世のオトコどもはマザーコンプレックスがデフォルトなのだという。私など絶対にないと思っていたのだが、今まで書いた文章を読み返していくと母のことが頻出しているところをみると、決して否定は出来ないレベルでマザコンだったようだ。あぁ恥ずかしい。 それは母親側からも言えるようで、オトコの子ども、オンナの子どもを比較するとどうも前者の方に手をかけたがる傾向にあるようだ。まぁ女の子の方が育てやすいのは間違いないからなぁ。これは私の体験でもある。 そんな可愛がり、手塩にかけて育て上げた息子どもほど薄情なものはないのだ。母親がどのような食事を作ってくれていたか、彼女の味わいがどんなものだったか、きれいサッパリ忘れ果てている。おれの母ちゃん唐揚げって作ってくれたことあったかや?考えてみれば、すでに母と過ごした年月より離れている年月の方が長いのだし、結婚してからの年月ですら、そろそろ追い越そうかという状況だから仕方がないのかもしれない。 とはいえ、 母親の料理を忘れるくらいならまだしも、独身・独居時代に私は何を食べていたのだろう?アルツハイマーになってしまったのだろうか。 たまぁに自炊もしていたとは思うが、それはほとんど土日祝日のこと。あとはほとんど外食だった。朝は最寄り駅のコンコースにあるマクドナルドや立ち喰いそば、昼は勤務先近辺の食堂など。夜はいったいどうしていたのだろうか。帰宅途中で済ませていたのだろう。 一軒だけ覚えているのは、乗換駅の連絡通路途中にあったスタンド式のラーメン屋だ。その店ではチャーハンと餃子しか食べたことがなかった。たぶん一番安かったのだろう。 「えど家」 北長池の人気店。久々にお邪魔するのは、単に駐車場に止められなかっただけなのだ。紅いカウンターにもたれながらメニューを確認。よし、これとしよう。 「チャーハン」500円 ゴロゴロチャーシューが入っているわけでもない、エビがたくさん入っているわけでもない。ニンジンとピーマンと細かく刻まれたチャーシュー少しと玉子のシンプルチャーハン。塩胡椒と玉子のほんわりした香りが口中へ充満する。 「餃子」250円 すっきり普通サイズ。背面がパリッと焼かれていて見た目も歯ごたえもよし。ひと噛みすると、中から肉汁がほとばしり出てきて美味い。あまりにんにくが効いていないのもよし。 25年前のあの頃、チャーハンを食べながら、私はいったい何を考えていたのだろう。たぶん、何も気にせずボサーっとしていたのではないか。あの時もう少し考えて行動していれば、と思わなくもないが、今更仕方のないことばかりなのが情けない。
Arata Kondoさんの行ったお店
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永井食堂
津久田駅 / もつ鍋
- ~1000円
- ~1000円
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うなぎの宿 住吉
善光寺下駅 / うなぎ
- ~2000円
- ~4000円
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新潟鮮魚問屋 港食堂 ピアBandai
新潟駅 / 魚介・海鮮料理
- ~2000円
- ~2000円
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中央食堂
亀田駅 / 定食
- ~2000円
- ~3000円
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栄食堂
越中宮崎駅 / 魚介・海鮮料理
- ~2000円
- ~2000円
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新潟漁協 新潟支所直売所 地魚工房
新潟駅 / 海鮮丼
- ~1000円
- 営業時間外
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乙妻
本郷駅 / 和食
- ~1000円
- ~2000円
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SORA terrace cafe
湯田中駅 / カフェ
- ~2000円
- ~2000円
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とら食堂
村山駅 / 定食
- ~2000円
- ~2000円
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新鶴本店
下諏訪駅 / スイーツ
- ~1000円
- ~1000円
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食事処 志をじ
下島駅 / 定食
- ~2000円
- ~2000円
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イナリ食堂
飯山駅 / 定食
- ~1000円
- ~1000円
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入善 牡蠣ノ星
西入善駅 / オイスターバー
- ~4000円
- 営業時間外
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四川料理 きりん
長野駅 / 中華料理
- ~1000円
- ~2000円
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すし処 鮨岡
五日町駅 / 寿司
- ~1000円
- ~3000円
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三幸軒 安茂里店
安茂里駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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中華料理 永楽
今井駅 / 中華料理
- ~1000円
- ~1000円
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グリル ザ ブッチャー
長野駅 / ダイニングバー
- ~2000円
- ~3000円
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地魚食道 瓢
新潟駅 / 魚介・海鮮料理
- ~1000円
- ~2000円
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田りた 麺之助
上今井駅 / うどん
- ~1000円
- ~1000円