カリー食堂 リトル・スパイス

公式情報
Little Spice

予算
~2000円
~1000円
ジャンル
スリランカ料理 テイクアウト カレー
定休日
毎週水曜日 無休
0969-22-3475

こちらはどうやら9年ぶりの訪問でした。 カフェカレー文化が花開いた吉祥寺において、独自のスタンスで知られた老舗カレー店。 「カレー食堂 リトルスパイス」 インドやスリランカのスパイス料理をベースにしたカレーライスがいただけるお店。 オープンは2004年。 昨今流行りのスパイスカレーの大大大先輩と言えるでしょう。 昔はなんとなく、敷居が高いお店という印象を持っていました。 売り切れ早仕舞いと臨時休業が多く、入れないことが多いのに加え、頑固なこだわりの店主の前に緊張するというイメージ。 いや、こちらの勝手なイメージなんですけどね。 この日ふ日曜夜20時ころの訪問。 すんなり入れました。 と、思ったら次来た客にはカレー売り切れのアナウンスをしていたので、ギリラストの幸運を得たわけです。 ちょっと通好みな映画タイトルが並ぶ店内は昔と変わらず。 カイエデュシネマの視点を感じます。 世界観は変わらずとも、よく見ればその内容は変化しています。 映画人も多く住むこの街ですから、交流も多いのでしょう。 ★ジントニック ¥380 お酒がリーズナブルなのも嬉しいポイント。 混んでいたり、次に待ち客がいたりすると寛ぎすぎ厳禁ですが、カレー売り切れのタイミングなら気を使いすぎることもありません。 カレーはキーマはじめ、レバーを使ったブナカレーまで色々。全部仕込みが別で、全部違う味ってことなのですが、今回はこちらを選択。 ★ブラックカレー ¥1030 スリランカの家庭料理がヒントの辛口カレー。 唐辛子マークはこの店最高の5個です。 黒いカレーの中には鳥手羽元が3本。ライスは日本米。 一口たべてみて、その味わいが以前感じたのと逆の印象なのに驚きました。 かつては尖った、ある意味変わり者が作るカレーという印象だったのが、今あらためて食べてみると優しい。 スリランカ人が作るスリランカ料理をかなり円やかにして、日本人がカレーライスで親しんだ日本米に合うようアレンジしてあります。辛さ5も、辛い!というほどではなく、食が進む微かな辛さ。 なるほど、現地料理に触れたマスターがアレンジした方向性は、ニッポンのカレーライスなのですね。 「リトルスパイス」のカレーに優しさを感じるなんて、自分でも驚き。 それは自分自身この9年、様々な異国料理を食べてきたからでもあるのですが、それ以上に気づいたことがあります。 人々が感じる辛さ、人々が感じる美味しさ(または「本格感」)の振り幅が、この10年ほどで大きく乖離しすぎているのではないだろうか。 印象がエッジから優しさに転じても、それでも美味しい「リトルスパイス」。 ちゃんとした料理は、ちゃんと美味しいのですよね。 ●「カレー細胞」Facebookページ https://www.facebook.com/CurryCell ●twitter「カレー細胞」:@hm_currycell https://currycell.blog.fc2.com/blog-entry-4890.html

松 宏彰さんの行ったお店

カリー食堂 リトル・スパイスの店舗情報

店舗基本情報

予約・問い合わせ 0969-22-3475
ジャンル
  • スリランカ料理
  • テイクアウト
  • カレー
営業時間
定休日
予算
ランチ
~1000円
ディナー
~2000円
QRコード決済
  • PayPay

住所

住所
アクセス
                                        ■駅からのアクセス                                    

                        

座席

カウンター

0969-22-3475