駅から少し離れたこの場所へは、 目的のある人でなければ来ない静かな場所。 こちらにお客様がいるということは、 行くべき価値のあるお店だ ということがわかる。 外観は、扉の飾り金具が素敵な正統派の印象。 落ち着いた内装も、この土地にあった雰囲気。 店主の織り成すは料理は、 素材や創作にもこだわったものばかり。 当然、お値段はお高めになりますが、 価値ある一品がいただけます。 中でも、蛸の卵の旨汁漬は、 透き通った蛸の卵がつるりと喉をすべる なんとも言えない食感が魅力。 他では食べたことのない素材でした。 もう一品、磯シジミの酒蒸し。 磯シジミは、ハマグリサイズ。 シジミとはにわかに信じられない程大きさ。 旨みたっぷりのだし汁での雑炊は、 味覚と肝臓に響く逸品でした。 ご案内頂きましたKazutoshi Kanai氏に 深く感謝いたします。 ◆無花果の風呂吹 ◆蛸の卵の旨汁煮 ◆磯シジミの酒蒸し ◆特製もち豚肉じゃが
口コミ(3)
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こちらは若き店主の今後の進化が楽しみなお店です。勿論現時点でも高次元@谷中の寺町の路地。 千駄木駅を降り、団子坂と対をなす、三崎坂の緩やかな勾配のその先の裏通りにひっそりと佇むお店です。 駅は千駄木駅からが一番近いと思います。 この三崎坂は、「怪談 牡丹灯籠」の舞台にもなっていて、右も左も寺院だらけ。 都内ではなく、どこかの寺町に居るような錯覚をもたらしてくれます。 入口は、シンプル・端正の一言。 暖簾には、「日本料理」の染め文字が自信とこだわりを感じさせます。 一人飲み耐性を鍛えてきたものの、かなり手強そうww 店内は、店主の板場の前のL字カウンターとテーブルが一卓。 2階に14名程入れる部屋もあるようです。 店主はまだ若いですが、明るさの中にこだわりと自信を感じさせます。 自宅が近所と判明し、アイスブレイクw 出だしなんで、店主おススメを全受けしてみようと決心しました。 『蛸の卵 旨汁漬』 面白い! 柑橘系のお通しかと思ったら、蛸の卵です。初めて見たし食べたけど プチプチと蜜柑類のような面白い食感でした。 『出汁巻き玉子』 シンプルですが、しっかりした腕前が感じられます。 『無花果 風呂吹』 これも、面白いです! 魯山人の好物だったそうで。 割烹料理とスイーツの常識の境界線が崩れそうなメニュー。 スプーンを入れると、ピンクグレープフルーツのような果実が目に鮮やか。 無花果の酸味と、周りの和のたれが合わさり、絶妙。 是非、試して欲しい。 『胡麻河豚の白子焼』 大ぶりな白子です。 すだちを絞って、スプーンで頂くと爽やか且つ濃厚な旨味! 『肉じゃが』 これは、店主の自信作! ただし、このメニューだけは、やんわりだけどキッパリと、SNS等には一切公開しないでとのお言葉。 これからもこちらに通いたいので、勿論店主との信義を守り、アップしませんw 確かに肉じゃがであり、肉じゃがでなしw こんなアイデアもあるんだなぁ…とwこれまでの肉じゃがの概念を超えてます。 機会があれば、ご自身の目と舌で味わってみてください。 『穴子煮』 割烹的定番、レベル高し! 『穴子焼』 同じく、割烹的定番!すだちと焼きの香ばしさ、酒がススム君!w 『鱧 柳川』 これも、面白い! 柳川はこうという一線の外ですねw 胡麻油の風味?を感じる葱と、弾力ある鱧の実を、たれにジャブジャブ浸けて頂きますw 美味い。 『穴子 雑炊』 あらからこそいで旨味タップリ。 職人的手間と優しさを感じる〆でした。 日本酒は、今のところ冷酒は3銘柄。 『獅子の里(純米)』、『房島屋(純米)』、『黒龍(特撰吟醸)』 熱燗、焼酎、ワイン(ビオ・ワイン)等々あります。 写真の通り、決してコスパの店ではありません。 が、よく訓練された職人の手が一品一品掛かっているのが、実によく伝わってくるものばかりでした。 こういう食の職人は絶えないで欲しいなと素直に感じました。 財政的に年がら年中は行けないまでも… オッサンとなった今、こういうお店を一店知っておくのも乙だなと思いました。 折に触れて伺い、このお店の進化を長く味わってみたいお店です。 ■脳内BGM イーグルス『ラスト・リゾート』 https://www.youtube.com/watch?v=9xrasZXPRl0&feature=player_detailpage #谷根千 #割烹・小料理 #日本料理 #居酒屋 #しっぽり