ダルマット本店 OMAKASEコースでイタリアンと新しい食材の体験を
恵比寿や六本木に支店を出すダルマットの本店。友人の送別会で利用。コース5品のうち2品がパスタで、麺好きとしては幸せだった。梨にまみれたパスタは他では見ませんね。
【500回投稿(番外編): 究極のマイベスト1レストラン。 記憶に残る我が愛しきレストラン。 パリの歴史的建造物、 ホテル デ クリヨンのメインダイニング 「レ・アンバサドゥール」にて】 【前置き】 突然だが「自分とは何か?」 少々哲学的だが、 それは「記憶」だと思っている。 これまでの全ての「記憶」から 「Kazuhiro Suganuma(自分)」 がつくられている。 そういった点で、 素晴らしいレストランの選定基準は、 「記憶」に如何に残っているか、 だと思っている。 食べた時点に感じた味や雰囲気も大切。 しかし、その「時点」もすぐに過去になる。 過去のこととして忘れさられるか、 それとも、 「思い出」として記憶に残り続けるか。 それが、素晴らしいレストランか否かの 決め手だと思っている。 500回投稿では番外編として、 約20年間「思い出」として 「記憶」に残り続ける最高のレストラン、 「レ・アンバサドゥール」について語りたい。 【本題】 時を遡ること約20年前。 1997年7月7日七夕の日。 新婚旅行で、 ドイツ→スイス→フランスの強行軍。 しかも前日のセーヌ川ディナークルーズにて ボトル3本以上飲み二日酔い。 昼のベルサイユ宮殿観光キャンセル。 「ベルサイユを知らぬ男」 と今でも妻に言われ続けているw。 そんな日の夜の話。 パリのコンコルド広場前。 フランス革命前の1758年、 国王ルイ15世の依頼により建築された フランス様式の宮殿。 クリヨン伯爵邸として使用後の1909年、 高級ホテルとしてオープンしたのが、 ホテル・ド・クリヨン。 かつてクリヨン伯爵が社交ダンスを楽しんだ大広間。 ここが、メインダイニング 「レ・アンバサドゥール」。 ミシュランの星付レストランである。 この後は当時の記録に頼りたい。 「楽しかった旅も今夜で最後!! そこで最後の夜にふさわしいディナーをとのことで選んだのは、ホテル「クリヨン」内にある2つ星レストラン「レ・アンバザドゥール」!! コンコルド前にあるこのホテルは、何でも世界のVIPも泊まる格式あるホテルとのことであるが、中に入って納得!! 「素晴らしい!!」の一言につきる。 レストラン内も、壁、床全て総大理石と非常に豪華である。 最初席につくと、フランス語でペラペラ話され、ビビったが、「フランス語はわからない、英語にしてくれ!!」と頼んだ瞬間、見事な英語に切り替えてサービスをしてくれた。 フォアグラの前菜、子牛の肉のメインを頼んだ後は、ソムリエの登場である。 さすが、本場?かっこいい!! ソムリエに、 「ボルドーを飲みたい。」と告げたら、 「若いのが好きか、古いのが好きか?」と尋ねられたので、 「古いのが好きだ。」 と返答したところ勧めてくれたのが、 「'70 Ch Cap De Mourlin」だった。 このワインの感想はというと、 「とてもよく熟成された焦げ茶色で、 香ばしい香りがした。 まろやかでやさしい味でありながら、 力強さも兼ね備えていた。 自分の生まれた年(1969年)とほぼ同じころ作られたワインと思うと感慨深いものがあった。 」 であり、 本当に最後の夜にふさわしい、 おいしいワインであった。 もちろん、料理の素晴らしさ、一流のサービス、内装の豪華さの相乗効果によるものであることは認めるが、私にとって忘れることのできない一本になった。」 #ワイン