お好み焼き 八昌

おこのみやきはっしょう

予算
営業時間外
~1000円
最寄駅
広電1系統(宇品線) / 胡町駅 徒歩2分(160m)
ジャンル
お好み焼き 屋台 居酒屋
定休日
毎月第2日曜日 毎月第4日曜日 毎週月曜日
082-224-4577

【伝説の男】 多くの分家を持つ八昌、看板が青いから青八昌。その原点、広島の宝とも言われる大将 小川 弘喜氏が、自身がビブグルマンをとった店舗は後進に譲り、2014年より現在まで、フロントに立ちお好み焼きを焼いてくれる店が此方の店舗、幟町。営業時間は朝10時から15時まで。小川氏の焼くお好み焼きを求めて、連日長蛇の列。 寿司屋で言えば数寄屋橋次郎の小野氏の如く。未だ現場に立ち、毎日大量のお好み焼きを焼き続ける小川氏の姿は美しい。八昌の特徴である”うず高い山盛りのキャベツを低熱でゆっくりと火を通して甘みを出すため、1枚の焼き上げまで20-30分は必要”というのがあるが、小川氏の鉄板前での所作を眺めていればそんな時間はあっという間に過ぎてしまう。 小川氏は朗らかだ。ニコニコしながら複雑な、たまり続ける注文をこなしていく。割り付ける卵は2玉1卵。31ミリ厚の鉄板はピカピカに磨き上げられている。 私はちょうど開店直後の10時にお店に到着したが、入店できたのは40分後。その待ち時間の間、面白いことがあった。通りすがりのおじいちゃんが”この店、美味しい?いつもすごく並んでるけど。俺はもっと美味しい店があると思うんだけどなあ”と、なんと並んでいる人に向かって話しかけたのである。 なるほど。私はその意味がわかる。しかし、逆にいうと”問答無用で一度食べておくべきである”と思う。このお店に関しては、もっとうまい店が有るだろうとか、そういう観点の話ではもう無い。創業1971年、小川氏は既に46年もの間お好み焼きを焼き続け、日々考え、工夫してきたわけである。たくさん暖簾を分けた。その中で育っていき、高い評価を得ている者も多い。そういった伝説の氏のお好み焼きが”現在も食べられること”というのが重要なのだ。ああ、もう涙が出そうだ。一人の男が人生を費やした作品が此処にはある。それはもはや対価としての感動が存在するということだ。 小川氏が焼き続ける限り、私はこの店をまた訪れたいと思うだろう。そしてその時間は当然永遠ではなく、いずれ終わりが来る。そういう意味も込めて、今のうちに小川氏の焼くお好み焼きを、沢山の人に存分に味わってほしい。そう、思うのだ。 お店はそれはそれはの大混雑だったが、そういったことももうどうでもいい。店内では奥さんも従業員も、可能な限りの配慮をしてくれる。そして鉄板の前で手早くしかし、丁寧に焼き上げる小川氏を見れば、そんな混雑などどうでもいい、と思える。 世の中に物語があるお店はそう多くはないだろう。八昌幟町店はおそらく小川氏の終の住処であり、その物語の終着駅であり、その全てが詰まったお店である。 是非、一度は小川氏の焼きあげるお好み焼きを、ご賞味あれ。 伝説の男 ビブグルマン 焼くのに時間がかかります

akira iさんの行ったお店

お好み焼き 八昌の店舗情報

店舗基本情報 修正依頼

予約・問い合わせ 082-224-4577
ジャンル
  • お好み焼き
  • 屋台
  • 居酒屋
営業時間
定休日
予算
ランチ
~1000円
ディナー
営業時間外
クレジットカード
不可
QRコード決済
  • PayPay

住所 修正依頼

住所
アクセス
                                        ■駅からのアクセス                        
                広電1系統(宇品線) / 胡町駅 徒歩2分(160m)
広電1系統(宇品線) / 銀山町駅 徒歩3分(180m)
広電1系統(宇品線) / 八丁堀駅 徒歩5分(340m)                        

                        

座席 修正依頼

席数

30席

カウンター
喫煙 不可
※健康増進法改正に伴い、喫煙情報が未更新の場合がございます。正しい情報はお店へご確認ください。
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個室