
抹茶のお店が多い中、ここは日本茶を堪能できる珍しいお店。せっかく外国からのゲストが来ているので、日本茶を知ってもらおうと思いこちらのお店をセレクト。
茶茶の間流 呈茶「かさね」
苺入り抹茶ティラミスセット 4,200円
呈茶「かさね」は、選んだ一つの種類の茶葉を4煎に分けて味わえ、コースのようにお茶を楽しみ尽くせるもの。
選んだ茶葉は、静岡県葵区の流星という種類。50年以上前からある茶畑で作られ、昨今では珍しい手摘み。
まずはお茶の葉をそのままぽりぽり食べます。お茶として液体になる前でもお茶の味わいが口の中に広がって苦みと旨みが楽しめます。
一煎目は、氷水で淹れたお茶。お茶というより量は少ないのでエッセンスのような感じ。基本的に温度が高いお湯で淹れると苦く、低い温度のお湯で淹れると旨み成分が強く出るのですが、氷水で淹れたものは初めて。昆布出汁?って思うほど旨みがすごくてお茶じゃない感じ。茶葉の表面に積み重なった旨みだそう。
二煎目は、一煎目に使った茶葉に熱湯を注ぎ、すぐに氷で冷やしたもの。冷茶になるとぎゅっと濃縮された旨み成分が少し離れてすっきりと飲みやすくなります。口の中で広がる香りも爽やかな感じに。
三煎目は、熱湯で淹れた温かいお茶。お茶の葉が開いてくるので苦味も合わさってきます。
四煎目は、苦味と旨みのバランスが取れた最適な温度で淹れたお茶。たっぷりの量を入れてくれるのでそのままでも、スイーツと一緒でもたくさん飲めます。四煎目が私たちが自分で淹れる時と近い感じで馴染みがある飲み方です。
スイーツは今の時期限定の苺入り抹茶ティラミス。
ティラミスの層になるスポンジは抹茶カステラみたいなしっかりした生地。西尾の抹茶を使い、濃くて口の中で広がる香りが最高。苺も酸味と甘味がちょうどよく苦めの抹茶との相性も抜群で大変美味しくいただきました。
今までにないお茶体験。
日本人としてぜひ多くの人に日本茶の奥深さを味わってもらいたいです。
とっても良い時間が過ごせました。