【伝説の男】 多くの分家を持つ八昌、看板が青いから青八昌。その原点、広島の宝とも言われる大将 小川 弘喜氏が、自身がビブグルマンをとった店舗は後進に譲り、2014年より現在まで、フロントに立ちお好み焼きを焼いてくれる店が此方の店舗、幟町。営業時間は朝10時から15時まで。小川氏の焼くお好み焼きを求めて、連日長蛇の列。 寿司屋で言えば数寄屋橋次郎の小野氏の如く。未だ現場に立ち、毎日大量のお好み焼きを焼き続ける小川氏の姿は美しい。八昌の特徴である”うず高い山盛りのキャベツを低熱でゆっくりと火を通して甘みを出すため、1枚の焼き上げまで20-30分は必要”というのがあるが、小川氏の鉄板前での所作を眺めていればそんな時間はあっという間に過ぎてしまう。 小川氏は朗らかだ。ニコニコしながら複雑な、たまり続ける注文をこなしていく。割り付ける卵は2玉1卵。31ミリ厚の鉄板はピカピカに磨き上げられている。 私はちょうど開店直後の10時にお店に到着したが、入店できたのは40分後。その待ち時間の間、面白いことがあった。通りすがりのおじいちゃんが”この店、美味しい?いつもすごく並んでるけど。俺はもっと美味しい店があると思うんだけどなあ”と、なんと並んでいる人に向かって話しかけたのである。 なるほど。私はその意味がわかる。しかし、逆にいうと”問答無用で一度食べておくべきである”と思う。このお店に関しては、もっとうまい店が有るだろうとか、そういう観点の話ではもう無い。創業1971年、小川氏は既に46年もの間お好み焼きを焼き続け、日々考え、工夫してきたわけである。たくさん暖簾を分けた。その中で育っていき、高い評価を得ている者も多い。そういった伝説の氏のお好み焼きが”現在も食べられること”というのが重要なのだ。ああ、もう涙が出そうだ。一人の男が人生を費やした作品が此処にはある。それはもはや対価としての感動が存在するということだ。 小川氏が焼き続ける限り、私はこの店をまた訪れたいと思うだろう。そしてその時間は当然永遠ではなく、いずれ終わりが来る。そういう意味も込めて、今のうちに小川氏の焼くお好み焼きを、沢山の人に存分に味わってほしい。そう、思うのだ。 お店はそれはそれはの大混雑だったが、そういったことももうどうでもいい。店内では奥さんも従業員も、可能な限りの配慮をしてくれる。そして鉄板の前で手早くしかし、丁寧に焼き上げる小川氏を見れば、そんな混雑などどうでもいい、と思える。 世の中に物語があるお店はそう多くはないだろう。八昌幟町店はおそらく小川氏の終の住処であり、その物語の終着駅であり、その全てが詰まったお店である。 是非、一度は小川氏の焼きあげるお好み焼きを、ご賞味あれ。 伝説の男 ビブグルマン 焼くのに時間がかかります
akira iさんの行ったお店
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肉の大山 上野店
上野駅 / 洋食
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シンシン 天神店
天神駅 / ラーメン
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ジャッキー ステーキハウス
旭橋駅 / ステーキ
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矢場味仙
矢場町駅 / 台湾料理
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かんだ やぶそば
淡路町駅 / そば(蕎麦)
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白熊菓琲
天文館通駅 / カフェ
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- ~2000円
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大衆割烹 三州屋 銀座店
銀座一丁目駅 / 割烹・小料理屋
- ~2000円
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エル カリエンテ モダンメキシカーノ
品川駅 / メキシコ料理
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- ~4000円
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ハングリー ヘブン 目黒店
目黒駅 / ハンバーガー
- ~1000円
- ~1000円
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まんてん鮨 丸の内
東京駅 / 寿司
- ~3000円
- ~8000円
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シェイクシャック アトレ恵比寿店
恵比寿駅 / ハンバーガー
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- ~2000円
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みますや
新御茶ノ水駅 / 居酒屋
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- ~4000円
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豚足のかどや
なんば駅 / 居酒屋
- ~2000円
- ~3000円
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天すけ
高円寺駅 / 天ぷら
- ~2000円
- ~2000円
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無鉄砲 大阪店
今宮戎駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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吉宗 本店
観光通り駅 / 和食
- ~1000円
- ~2000円
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北大塚ラーメン
大塚駅前駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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春駒 本店
天神橋筋六丁目駅 / 寿司
- ~2000円
- ~3000円
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とんかつ マンジェ
八尾駅 / とんかつ
- ~2000円
- ~2000円
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築地すし大 本館
築地駅 / 寿司
- ~4000円
- ~5000円