【酔いどころの晩酌肉弁当】 呑兵衛の桃源郷「酒膳 かしわ屋」 この喧騒のあおりで、店内営業はいちぶ、 早い時間にかぎり行っているが、腰を据え 酒や肴を愉しむのは時期尚早。 となると持ち帰りの弁当に白羽の矢がたつ。 家でのんびりと呑みながら、酒肴に舌鼓を うつ、これもまた贅沢な話だ。 この日は店先をのぞくと、品書きに 「晩酌弁当“肉”」となんとも惹かれる文字が。 これはしめたと暖簾をくぐる。 頼んだのは *晩酌弁当“肉” (1880円) あれこれとこさえ、肉が焼かれる匂いが漂い、 弁当のできあがり。画像におさめ、持ち帰り、 酒の準備をととのえ、いざ晩酌を。 この弁当の中身がまた百花繚乱。 ○ビーフステーキ ○ホタテの燻製 ○アンコウの南蛮漬け ○ほうれん草入り出汁巻玉子 ○ラムとインゲンの卯の花和え ○タラの芽と子持ち昆布の天ぷら ○アジのさんが焼き ○ゴボウの炒め物 ○筍とかぼちゃのココナッツカレー まずはビーフステーキ、肉は温かいうちに 食わずしていつ食らう。大ぶりにカットされた ステーキにガーリックチップをのせ、頬張ると 血がしたたるような、野性味溢れる肉々しさが ズバッと直球、豪速球の旨さだ。 オージービーフのヒレをつかっているそうで、 黒毛和牛のような繊細で、口ほどけのよい甘さ ではなく、肉のもつ力強さを食らうものだ。 ガーリックの風味も肉に加勢、噛むほどに 野趣が口にひろがり、胃の奥からジワジワ 力が漲ってくる。 他の酒肴も忘れちゃいけない。 しっとりしたアンコウはシャキシャキの玉葱と 食感のコントラストよく、南蛮漬けの酸味が 口を洗い、ほうれん草の香りがとじこめられた 出汁巻玉子、こりっとした小粒なタラの芽の 苦味に、プチプチとした食感がこめかめに心地 よく響く子持ち昆布は天ぷらで。ホタテは一転 燻製され、噛むと繊維質が縦にわれ薫香がひろがる。 アジのさんが焼きは貝殻にいれ、焼かれており 味噌の濃厚な味に、ほぐし身でしっとりとした アジの塩気、葱の歯ざわりなど、これで何杯も 酒が進んでしまう逸品だ。 余らせていた、肉汁を吸って、味のなじんだ 白米でココナッツカレーをさいごに愉しんだ。 嗚呼、うまかった… 旨い弁当は目移りし、食べすすめる愉しみが あると同時に、終盤、食べ終えるのがなんとも 口惜しく、寂しい心持ちにもなる。 呑み仲間に、この儚い想いをこぼすと、 「…じゃあ、もういっこ弁当買えばよくない?」 そういうことではない。 練馬 テイクアウト 弁当
Hirotaka Kawasakiさんの行ったお店
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YOU
東銀座駅 / 喫茶店
- ~2000円
- ~2000円
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うどん 慎
新宿駅 / うどん
- ~1000円
- ~1000円
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よろにく
表参道駅 / 焼肉
- 営業時間外
- ~20000円
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焼肉問屋 牛蔵
富士見台駅 / 焼肉
- 営業時間外
- ~5000円
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ナイルレストラン
東銀座駅 / インド料理
- ~2000円
- ~2000円
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鳥茂
新宿駅 / 串焼き
- 営業時間外
- ~8000円
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ブラザーズ 人形町本店
人形町駅 / ハンバーガー
- ~2000円
- ~2000円
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丸五
秋葉原駅 / とんかつ
- ~3000円
- ~3000円
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龍朋
神楽坂駅 / 中華料理
- ~1000円
- ~1000円
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肉山
吉祥寺駅 / 焼肉
- ~8000円
- ~8000円
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グリルエフ
五反田駅 / 洋食
- ~2000円
- ~2000円
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浪花家総本店
麻布十番駅 / 甘味処
- ~1000円
- ~1000円
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総本家 更科堀井 麻布十番本店
麻布十番駅 / そば(蕎麦)
- ~1000円
- ~4000円
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キッチンABC 池袋東口店
池袋駅 / 洋食
- ~1000円
- ~1000円
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鯛塩そば灯花
曙橋駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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餃子の店 おけ以
飯田橋駅 / 餃子
- ~2000円
- ~2000円
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あげづき
飯田橋駅 / とんかつ
- ~2000円
- ~2000円
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麺屋 音
北千住駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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スタミナ苑
西新井大師西駅 / 焼肉
- ~1000円
- ~8000円
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くぐつ草
吉祥寺駅 / カレー
- ~2000円
- ~2000円