味覚とは年齢が高ずれば高ずるほど変化していくものである。子どものころ美味かったものが、現在ではさっぱり。当然のこと反対も然りといえる。これは本来、人間の味覚は甘味、酸味、塩味そしてうま味の4種のみしかなく、その他の苦味、辛味は経験から獲得していくものであるから、当たり前なのだ。たしかに子どものころは鮎など美味く感じたことがなかった。…そもそもそういう高級品を食べさせてくれた両親に感謝すべきだが。 味覚だけでなく、脂っこくコッテリしたものを好む好まないというのも年齢によるそうだ。「そうだ」というのは50をすぎた私自身は、いまだ脂まみれコッテリごってりが大好きだからなのが情けなくてたまらない。だって美味いではないか。しっとり脂身のついた豚肉なとたまらない。 ただ一点、確実に好まなくなったものがある。 味噌ラーメン 私の10歳代は味噌ラーメンに恋焦がれ、サッポロ一番味噌ラーメンしか手に取らず、味噌ラーメンにしか注文せず、味噌ラーメン小僧とまで言われた私が、いつの間にかぱたっと食べなくなってしまったのはなぜだろうか。味噌味そのものは嫌いではないのだが。年齢というよりも食べすぎて閾値を超えてしまい、身体が受け付けないのかもしれない。 そんな事を考えていたら、しばらくぶりに味噌ラーメンを食べたくなってきた。よし、濃いめの味噌スープにお酢をしこたまぶち込んで豪快にやってやろう。という事でこちらへ 「蔵出し味噌 麺屋竹田」 以前は稲葉というかヤングファラオの斜向かいくらいにあったところだったような。コロナ、コロナ外出自粛と言われている割に混んでいるから、そこそこな人気店なのであろう。私は1人だからすぐにカウンター席に通されたが、入口付近には待っている家族連れもいたりする。 こちらのメニューは 信州味噌 やや濃い口 九州麦味噌 甘口 北海道味噌 濃口 という3種の味噌から選択することができる。私は信州人らしくこれを注文。 「信州味噌 肉ネギらーめん」957円 信州、九州、北海道と食べ比べてはいないがやはり信州はよい豊潤な香りがする。というのはご当地贔屓でしかないが、濃すぎず香りもほどほどなのが好印象だ。ひき肉と山菜味噌に辛味をつけた白髪ネギをどっさり。コッテリスープではあるが、中太の麺はなかなかコシのあるよい歯応え。これは美味い美味い。 「ミニチャーシュー丼」363円 こちらのチャーシューは供される前にバーナーで炙るようで、香ばしくサクリとした歯ごたえ、そしてシュワっと脂が出てくる瞬間が素晴らしくよい。もう少しタレのかかりが多いのを好むが、味噌ラーメンとのコンビネーションからすればこれくらいが妥当か。 久しぶりの味噌ラーメンにはとても満足した。面白いことにでは次はいつ食べに行こうか、とはならないところ。やはり食べすぎてしまったのか、はたまたB型気まぐれが出ただけなのか。
Arata Kondoさんの行ったお店
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永井食堂
津久田駅 / もつ鍋
- ~1000円
- ~1000円
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うなぎの宿 住吉
善光寺下駅 / うなぎ
- ~2000円
- ~4000円
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新潟鮮魚問屋 港食堂 ピアBandai
新潟駅 / 魚介・海鮮料理
- ~2000円
- ~2000円
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中央食堂
亀田駅 / 定食
- ~2000円
- ~3000円
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栄食堂
越中宮崎駅 / 魚介・海鮮料理
- ~2000円
- ~2000円
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新潟漁協 新潟支所直売所 地魚工房
新潟駅 / 海鮮丼
- ~1000円
- 営業時間外
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乙妻
本郷駅 / 和食
- ~1000円
- ~2000円
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SORA terrace cafe
湯田中駅 / カフェ
- ~2000円
- ~2000円
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とら食堂
村山駅 / 定食
- ~2000円
- ~2000円
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新鶴本店
下諏訪駅 / スイーツ
- ~1000円
- ~1000円
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食事処 志をじ
下島駅 / 定食
- ~2000円
- ~2000円
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イナリ食堂
飯山駅 / 定食
- ~1000円
- ~1000円
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入善 牡蠣ノ星
西入善駅 / オイスターバー
- ~4000円
- 営業時間外
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四川料理 きりん
長野駅 / 中華料理
- ~1000円
- ~2000円
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すし処 鮨岡
五日町駅 / 寿司
- ~1000円
- ~3000円
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三幸軒 安茂里店
安茂里駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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中華料理 永楽
今井駅 / 中華料理
- ~1000円
- ~1000円
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グリル ザ ブッチャー
長野駅 / ダイニングバー
- ~2000円
- ~3000円
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地魚食道 瓢
新潟駅 / 魚介・海鮮料理
- ~1000円
- ~2000円
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田りた 麺之助
上今井駅 / うどん
- ~1000円
- ~1000円