【 野田阪神ラビリンス 】 どうされますと聞かれて、とりあえず白で、濃いやつをお願いしますと。うちはビオなんで、あまり濃いのは、、、という感じのやり取りからスタートして、多分、そこらへんはまだ、私と彼女との意図が通じていないという段階。 いくつかを出してきた中にあった、ドメーヌ、ジュリアンメイエ、、、、、、!! 「先日ヴィヴァヴァンヴィヴァンで飲んだんです、ジュリアンメイエのエマ、現当主パトリックが娘のエマの、二十歳の記念に醸した微炭酸の白ワインが、口にするたびに背筋がゾクゾクする凄まじいワインだったんですよ。」 まだ、私と彼女の中に齟齬があるといった感じの反応。とにかくジュリアンメイエ。天才パトリックメイエのかもすアルザスの白ワインの、素晴らしい味わい。アルザスの清涼で澄み渡る景色が浮かび上がるような際立つ酸。 さて、じっくり腰を落ち着けて飲むとするかなと。田舎風お肉のパテ、を頼んだらなかなかの厚みの綺麗な切り身で出してくれてポツリと「パリみたい」とこぼしたら、そうですか?割と普通じゃないですか?というその感じは、多分ここが野田阪神で、そこにちょっとイメージできないほどパリっとしたワインバーがあるという違和感の現れなのかもしれない。しっかりとした肉質のパテで、添えられたマスタードの味も素晴らしくいい。料理の腕も、とても良い。 徐々に馴染んでいく感覚。私が何を求めているか、という理解度。それはここから出てきた二つの日本のワインに特徴的に現れた、言うなれば、彼女はソムリエとして体験を売るということを実によく理解しているわけである。 ちゃんと手を動かして、嬉々として畝に入り、土をいじって作業することを好むソムリエ。積極的にワイナリーに出向き、誰が、どんな場所で、どんな想いでその酒を醸しているかを知り、それを伝えるという事を職業として成立させること。 「今日絶対飲むべきはこの、ニクヤロウです。何故ならこのワインは、マスカットベリーAを軸にしているからです。」 最後の1杯に於いて勧めてきたのは、瞳ワイナリーやフジマルから独立して、山形で醸されているワイン。先ず、マスカットベリーAという極めて挑戦的なブドウ。ヤマソーヴィニヨンとメルロで整えられたそれの、キャッチーでフレッシュで山形のテロワが見えるような酒。 凄いね、できれば避けて通りたいと思うマスカットベリーA。香りもそれそのものだけれど、口に含むと全く違う。素晴らしいバランスで成立しているベリー系の瑞々しさ。奇妙な甘さだとかは全く無縁だ。 みんな解ってきたんです、日本には日本の良い気候や、良いブドウがあって、ヨーロッパの真似をしてうまくいかないし、逆に、日本は日本に作れる素晴らしいワインがあるっていうことを、やっとみんな解ってきたんです。 と彼女は言った。
akira iさんの行ったお店
-
肉の大山 上野店
上野駅 / 洋食
- ~1000円
- ~2000円
-
博多らーめんShinShin 天神店
天神駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
-
ジャッキー ステーキハウス
旭橋駅 / ステーキ
- ~3000円
- ~3000円
-
矢場味仙
矢場町駅 / 台湾料理
- ~2000円
- ~2000円
-
かんだ やぶそば
淡路町駅 / そば(蕎麦)
- ~2000円
- ~4000円
-
白熊菓琲
天文館通駅 / カフェ
- ~1000円
- ~2000円
-
大衆割烹 三州屋 銀座店
銀座一丁目駅 / 割烹・小料理屋
- ~2000円
- ~4000円
-
エル カリエンテ モダンメキシカーノ
品川駅 / メキシコ料理
- ~2000円
- ~4000円
-
ハングリー ヘブン 目黒店
目黒駅 / ハンバーガー
- ~1000円
- ~1000円
-
まんてん鮨 丸の内
東京駅 / 寿司
- ~3000円
- ~8000円
-
シェイクシャック アトレ恵比寿店
恵比寿駅 / ハンバーガー
- ~1000円
- ~2000円
-
みますや
新御茶ノ水駅 / 居酒屋
- ~1000円
- ~4000円
-
豚足のかどや
なんば駅 / 居酒屋
- ~2000円
- ~3000円
-
天すけ
高円寺駅 / 天ぷら
- ~2000円
- ~2000円
-
無鉄砲 大阪店
今宮戎駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
-
吉宗 本店
観光通り駅 / 和食
- ~1000円
- ~2000円
-
北大塚ラーメン
大塚駅前駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
-
春駒 本店
天神橋筋六丁目駅 / 寿司
- ~2000円
- ~3000円
-
とんかつ マンジェ
八尾駅 / とんかつ
- ~2000円
- ~2000円
-
築地すし大 本館
築地駅 / 寿司
- ~4000円
- ~5000円