてもらえば、毎度、頼むが そうは問屋がおろさず、忘れたころに不意打ちの ごとくあらわれる。 この日もそう。 暮れなずみ、暖色のあたたかい灯りに誘われ、 引き戸をカラカラ、先客はなく、端の席に腰かけ 燗酒を所望。 ほどなく運ばれてきたお通しに大興奮。 あの“玉こんにゃく”だ。 イカのゲソ、昆布が添えられており、ふしぎと 玉こんにゃくもピカピカ光沢があり、艶やかだ。 さっそく、玉こんにゃくをぽいっと口に放りこむ。 弾力のある歯へのおしかえし、噛み進めていると 醤油、出汁の煮ふくみもよく、すうっとからだに なじむやわらかい味だ。 いそぎ、燗酒で追いかけ、キュッと。 途中、ゲソや昆布をつつき、また燗酒をキュッと。 他にポテトサラダや時期の白子をつつき酒を呑み、 また、残しておいた玉こんにゃくにもどり、これを 含み、酒を愉しむ。 ふと、玉こんにゃくはこのくらい、小鉢でちょっと つつくのが良いような心持ちになった。 いくら好きでも、大量にバクバク食べるのは酒の アテではなく、ただの食事であり、それではどうも ありがたみに欠けるように想う。 やっぱり、ちょっと小出しに、もう一口下さいなと いう量がよく、淡白な中に出汁をしのばせた、この 玉こんにゃくのような素材が、酒のアテにもってこい。 このちっさい、プルプルとした玉こんにゃくを 手の平で転がしていると想ったが、その実、逆で 完全に手のひらで、もてあそんでもらっています。 練馬 酒場 玉こんにゃく 白子 ポテトサラダ
Hirotaka Kawasakiさんの行ったお店
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YOU
東銀座駅 / 喫茶店
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うどん 慎
新宿駅 / うどん
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よろにく
表参道駅 / 焼肉
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焼肉問屋 牛蔵
富士見台駅 / 焼肉
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ナイルレストラン
東銀座駅 / インド料理
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鳥茂
新宿駅 / 串焼き
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ブラザーズ 人形町本店
人形町駅 / ハンバーガー
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丸五
秋葉原駅 / とんかつ
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龍朋
神楽坂駅 / 中華料理
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肉山
吉祥寺駅 / 焼肉
- ~8000円
- ~8000円
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グリルエフ
五反田駅 / 洋食
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浪花家総本店
麻布十番駅 / 甘味処
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- ~1000円
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総本家 更科堀井 麻布十番本店
麻布十番駅 / そば(蕎麦)
- ~1000円
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キッチンABC 池袋東口店
池袋駅 / 洋食
- ~1000円
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鯛塩そば灯花
曙橋駅 / ラーメン
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餃子の店 おけ以
飯田橋駅 / 餃子
- ~2000円
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あげづき
飯田橋駅 / とんかつ
- ~2000円
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麺屋 音
北千住駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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スタミナ苑
西新井大師西駅 / 焼肉
- ~1000円
- ~8000円
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くぐつ草
吉祥寺駅 / カレー
- ~2000円
- ~2000円