食堂スワロウ

しょくどうすわろう

予算
-
~1000円
最寄駅
長野電鉄長野線 / 市役所前駅 徒歩10分(800m)
ジャンル
定食
定休日
毎週日曜日
不明

論争といえば、このところ嫌韓あるいは反日ヘイトなどが喧しいばかりだが、あんなものは無責任な言いっ放しであって見るにも聞くにもたえない。レベルが低すぎて相手をするのもお断りだ。母親からよく言われたではないか。 「バカを相手にするとバカがうつる」 無視するのが一番。本来、健全な論争とは楽しいもの、エンターテイメント性すら持ちうるものなのだ。  例えば1952年に繰り広げられた「カミュ=サルトル論争」…といいたいところだが、そんなものに接しているわけもないので別なところにいくと、栗本慎一郎vs筒井康隆の「虚航船団の逆襲」は面白かった。栗本による書評(というより感想文)に筒井は「日本初の"虚構"をテーマとした作品を、単に面白いつまらないで語るとは何事だ」と反論したものだ。「虚航船団」は文房具の登場や虚構による世界史、印象的なラストシーンなど読みどころはたくさんあるが、全盛期の筒井をイメージすると見事に肩透かしされる作品でもある。それを無邪気に批判した栗本も悪いが、反論文の方が鮮やかだった筒井も分が悪かった。  もっとも面白かったのが立花隆による「ロッキード裁判批判論争」だ。突然起きた田中角栄一審判決への"批判キャンペーン"に立花がひとつひとつ丁寧にぶった斬るというものだった。特に渡部昇一が完膚なきまでにやりこめたところなど、鮮やかすぎて涙がでるほど感動したものだ。   「食堂スワロウ」 石堂町から長野図書館に抜ける道、名前はわからないのだが、かつて旧北国街道にあたり中央通りが出来るまでは長野市のメインストリートであったという。世が世であれば由緒正しき街道であった筈だが、現在は静かな街並みとなっている。こちらは昔の家をリノベーションして開店された食堂で、なかはカウンターのみ7席ほどの小さな場所だが、味よし価格よしで評判なのだそうだ。この日はたまたま入店と同時に座ることが出来たが、すぐにウエイティングシートはいっぱいになり、行列ができていた。"今週のランチ"が人気のようで、みながみなそれを注文していた。私もつられてしまいそうだったが、なんとか初志貫徹してこちらを注文した。  「玉子焼き定食(甘い)」620円 シンプルといえばこれ以上のものはないだろう。炊きたて熱々のごはんにワカメの味噌汁、漬け物、ひじきの煮物にメインディッシュである玉子焼き。まるで朝ごはんのようなフォルムであるが、これがまた美味い。ひとつひとつが吟味された珠玉の、といってしまうと大げさに聞こえるかもしれないが、だからこその人気店であるともいえる。そして何より玉子焼きだ。出汁巻ではなく、砂糖とみりんと酒が効いていて、ふんわり甘くてふわふわで。といえばこれ以上のものはない。わがままを言わせて頂ければ、もっと甘い方を好むのだが。   さて、ここで問題を提起したい。 玉子焼きは甘くあるべきか、甘くない方がよいか。私は圧倒的に前者である。砂糖が効いていてこそ玉子が引き立つのだ。皆さまはいかがお考えであろうか。健全な論争を望む。

Arata Kondoさんの行ったお店

食堂スワロウの店舗情報

店舗基本情報 修正依頼

予約・問い合わせ 不明
ジャンル
  • 定食
営業時間
定休日
予算
ランチ
~1000円

住所 修正依頼

住所
アクセス
                                        ■駅からのアクセス                        
                長野電鉄長野線 / 市役所前駅 徒歩10分(800m)
JR信越本線(篠ノ井~長野) / 長野駅 徒歩11分(830m)
長野電鉄長野線 / 権堂駅 徒歩11分(860m)                        

                        

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不明