
左手に見次公園の池を眺めながら坂道を下っていくと煮干しの臭いで伊吹到着をしる。開店前から煮干しの臭いが辺りに漂っているのがすごい。 店の指示通りに並び、券売機で券を買う。昼は中華そばのみ。 スープ:圧倒的な煮干し感。灰色に濁ったセメント系スープは一見すると濃厚で重そうだが、動物系ベースとの絶妙な配合により、口当たりが滑らかで、洗練されたキレのある後味。一杯に大量の煮干しを惜しげもなく使用し、その旨味、風味、苦味、エグ味に至るまで、煮干しの持つすべての要素が極限まで凝縮されたスープ。 麺:やや細ストレート。低加水のパツパツ麺は、パツンと弾けるような力強い歯ごたえが特徴。スープをしっかりと拾い上げ、噛むたびに小麦の香りと煮干しの旨味が口いっぱいに広がる。 具:厚みが1㎝はある大ぶりのチャーシューは肉の旨味が詰まっており濃厚なスープと好相性。食感は硬め。刻み玉ねぎのシャキシャキとした食感と辛味が、濃厚な煮干しのリセット役として機能。海苔もいいアクセント。 仕入れる煮干しの産地や状態によって毎日スープの構成が変わるとのこと。一期一会の「極上の苦味と深み」を楽しめるため、常連さんが絶えないのだろう。美味しかった。 #71