カウンターの白木の一枚板が舞台に見える。 きょうは食事に来たのではない。 視覚、嗅覚、そして味覚。五感で味わう芸術鑑賞にきたのだ。 まずは「つまみ」だ。 寿司店でつまみといえば、ネタをいくつかお造りにして出す、というイメージだったが、ここでは全く“別物”が登場する。それも、オリーブオイルを使ったもの、ナスをペースト状にして蝦蛄と和えたものなど、ワインにも合うような数品が出てくる。もちろん、純米「田中六五」との相性もバッチリだ。 飲み過ぎると感覚が麻痺してしまうので、握りに入ったらあがりにしてもらう。鯛、イサキ、アオリイカ…と地魚が続く。シャリは固めで歯ごたえがあり、自分好み。ここまでは物語でいうところの「序」。 車海老が出てきて「破」。口に入れた途端、あまりの衝撃に思わず息を飲む。タラバガニの脚肉かと錯覚してしまうくらいの身の厚さ。あの甲殻類独特の味、香りが強烈に脳を刺激する。なんだこれは。 続いて舞台に載せられたのは「大助(おおすけ)」。北海道近海で獲れる鮭のことだ。(帰宅後、家人からどんなネタが出てきたかを訊かれ「鮭」と答えたら、「ああ、サーモンね」と返事されたが、そんなのを想像してもらっては困る・笑)鱚を挟んで、鰯、帆立と北海への旅は続く。その帆立は「低温蒸し」されたもの。口元に近づけると、味覚より先に嗅覚が反応する。適度に水分が抜け、味がギュッと凝縮されているのが分かる。雲丹巻き、穴子、玉子で〆め。 本当に美味しいもの、本当に美しい芸術に触れると、人は無口になる。あるいは、唸る。それを実感した1時間だった。
Tomoharu Miyaokaさんの行ったお店
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シンシン 天神店
天神駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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あなごめし うえの
宮島口駅 / 穴子丼
- ~2000円
- ~2000円
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博多らーめん Shin Shin 博多デイトス店
博多駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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狐狸庵
白木原駅 / うどん
- ~1000円
- ~1000円
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hitoshinaya
羽田空港第1ビル駅 / 和食
- ~1000円
- ~2000円
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博多水炊き とり田 博多本店
中洲川端駅 / 水炊き
- ~3000円
- ~5000円
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安全食堂
九大学研都市駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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ahill 銀座店
銀座一丁目駅 / 鉄板焼き
- ~3000円
- ~15000円
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元祖瓦そば たかせ 本館
川棚温泉駅 / そば(蕎麦)
- ~2000円
- ~3000円
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富松うなぎ屋 黒田本店
大善寺駅 / うなぎ
- ~3000円
- ~3000円
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池田屋
赤坂駅 / 餃子
- 営業時間外
- ~4000円
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辛麺屋 桝元 中洲本店
中洲川端駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~2000円
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エムズグリエ
渡辺通駅 / 中華料理
- ~5000円
- ~5000円
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博多みやちく
中洲川端駅 / 鉄板焼き
- ~3000円
- ~6000円
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三原豆腐店
中洲川端駅 / 豆腐料理・湯葉料理
- ~4000円
- ~4000円
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西新 海豚や
西新駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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磯ぎよし 下川端店
中洲川端駅 / 魚介・海鮮料理
- 営業時間外
- ~5000円
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うどん日和
六本松駅 / うどん
- ~1000円
- ~1000円
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味一
西新駅 / ラーメン
- 営業時間外
- ~1000円
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藤よし
天神南駅 / 焼き鳥
- ~1000円
- ~3000円