
西武新宿駅から徒歩2分、新宿駅東口からも5分ほど、眠らない街・歌舞伎町の一角に静かに佇む「新宿うな鐵 はなれ」は、創業60余年の歴史を持つ老舗の矜持を感じさせる鰻料理の専門店だ。 今回は腰を据えて鰻を堪能すべく、「うなぎ串焼き一通り 九本」(4,136円)をはじめ、「白焼き」(2,420円)、「たたき」(2,420円)を注文。「銀杏」(363円)、「骨のから揚げ」(682円)、「うなとろ」(1,408円)などの一品料理を挟み、最後は「うな重 特上」(5,412円)で締めるというフルコースを組んでみた。 ここで特筆すべきは、やはり名物である串焼きの完成度! 頭から尻尾まで、多彩な希少部位の魅力を余すことなく引き出しており、串ごとに異なる脂の乗りや力強い食感、そして炭火の香ばしさがたまらない。 塩とわさびで引き立つ「白焼き」や、さっぱりと薬味でいただく珍しい「たたき」を肴に日本酒を傾けていると、ついつい飲みすぎてしまうこと間違いなし。〆に迎えた「うな重 特上」は、ふっくらと蒸された身に程よく甘辛いタレが絡み、あれだけ飲み食いした後でもペロリと平らげてしまうほどの美味しさだった。 店内は全席禁煙で、和の落ち着いたしつらえが心地よい。1階には職人の手元を望む臨場感あふれるカウンター席があり、一人でふらりと立ち寄って串と酒だけを粋に楽しむ、といった大人な使い方もよく似合う。 コースは内容だが、鰻と酒が好きな人には絶対オススメ。特に串や珍しい一品料理は他ではなかなか味わうことができない。