「ミカド珈琲店 日本橋本店」の創業は、昭和23(1948)年のこと。 終戦直後は、珈琲豆が輸入できませんでした。 それが、この年、連合軍放出コーヒーの払下げが行われたのです。 同じ年に、神田小川町で斎藤コーヒー店も創業しています。 [この時代の珈琲豆を巡る物語については、「斎藤コーヒー店日本橋店」への投稿(2015年7月13日)を、ご参照ください。] 当初、仕入れてきたコーヒー豆を、ドラム缶で炒っていました。 この作業が珍しく、見物客が群がったそうです。 「ミカド珈琲店」は、スタンド珈琲の元祖です。 当時の珈琲価格の半額で、立ち飲みでの提供を始めました。 一部の人しか知らなかった珈琲の味を、より多くの人に知ってもらおうとの思いからです。 「日本橋本店」に入ると、入口にレジカウンターがあり、1Fの奥は今も立ち飲みとなっています。 スタンド珈琲としての矜持を、保っておられるのでしょう。 私は、「オリジナルケーキセット」をいただきたいので、2~3Fのテーブル席へ。 「旧軽モカロールケーキセット」800円を、ホット珈琲でお願いしました。 「ミカド珈琲店」は、昭和27(1952)年に、「軽井沢旧道店」を出店しました。 ジョン・レノン夫妻が、名物のモカソフトを好んで食べに来たことで有名です。 私がオーダーしたロールケーキには、その「軽井沢旧道店」のハウスブレンド珈琲「旧軽通り」を、使用しています。 生地の香りが素晴らしい。 そして、滑らかなコーヒークリームたっぷりです。 ミントの載ったホイップクリームと、長野県特産の花豆が二つに切られて添えられており、此方も美味しい。 一方、ホット珈琲は、創業時から受け継がれた日本橋ブレンド。 バランスが良く、マイルドな口当たりです。 「ミカド」の店名は、1885年初演の英国オペレッタから着想されたとのこと。 「世界に通用する味をつくる」という志が込められているそうです。 「ミカド」の初演当時、ロンドンで日本展が開かれ、イギリスは空前の日本ブームとなっていました。 しかしながら、当時のイギリスにとって、日本は物語世界のように遠い場所。 荒唐無稽な物語となっています。
南 たすくさんの行ったお店
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YOU
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うどん 丸香
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アカシア 新宿本店
新宿西口駅 / 洋食
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カリーライス専門店エチオピア 本店
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自家製麺 伊藤
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共栄堂
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むさしや
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ガヴィアル
神保町駅 / カレー
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丸五
秋葉原駅 / とんかつ
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味坊
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ムルギー
渋谷駅 / カレー
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中華そば 青葉 中野本店
中野駅 / ラーメン
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さぼうる2
神保町駅 / 喫茶店
- ~1000円
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一滴八銭屋 新宿本店
新宿駅 / うどん
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九十九ラーメン 恵比寿本店
恵比寿駅 / ラーメン
- ~2000円
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センターグリル
桜木町駅 / 洋食
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麺巧 潮
小川町駅 / ラーメン
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つじ田 神田御茶ノ水店
小川町駅 / つけ麺
- ~1000円
- ~1000円