一由そば@日暮里! Twitter で一由そばにピザ天ができた事を知り、早速伺ってみた! ボクは冷凍ピザのスライスに天ぷら粉をつけて揚げたものを想像していたが、その想像はまったくもって裏切られた。 ピザ天とは、サラミ・チーズ・ピーマン・玉ねぎ・オレガノのかき揚げであったのである。 このピザ天がすごいのは、トマトソースが一切ないのに、いわゆるピザの味がするのだ。 そして、ピザの代名詞とも言えるチーズもアクセント程度にしか入っていない。 このピザ天を構成する具材の中で、確実にピザの味を連想させてくれたのは、サラミでもチーズでもなく、オレガノであったのだ! 一由そばがすごいのは、ココである。 一般的にピザの構成要素として最小限重要とみなすのは、チーズやトマトソースだと考えがちだが、それはハッキリ言ってしまえば間違いだったのかも知れない。 少なくとも、一由そばのピザ天を食べて、ピザの味だと認識するに至った最大の立役者はオレガノであった。 つまり、餃子の味を構成する要素を考えた場合、一般的には焦げた皮の風味や肉汁溢れる挽肉、白菜やキャベツ、そして、にんにくを挙げるかも知れない。 だが、餃子の餃子たる味の最小公倍数はニラなのである。 多くの人が「あ、この味、餃子っぽい」と認識するのはニラのおかげであり、「あ、なんとなくピザの味がする」と認識するのはオレガノであったという訳だ。 実はその料理の味を決定づけるのは、必ずしも肉汁溢れる挽肉やサラミやチーズではなく、香りの強い植物性、言い換えればハーブの風味であるという「気づき」が重要なのである。 これはいかにも、かき氷のシロップの味はすべて同じで、違うのは香料と着色料だという、嘘のようで本当の話と同じである。 一由そばのような大衆そば店は、多くの人がそれをピザと認識するであろう「Common Sence」(共通認識)を素早く察知し、メニューに活かす事が重要である。 逆に言えば、最近流行のフョージョン料理や、エルブリに端を発した分子ガストロノミーやモラキュラーキュイジーヌは、その多くの人がそれと認識するであろう「Common Sence」(共通認識)をあえて外す発想と作業が必要となる。 一由そばの150円のピザ天は、逆説の逆説的に解釈すれば、世界で最も安価なモラキュラーキュイジーヌと言えなくもないのではなかろうか?
Akira Sugiharaさんの行ったお店
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おにやんま
五反田駅 / うどん
- ~1000円
- ~1000円
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アシエンダ デル シエロ
代官山駅 / メキシコ料理
- ~2000円
- ~4000円
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肉の大山 上野店
上野駅 / 洋食
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銀座 朧月
銀座駅 / ラーメン
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- ~1000円
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カナルカフェ
飯田橋駅 / カフェ
- ~3000円
- ~5000円
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鶯谷園
鶯谷駅 / 焼肉
- 営業時間外
- ~6000円
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神田まつや
淡路町駅 / そば(蕎麦)
- ~1000円
- ~2000円
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新橋 纏
新橋駅 / ラーメン
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- ~1000円
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青島食堂 秋葉原店
秋葉原駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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生粋
末広町駅 / 焼肉
- 営業時間外
- ~10000円
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カフェ アクイーユ恵比寿
恵比寿駅 / カフェ
- ~2000円
- ~3000円
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ジャポネ
銀座一丁目駅 / パスタ
- ~1000円
- ~1000円
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もつ焼き 大統領 支店
上野駅 / 居酒屋
- ~2000円
- ~3000円
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ロウリーズ・ザ・プライムリブ 恵比寿…
恵比寿駅 / ステーキ
- ~5000円
- ~15000円
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麗郷 渋谷店
渋谷駅 / 台湾料理
- ~2000円
- ~4000円
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下町バル ながおか屋
上野広小路駅 / スペインバル
- 営業時間外
- ~4000円
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田中そば店 秋葉原店
末広町駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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ひみつ堂
千駄木駅 / 甘味処
- ~2000円
- ~2000円
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自家製麺 伊藤
赤羽駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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鳥竹総本店
渋谷駅 / 焼き鳥
- ~2000円
- ~4000円