青島豆漿店


予算
営業時間外
~1000円
ジャンル
台湾料理
不明

【 豆漿よりもばあちゃんの焼く肉餅 】 滞在中一度は豆漿を食べる。別に好きでもなんでもないが、なんとなく台湾ムードというか、あの味は一度食べたくなる不思議なものだ。 ホテルから行った先の有名店は、正月でも平日でも関係なくまた、馬鹿みたいに並んでいた。2Fにお店があるのにビルの外まで溢れ出し、なおかつビルをぐるっととぐろを巻くように並んでいるのだ。 時間の無駄が嫌いなので、他のお店を探す。綾瀬はるかも行っていたよく行く豆漿店に行こうかなと思えど、この日の予定ではルートが悪いので選んだのがこの青島である。 結果から申し上げると豆漿は好みではなかったし、油条も別に普通だ。というか、圧倒的に鶴見緑地安田交差点にある日曜中華市の豆漿の方がどちらもうまい。 が。 そんなものはどうでもいい、このばあちゃんの焼く持ちの方である。肉餅。いわゆる、肉まんの皮をパンでスワップしたものだ。 胡椒餅という有名な食べ物があるが、あれはタンドール式の縦釜であり、ばあちゃんがつかうのはピザ窯のような横式だった。 ころころ ころころ ばあちゃんが転がして焼いているのを見て、美味しそうだなと注文したそれは、こういう料理として今まで食べた中のあらゆるものの頂点を極めていた。 この肉餅、難しいのだ。内部の餡に多量の肉汁が含まれるため、そのパンとの接触部がねちゃねちゃしたりして食感が悪い。もしくは焼ききれてないケースが多い。 しかし、ばあちゃんは違った。それがばあちゃんが生きてきた年月である。ぶっきらぼうに、むぞうさに、コロコロと釜でパンを転がし、焼け具合を確認しながら焼いていく。 横釜でしかできない作業だ。タンドール式の弱点は一発勝負であることだし、加熱を変えることができない。果たして、その神がかった焼き具合。 外はカリカリ、中ふわふわ。餡も肉汁が溢れ出すのに、その接触部までちゃんと、火が通っていてさらに、まるで、スープをかけたぐらいの決定的さなのである。 公園で唸り声を上げるおっさん。それが私だ。かんどうして呻いているのだ。うおおおおお。誰とも共有されることのない感動を、嗚咽で空へ還そう。 お店は中正紀念堂の近くだ。イートインはコロナのせいでやってないのでテイカウとなる。中正紀念堂で呻いている人はみんな、きっとアオシマのばあちゃんの肉餅を食べているからだ。 あなたも、仲間入りしようじゃないか。

akira iさんの行ったお店

青島豆漿店の店舗情報

店舗基本情報 修正依頼

予約・問い合わせ 不明
ジャンル
  • 台湾料理
予算
ランチ
~1000円
ディナー
営業時間外

住所 修正依頼

住所
100 台湾 Taipei City, Zhongzheng District, Section 1, Hangzhou South Road, 139-3號

不明