【直近感動メシ！懐かしの味…ビル街に谷間に佇む昭和然とした食堂のラーメンにホッと一息】 直近感動メシ、前回の「喜多方食堂 磯崎」に続きラーメンです。今回は先週月曜日に行った勝どきの「しなそば家」さんです。この日、午前中に車でイビキ外来の病院へ。子供ができてからずっと自分の「イビキ」が家庭内で問題視されてきておりましたが、6月からいよいよ本腰を挙げてイビキ外来に通院開始。最初の検査の結果、重度の睡眠時無呼吸症候群と診断され先月、噂のCパップデビュー。先週はひとまず1ヶ月経過の結果を聞きに。徹夜やら息子の寝かしつけで毎日装着はできないけど装着中は問題なしとの事。しかし、いつ外せるかという質問には何となくはぐらかされた感じに。月に数千円かかる機材代を早く止めたい気持ちもありつつ、親子3人川の字で寝る為に暫くは仕方ないのかな…何となく腑に落ちないままでしたが、時間は11時半くらい。この日は午後出社でこのまま車で向かう予定にしていたので、せっかくなら普段あまり行けない場所にしようと思い立ち、前から行きたかった勝どきの「しなそば家」へ向かう事に。 場所は勝どき駅から徒歩2〜3分。清澄通りから一本裏の路地で月島第二児童公園の目の前くらい。近くの駐車場に車を停め向かうと見えてきたのは、もう昭和からそのままみたいなレトロな町中華的な食堂的な佇まい。昔の写真を見ると赤い看板だったようですが今は白地の暖簾で少しオシャレ感も。勝どきと言えば新興の超デカいタワマンや高層ビルが立ち並ぶ印象ですがビル群の脇にあって昭和の労働者の街だった勝どきの名残りが垣間見えますね。昔から地域の人の胃袋を満たしてきたと思われますが、創業がいつなどの情報は一切出てきません。ただ看板に載っている電話番号に市外局番が無いという事は携帯が普及する1990年代以前からあるのではと推察できます。2000年代に入り大江戸線開通に伴い勝どきの再開発が進む中でも生き残っているというのは人気の証左でしょう。ちなみに故佐野実氏とは関係ないようです。 店内もレトロ感に溢れていますが清潔感がある小ざっぱりとした感じ。壁にメニューの短冊があったりする所はまさに昭和の食堂感。座席はテーブル席のみの14席。到着したのは12時半頃で行列こそなかったものの満席でしたが、ちょうどお会計のお客さんがいてすぐにご案内頂きました。当然のように相席なのも昔ながらな感じで良いすねw フロア担当も厨房もオジサンメインで回しているご様子。客層はやはり周辺で働く人達が中心ですが、ファミリー層やわざわざ来てるっぽいカップル等の姿も。メニューはラーメン、ワンタン麺、味噌ラーメン、担々麺をベースにネギやチャーシューを追加していく超ベーシックラーメン店スタイル。他にもつけ麺や肉味噌冷やし中華とかもありました。クソ暑かったので冷やし中華にめちゃくちゃ惹かれましたが、まずは基本のラーメンを、と言うわけで「しなそば家ラーメン全部乗せ」（1200円）の大盛り（100円）でお願いしました。 5分と待たず着丼！早っ！そして良いじゃないですか、この超々正統派な見た目のザッツラーメン！全部盛りなので当然ですが、具材たっぷり。煮卵に辛ネギ、海苔、なると、焼豚にワンタンも入っています。まずはスープから頂くと…うむーむっちゃ美味い！裏切らない味！鶏ガラベースの醤油とコレまた超正統派ながらコク深く塩辛すぎない、むしろほのかに甘味を感じる優しい味にレンゲが止まらない勢い。麺も裏切らない細めの縮れ麺ですが、 何となく普通とは違う旨味とぱつんと切れる良い食感。こりゃ止まりませんな。大盛りの量も思った以上に多く啜っても啜ってもまだまだ無くならない感じが嬉しい限り。焼豚とワンタンはちょっと今どき感ある味付け感で正統派の中のある意味斬新さが楽しめました。まぁ昔から使ってるのかも知れないけど、それが今の時代だからこそ革新的な感じなのかも。 後はどんどん麺を啜って啜ってスープを飲んで飲んで！間に入ってくる辛ネギが食感にも味にもアクセントを加えてくれて良い感じ！最後まで飽きる事なく食べ続けられるこの正統派な味、やはり素敵だなーと思いながら気付けば完食！いやー満足感高いわ。空調はしっかり効いてるけど、熱さで結果汗だくになりながら啜る夏の一杯、堪りませんな。外に出ると吹く風に当てられ涼しさを感じつつ、がなる蝉の音に夏をより色濃く感じる、コレもまた昭和ノスタルジアってかw他の人が食べていた味噌ラーメンとかも美味そうだったなーちなみに夜は一品物もあるみたいで軽飲みにも使えそうなので、今後も機会が有れば立ち寄りたいお店になりました。この手のお店が減りつつある中でどノーマルながら絶品のラーメンを味わえるお店は本当貴重なので末永くお世話になりたく思います！ご馳走様でした！
駅から近い
禁煙
ランチ営業あり
おひとり様OK
昭和レトロな町中華で味わえる正統派ラーメンと多彩な麺メニュー
駅から徒歩数分の裏路地に佇む、昔ながらの町中華食堂。どこか懐かしい昭和の雰囲気が漂う店内は清潔感があり、テーブル席に相席スタイルと親しみやすい空間です。鶏ガラベースの醤油スープはコク深くも優しい味わいで、細縮れ麺と相性抜群。具だくさんのラーメンやワンタン麺、辛ネギや煮卵のトッピングも充実しており、坦々つけ麺や味噌ラーメン、ザーサイの食感など飽きさせない工夫が満載です。仕事帰りの軽い一杯や家族連れ、カップル、地元の方まで幅広い客層に愛されています。正統派の味とノスタルジックな雰囲気に、思わず何度も通いたくなる貴重な町中華です。
