【2024年10月訪問】 蒲田駅東口にある1893年創業の老舗鮨屋へ。 普段は税込6渋沢超のコースを提供しているが、2024年12月までは弟子が握る第五世代お任せ握りコースを15貫で6,600円と超破格な値付けで提供しているので即座に予約して訪問。 予約時間の10分前に入店可能で定刻にコース開始、訪問時の内容は以下。 ---------- 本鮪赤身145㎏(塩釜) 本鮪中トロ(塩釜) 本鮪叩き(塩釜) 青利烏賊(賢島) 小肌(天草) 青柳(野付) 鰆(賢島) 帆立昆布〆(根室) 鰯(余市) 香箱蟹(噴火湾) 鰤(余市) イクラ(根室) 鰹漬け(気仙沼) 穴子(松島) 出汁巻き玉子(田中農場鶏卵) あら汁(浅葱 素麺 七味)(本日全ての魚出汁) ---------- まずは鮪の柵を披露、この日は石司の塩釜145㎏もの。 赤身は珍しく塩のみで提供、酸味強く鮪らしい香りが広がる、シャリはややもちっと。 中トロは程よい脂アタックで咀嚼でほんのり蕩けるテクスチャー、次第に酸味と鮪香が広がる印象。 続いては赤身と中トロをいぶりがっこと叩いて山葵と葱を添えて。 口一杯の鮪にいぶりがっこのシャキシャキ食感と軽い薫香に葱山葵の辛味の組み合わせが秀逸で鮪料理の中では白眉。 ガリは酸味無くドライで辛味しっかり。 烏賊はねとっと甘味優勢、塩で旨味も引き出して好印象。 小肌は鮨種でシャリを巻く個性的なビジュアル、酢は控えめで旨味強く柔らかな身質。 青柳はジャクジャク感強く独特の香りを放つ。 鰆は時期的に脂控えめであっさりとして旨味を堪能。 帆立は利尻昆布の風味と帆立の甘味が同居して印象的。 鰯はじゅわっとほろっと身質に旨味強く脂は控えめな〆具合。 蟹は甲殻類の甘味に内子のプチプチ食感が心地好い。 鰤は独特の風味と鉄分を楽しむ。 当店スペシャリテのいくらが本コースにも組み込まれていて感激、パフォーマンスを楽しんだ後は出汁と魚卵風味が濃厚ないくらの味覚も堪能。 鰹は焦がし醤油みたいな味と風味で最も印象的な1貫、鰹の脂や鉄分は控えめ。 穴子は鱧のように骨切りしてぶりんとマッチョな弾力、シャリの酸味とツメのマリアージュ。 あら汁は赤出汁らしい酸味に生姜香と複数の魚の出汁がMix、素麺入りなのも嬉しい。 出汁巻き玉子は家庭的な甘い関東風、特大サイズの玉子焼に隠れてるけどシャリと合わせてちゃんと握りとして成立。 コース中は中治親方が時々個室に入ってきて料理の説明をしてくれて面白くもありためにもなります。 鮨種は全体的に軽く寝かせたようなテクスチャーで中治親方式の仕事を施してるのかな、派手さはなくしみじみと旨味を感じるタイプ、日本酒も同様にすっきり辛口系がラインナップされてました。 ドリンクも親方コースより安めに設定していて日本酒3杯頂いても1渋沢でお釣りがくる驚愕の価格、年内(12/15までだったかも)は五代目コースを予約可能、まだまだ空席あるので気になる方は早めの予約がおすすめです! #期間限定 #鮨 #寿司 #蒲田
口コミ(70)
オススメ度:95%
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8年ぶりに初音鮨! 大将がイタリアに行っているのでお弟子さんのコースでお値段も控えめ。 ベーシックなネタ中心だったので、頑張ってまた大将がいる時に来よう。 ちなみに我々以外は全て海外からのお客さんでグローバルな雰囲気でした
蒲田で異彩を放つ寿司屋さん。 大将のパフォーマンスとトーク、 女将さんが亡くなられてからご無沙汰だけど、また行きたいな
冬の味覚を味わいに初音鮨へ 蟹、白子トリュフ、まぐろ、お鮨のエンターテイメントで楽しい時を過ごせました。
圧倒的なパフォーマンスと素晴らしい技とホスピタリティ、全てが完璧でした。 お値段もかなり張るけど、納得感あります。 デザートの葛切りとコーヒーも絶品です!