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とんかつ 万平

まんぺい

予算
~2000円
~2000円
最寄駅
都営新宿線 / 小川町駅 徒歩3分(200m)
ジャンル
とんかつ ハンバーグ 定食
定休日
毎週土曜日 毎週日曜日 祝日

【牡蠣バター焼きの想い出】 秋になると愉しみな味がある。 肌寒さとひきかえに、あちこちで 牡蠣が品書きにあがる。 なかでも、あったかい牡蠣がいいし、 さすれば、しぜん酒もほしくなる。 フライにはビール、蒸しや焼きには 熱燗、温燗なんかもいい。 そんなとき決まって頭にうかぶのは ここ万平の「牡蠣バター定食」 これをどうしても食いたく小川町へ。 扉をひらくと、先客が三組。 清潔に磨かれたテーブル、品書きも 簡素、すっきりと凛とした、しつらえだ。 先客がビールを呑み、牡蠣バター焼きに 牡蠣フライをつつき、実にうまそうだ。 こちらもはやく幸福感を味わおうと 接客の女将さんに、瓶ビール(550円) 牡蠣バター定食(2000円)をたのむ。 歯ざわりのいい浅漬けキャベツをつつき、 ビールを呑んでいると、ものの数分で、 牡蠣バターが運ばれる。 ステンレスの皿にごろっと牡蠣が六つ、 千切りのキャベツにパセリ、わきにレモン。 それに、ごはんと味噌汁がつく。 さっそく、牡蠣になにもつけずかぶりつく。 (おぉ… これ、うまいなぁ…) 外の薄衣はカリッとして、主役の牡蠣は ふっくら。醤油とバターの香ばしい コクがしみにしみている。 甘じょっぱい味付けに、ラードの風味、 力強さがあり、米とビールがとまらない。 からしをまぶし、ほおばると、ぐっと 味がしまり、鼻からぬける磯の香りに、 からしのつんとした辛味がたまらない。 ふっくらと炊かれた米、味噌汁の具は、 豆腐のみ、すっきりとした白味噌で、 牡蠣のおともとして申し分ない。 惜しみながらひとつ、ひとつ丁寧に 味わい、気っ風のいい女将さんに会計を すませ店をあとにする。 一昨年、亡き友と酒を呑んでいると、 目を爛々とかがやかせ、会うなり 「お前、万平の牡蠣バター焼き食った? あれはホントうんまいんだよっ」 そのときは漠然といつか行こうと話し、 ついぞ、それは叶わなかった。 牡蠣バター焼きを食いながら、彼が 子供のように「うんまいんだよ」と言った 無邪気な笑顔がちらちらと頭にうかんだ。 いい値段の定食だが、うまい牡蠣バターと 想い出を食えると思ったら文句はない。 来年もまたこれを食べにこよう。 ごちそうさまでした。 牡蠣バター焼き 3月あたりまで提供 味噌汁もうまい

Hirotaka Kawasakiさんの行ったお店

とんかつ 万平の店舗情報

店舗基本情報 修正依頼

ジャンル
  • とんかつ
  • ハンバーグ
  • 定食
営業時間
定休日
予算
ランチ
~2000円
ディナー
~2000円
クレジットカード
不可

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住所
アクセス
                                        ■駅からのアクセス                        
                都営新宿線 / 小川町駅 徒歩3分(200m)
東京メトロ丸ノ内線 / 淡路町駅 徒歩3分(200m)
東京メトロ千代田線 / 新御茶ノ水駅 徒歩5分(400m)                        

                        

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席数

16席

カウンター
喫煙 不可
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