予算:30,000〜40,000円
日本を代表する鮨の超名店「鮨 さいとう」と現代美術ギャラリー「NANZUKA」がコラボした新業態のお鮨屋さん
大将を務めるのは、鮨さいとうの齋藤孝司の元で修行を積み、「香港鮨さいとう」の立ち上げを行い、ミシュラン2つ星を獲得した経歴を持つ小林郁哉さん。
昼間はアートギャラリーとして、夜はギャラリーの作品に囲まれながら小林さんの握りを頂けるという、革新的なお店です。
@shinshin_kiei_owner さんの貸切会にお誘い頂き、初訪です♂️
この日頂いたお料理は以下の通りです。
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お料理
・ハマグリの茶碗蒸し
・アワビ、タコの煮物
・香箱ガニ
・白子とウニご飯
・あん肝
・のどぐろ
・ヒラメ
・ブリ
・コハダ
・赤身
・トロ
・アオリイカ
・大トロ
・イクラ
・イワシ
・サバの巻物
・ボタン海老
・トロの巻物
・かっぱ巻き
・玉
・ウニ
・アナゴ
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ここからは印象に残っているお料理をレビューしていきます。
・香箱ガニ
この時期になると色んな所でみかける香箱ガニ。
こちらではパンパンに身が詰まっており、カニの旨味が凝縮されています。
・白子とウニのご飯
こちらはこの日初めに驚いた一品。
ウニで和えられたご飯と、クリーミーな白子が味・食感ともに完璧です。
リゾットのような滑らかな食感と、ウニと白子の濃厚な旨味が本当に堪りません。
ノリの香りもいいアクセントになり、全体のバランスもとても良いです。
できることなら毎日でも食べたい一品です。
・あん肝
こちらもかなり衝撃的だった一品。
シンプルにこれまでの人生で食べたあん肝の中で、一番美味しいです。
素材の良さなのか?仕込みのおかげなのか?この時質問できなかったことをとても後悔しています。
とにかく旨味がものすごく、知人と共に驚きました。
ゆずの風味もうまくあん肝のコクを引き立てていました。
・ヒラメ
いよいよ握りのスタートです。
1貫目は弾力のあるヒラメから。
繊細な旨味を感じ取れるよう、味覚を研ぎ澄まして味わいます。
シャリも空気をよく含んでおり、今後の握りにも期待が持てます。
・ブリ
まるでトロのように煌々と輝くブリ。
よく脂が乗っていますが、決してしつこくなく、白身魚のいいところがしっかりと感じられます。
・赤身
身がしっかりとした赤身。
これぞマグロといった濃厚な味わいです。
良いお寿司屋さんほど、赤身はしっかりと赤身でトロとの差別化を図ってきますが、こちらもその例にもれず赤身感が強めです。
若干厚切りに切られているのも味わいを引き立てていてGood
・トロ
こちらもお見事と言わざるを得ないトロの握りです。
口に入れた瞬間とろけるような食感と、脂の甘さが最高に美味しいです。
繰り返しにはなりますが、シャリが良く空気を含んでいるので、ネタのとろけ具合とシャリのほぐれ具合が何とも堪りません。
・アオリイカ
脂の余韻が残っている中で、お次はアオリイカ
ねっとり感が素晴らしく、イカ特有の甘さが口いっぱいに広がります。
肉厚な身はとてもジューシーで、アオリイカの良さが前面に押し出た見事な一貫です。
・大トロ
トロよりもさらに脂の乗った大トロ。
一流のお寿司屋さんは温度管理まで徹底されますが、この握りについては食べ手側も気遣ってすぐに食べる必要性に駆られる程、温度が重要な握りです。
こちらもトロ同様、とろけるような食感と脂の甘みがやってきますが、トロよりも余韻として残る旨味が強かったです。
・イワシ
大将がネタを切り分けているときから、絶対に美味しいだろうと楽しみにしていたイワシ。
見ての通り脂の乗り方がとても良く、イワシ特有の旨味が抜群に感じられる握りでした。
・ボタン海老
プリプリとした食感のボタン海老。
ボイルされており、温かい状態で提供されます。
身がとても肉厚で、食べごたえもある一貫です。
総評、握りもつまみもレベルが高く、さすがは小林さんという感じです。
実はどうしても仕事で急な対応があり、途中10分ほど抜けてしまったのですが、握り置きをせずに自分の分だけ食べる時に握ってくれました、、、
無礼な行動にも関わらず、真摯に対応して頂き本当に感謝です。
美術作品には全く明るくありませんが、これまでにない新しい空間で、新鮮な気持ちで寿司が食べられます。
逆に空間自体に