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手打古式蕎麦

てうちこしきそば

予算
~2000円
~2000円
最寄駅
東京メトロ千代田線 / 湯島駅 徒歩6分(450m)
ジャンル
そば(蕎麦) うどん
定休日
毎年1月1日 毎月第3月曜日

とても個性的な手打ち蕎麦の名店。 開業より32年。ご夫婦2人で切り盛りしています。とても元気なご夫婦です。 経営姿勢は信念と合理性に貫かれています。その中心は、もちろん、蕎麦へのこだわりです。(Rettyを見て訪問) 黒く、太く、強い(こわい(硬い))田舎蕎麦を提供する店は数多ありますが、当店の蕎麦は、それらのうちでもとても個性的なものです。 (ご亭主は、蕎麦業界の中では“異端児”であるようです。) 蕎麦(麺)の色は最も黒い方に属するが、それ以外の点では当店の蕎麦は、何か逸脱したような要素があるわけではありません。(たとえば「竹邑庵」(京都)のようには。) 非常にまっとうな蕎麦でありながら、しかも、正しい意味で、はっきりと“個性的”であると言える点こそが評価・注目に値するものです。 大根おろしの搾り汁(大根汁)で食す蕎麦を提供していることも特色です (「古式蕎麦」を名乗る所以)。(「かいぜ」(長野県、上田エリア) 参照。) 写真1:辛味大根古式もりそば(1200円(税込)) (青首大根を用いた「古式もりそば」は 990円。) 大根おろしの搾り汁に醤油を加えたつゆでいただくせいろ蕎麦です。 左、手前は、蕎麦猪口に搾り汁のみを注いだもの。その奥も搾り汁。 その奥のは生醤油です。 薬味は、浅葱(あさつき)と削り節。 蕎麦はとても黒いが、太さ、こわさは、食べやすさを阻害するほどのものではない。 ベタつきもなく、それなりに滑らかに仕上がった蕎麦です。粉っぽさは感じられません。 大根汁は、喉に来る辛さです。舌と喉で感じる辛さですが、香辛料の場合のように頭頂部に汗が噴き出たり、鼻水が出てくることはありません。 醤油は、出汁や甘味を含まないが、その有する意味(必要性)は、それが「古式」であるという以外にはないように思われます。 肝腎の蕎麦の味、香りはどうかということですが、大根汁の辛さが強烈すぎて、判り難くなっています。——しかし、いずれにせよ、この点についての批評・評価は、筆者の宿題としておきます。 蕎麦の量は多い。(標準的な大盛か、それ以上。二人前いただくと、苦しくなると思います。) 写真2:ぶっかけ山かけそば(1150円) 真っ白なとろろ芋が蕎麦を覆い尽くしています。 とろろは、真っ白ですが、粘りが強く、大和芋と思われます。 蕎麦つゆ(左奥)は、普通の蕎麦つゆ。 薬味は、浅葱と紅葉おろし。この紅葉おろしも、写真のように、唐辛子が多く、かなり真っ赤なものです。 ☆お薦めです。 写真3:日本酒「菊水」とつき出し つき出しは、イワシとわさび漬け。 鰯は、焼いてから甘辛く煮て、鱈子(たらこ)をまぶしたもの(たぶん)で、美味しい。 山葵漬けも上質なもので、美味しい。 「お口に合うかどうか判りませんが、お蕎麦が出来あがるまでの間、よろしければお召し上がりください。」 と言って、おかみさんが出してくれた。 実に由緒正しい日本語だが、こういう言葉が他所ではほとんど聞かれることがなくなってしまったことを、慨嘆とともに思い起した。 それも、当店の場合、この立派なつき出しは無料なのだ (蕎麦屋なんだから、つき出しの酒肴が無料なのは当然なのだが)。 菊水 (白キャップ?/辛口? or...)=600円 冷酒は、単に大きなぐい飲み(コップ)に注いで供されます。 (蕎麦湯も大きな湯飲みで供されます。) 飾り気がなく、合理的です。 写真4:酒肴の献立書き 写真5:店内の様子 お土産の「揚げそば」が安い(余った蕎麦の有効利用だからというわけではあろうが)。 写真6:貼り紙(一部) 黒い蕎麦を提供することについての説明書き。 「四番粉」「五番粉」という呼称は一般的なものではないので、取引先の製粉業者のやり方に依存するものでしょう。 そして、当店の蕎麦粉は五番粉であるということなのでしょう。 当店の蕎麦(麺)は1種類のみです。 玄蕎麦の産地は不祥。 蕎麦粉割合は秘密——筆者の食味センサーによれば、7〜9割の範囲から外れてはいない。(十割ではないということだけは明言されています。) なぜ秘密なのかと言うと、「誤解される虞れがあるから」なのだそうです。 ——ご亭主からは、いろいろな話をたっぷり伺ったのですが、公表できないようなことばかりで…。 うどんはありますが、ご飯物はなかったかと…。 もりそば、ざるそば=890円 かけそば=680円 かけうどん=570円 ☆ランチタイム(14時迄)には、もりそばが650円/600円(さび抜き) でいただけるようです。 定休=第3月曜 閉店時間はそんなにちゃんと決まっているわけではないので、遅めの時間に来店する場合は、電話で確認してください。(2013/7/28)

KanjiTalk1_muraokaさんの行ったお店

手打古式蕎麦の店舗情報

店舗基本情報 修正依頼

ジャンル
  • そば(蕎麦)
  • うどん
営業時間
定休日
予算
ランチ
~2000円
ディナー
~2000円
クレジットカード
不可

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住所
アクセス
                                        ■駅からのアクセス                        
                東京メトロ千代田線 / 湯島駅 徒歩6分(450m)
東京メトロ銀座線 / 末広町駅 徒歩7分(530m)
JR中央線(快速) / 御茶ノ水駅 徒歩9分(670m)                        

                        

座席 修正依頼

席数

22席

カウンター
個室