にしきや

にしきや

予算
~2000円
営業時間外
最寄駅
東京メトロ千代田線 / 千駄木駅 徒歩1分(38m)
ジャンル
居酒屋 魚介・海鮮料理 焼き鳥 刺身
定休日
毎週日曜日 祝日
03-3828-0935

錦鯉のツッコミの方に似てるって言われます。 にしきや@千駄木! 谷根千の名店中の名店! めちゃくちゃ久しぶりに来たが、やっぱりいい店だ。 聞いたら間もなく創業70年になるらしい。 なんと表現すればいいのだろう? 酒場や居酒屋というには、凛としている。 かと言って、割烹とか小料理屋と言うには大衆的な価格と安堵感がある。 酎ハイが300円と安価ながら、しっかり焼酎が濃い! そうした安価な大衆店と思わせながら、奈良・久保本家の「生酛のどぶ」なんかがあって、ちゃんと燗にしてくれたりするから、嬉しくて仕方ない。 生酛のどぶはにごり酒である。 ある時代から日本酒は、米を必要以上に磨きすぎ、香水のような吟醸香をプンプンさせ、キンキンに冷やして、水のように飲みやすいだとか、フルーティだとか言って、一部のおバカさんがはしゃぐようになってしまった。 だがしかし、日本酒は、いや、日本酒こそがメシに寄り添う食中酒の最たるものであったはずである。 生酛のどぶは、米そのものの味がする。そして、驚くほどになんにでも合う。 もつ焼きや焼鳥、煮込みにも刺身にも合う。 個人的にはタイ料理のヤムウンセン(春雨サラダ)やソムタム(タイ風青パパイヤのサラダ)に合わせるのが好きだ。 何軒目かの訪問だったため、あまり種類が食べられなかったが、まずは酎ハイをお願いした。 大きめにカットされたシバ漬けがお通しで、甘酸っぱいシバ漬けが酎ハイによく合う。 そして、名物の煮込み。 しっかり煮込まれた酒に合うタイプだ。 もう一品食べたくなって、白魚のお刺身と冒頭の生酛のどぶを燗にしてもらった。 かつて大川(隅田川)でも採れた白魚は、江戸時代には徳川家康にも献上されていた高級魚である。 網にかかって水揚げされるとすぐに死んでしまうほど繊細ということもあって、あまり市場に出回らない。というより1950年代頃から河川の汚染で隅田川からは姿を消してしまったらしい。 白魚は透き通っていて、脳や内臓が見える。 その脳の形が三葉葵(徳川家の家紋)に見えることから、徳川家では大変大事にされたという。 白魚の透明感のある白と、白く濁った生酛のどぶ。白魚からうっすら感じる塩味と苦味が、生酛のどぶのクリーミーな甘味で中和する。 三代目三遊亭金馬は大の釣り好きで知られ、「江戸前の釣り」という本の中で、古き良き昭和30年代の東京の釣りを克明に記している。 東京湾奥の青ギスの脚立釣り、隅田川支流のタナゴ釣り… 今では東京の海や河川から絶滅もしくは絶滅危惧種になってしまった。 一度失うと取り戻す事は困難になる。 ボクも家康のように隅田川の白魚が食べたかった。

Akira Sugiharaさんの行ったお店

にしきやの店舗情報

店舗基本情報 修正依頼

TEL 03-3828-0935
ジャンル
  • 居酒屋
  • 魚介・海鮮料理
  • 焼き鳥
  • 刺身
営業時間
定休日
予算
ランチ
営業時間外
ディナー
~2000円
クレジットカード
  • Amex
QRコード決済
  • PayPay

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住所
アクセス
                                        ■駅からのアクセス                        
                東京メトロ千代田線 / 千駄木駅 徒歩1分(38m)
JR山手線 / 西日暮里駅 徒歩11分(810m)
JR山手線 / 日暮里駅 徒歩11分(830m)                        

                        

座席 修正依頼

席数

20席

カウンター
喫煙 不可
※健康増進法改正に伴い、喫煙情報が未更新の場合がございます。正しい情報はお店へご確認ください。
[?] 喫煙・禁煙情報について
個室

03-3828-0935