
【昼の献立】店主自ら採取した山菜や旬野菜などをご提供(リクエスト予約)
銀閣寺の近くにある多くの料理人が影響を受けた和食の名店
叡山電鉄叡山本線 茶山駅から歩いて19分のところにある「草喰 なかひがし」。素材の良さを最大限に活かした料理が楽しめる、人気の料理屋だ。旬の素材は、シンプルながらも大胆にアレンジされており、品数と内容を考えるとコストパフォーマンスが非常に高い。料理の最後に頂くコーヒーと水菓子はまた格別だ。
写真#1:季節の移り変わりを頂く。琵琶湖のモロコ、筍、若い万願寺唐辛子、虎杖と山蕗。 写真#3〜#4:五月は端午の節句、右に束ねた菖蒲は剣で蓬は薬ということで往時は菖蒲を軒先に挿していた風習があり、蓬は健康に育って欲しいという祈りが込められている。筍もすくすくと育つようにとの思いがある。一番下に敷いてあるのは竹皮である。 脱線するが、昭和の三十年代までは肉屋さんで肉を買うとこれか経木の薄板で包んでくれた記憶がある。 竹皮の上、緑鮮やかな虎杖(いたどり)を皿に見立てて、八寸が並んでいる。細々とは思い出せないが、生の銀杏の葉が時計でいうと7時の場所に置いてあり、味についてはコメントが難しいが昔から銀杏の葉は滋養強壮に良いと言われている。 写真#5:ライスペーパーで包んであるのは、猪の燻製の薄切り、菜花、芥子菜、クレソン、酸葉、ルッコラ、フェンネルを母の日の花束仕立てにしてある。 写真#6:銀杏の葉の下に、鰹の燻製にしたものを日本蜂蜜で味付けして、上に露地栽培の苺スライスを載せたものがある。添えてあるのはこの苺の葉だそうで、少し酸味がある。ほとんどの人間は苺の葉まで使おうと考えないであろうが、そこを考え実践してしまうところがなかひがし氏の人と違うところなのであろう。 写真#7〜8:端午の節句は過ぎてしまったが、粽である。笹の粽に巻き付けたイグサの紐をくるくると外す作業が楽しい。 写真#9;中国の「耳杯」という杯に、ギボウシ(うるいとも呼ぶ)の炊いたものの上に鹿すね肉を干し肉にしたフレークを掛けている。子供が親のすねを囓るという言葉を洒落ているのである。丸まっているのはこごみである。これもこごんでいる子供がこれから大きく育つことをかけているのであろう。 写真#10〜11:白味噌のお椀、新タマネギを蒸し焼きにして、中央に芥子を加えてあるので、白味噌の甘みの中に爽快感がある。散らした三つ葉の茎の歯応えも楽しめる。ご主人からは椀の蓋の網目模様の説明があったが、「一網打尽」「何が獲れたかはわからん」ということであった。 また、五月三日は下鴨神社の大祭があり流鏑馬が行われるが、丸い椀を流鏑馬の的に見立て、中央の芥子が大当たりだとのこと。 写真#12:器は五月の葵祭にちなんだ葵の葉を模してあり、岩魚を焼き、ねぎ坊主を載せてある。ここのご主人との出会いがなければ、ねぎ坊主など口に入れることはなかったであろう。 写真#13〜14:当店自慢の三ヶ月も井戸水で飼い清めた鯉の洗いである。細作りの洗いへ塩を当て、その上に山椒を散らしてあるが、他に煮凝り、皮の湯引きも並んでいる。浅葱の新芽、大原の赤紫蘇、山独活(うど)の乱切りは塩で食べる。さらに鯉の鱗まで皿に載せてある。酸っぱい虎杖にクレソンの花を差し込み、矢車か水車の見立てである。 写真#15;次の皿は魚か肉の二択となったので、問われて「べこ」と答えたら一同爆笑。ルッコラやクレソンなど西洋野菜も使い、蕗の薹ソースの緑が鮮やかである。莢豌豆(さやえんどう)の使い方も見事である。黄色の花の名前は聞きそびれた。 写真なし;筍、虎杖、山吹とモロコの炊き合わせに、田中とうがらしを使っている。「田中」は産地である左京区田中地区から来ているが都市化によって、現在は畑はなく、上賀茂で栽培されていると聞く。別名はししとうがらしと聞いてしまうと有難みがなくなるが、各地で販売されているししとうの原種であるから有り難く思わねばならない。 写真#16;蕨と油揚の炊いたんの上に葱坊主を載せてある。 写真#17;鰯雲をあしらった皿に特上の鰯一尾でご飯を頂く。これは定番メニューである。 写真#18;じゃが芋を米油と塩だけで味をつけ、ほんのり甘みがあるキハダの実を合わせてある。役行者が開発したという陀羅尼助丸という胃腸薬は、現在も複数の会社で製造されているが、その主成分がキハダの樹皮である。皮と身では部位が違うがなんとなく胃腸に効きそうである。 何はともあれ、中東氏の豊かな知識に触れることができ、普段は口にすることのない食材を楽しめる。上洛する楽しみのひとつがここである。なお、2022年5月末の食事を今頃になって投稿したことをお許し頂きたい。
電話してたまたま空いてて予約できました。ラッキー。税抜20,000円のコースに、ビールとグラスワイン白と、たまご掛けごはんを注文しました。 おくどさんで炊いたごはん、の前までが、 前菜だそうで(笑)、メインディッシュは 、ごはんです。今日は山形産のつや姫を丁寧に 炊いて下さいました。 ご馳走さまでした。 #キャッシュオンリー #現金のみ #カード不可 #2階座敷もいいが絶対に1階カウンターがおススメ
ミシュラン二つ星、哲学の道近くの日本料理。 中東さんは最近本も出版されたそう。 普段食べることのない草をたくさん食べた。 個人的ヒットは鯉サラダ。味、盛り付け、皿とも絡めたストーリー性など総合的に楽しめました。 最後のいちごも人生1美味しかったな〜。 安くは無いですが素晴らしい体験が出来ました。
ミシュラン二つ星、プロフェッショナルにも出ていた中東氏の草摘料理@京都東山 毎朝取りに行くという様々な植物のバリエーションと、美しさ、世界観は圧巻の小劇場 月替りというコース・メニューは食材の組み合わせもクリエイティブ。一つの皿に入る食材の豊富さも異次元 皿数も多くすっかりお腹いっぱいでしたが、この日の個人的なヒットは鮎とカラスミ松茸ご飯 松茸は炊き込まず焚き上げたご飯の熱で香りを引き出しみずみずしく鮮烈な香りが味わえる凄い松茸ご飯でした はっきり言ってお高いですが、唯一無二な体験。ダジャレ満載の喋りも含め、極める名人芸にただただ感動でした
予約・問い合わせ | 075-752-3500 |
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クレジットカード |
不可
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住所 | |
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アクセス |
■駅からのアクセス 叡山電鉄叡山本線 / 元田中駅 徒歩19分(1.5km) 叡山電鉄叡山本線 / 茶山駅 徒歩19分(1.5km) 叡山電鉄叡山本線 / 一乗寺駅 徒歩25分(1.9km) |
席数 |
30席 (一階カウンター 13席、 二階は座敷が二部屋) |
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カウンター | 有 |
喫煙 |
不可
※健康増進法改正に伴い、喫煙情報が未更新の場合がございます。正しい情報はお店へご確認ください。
[?] 喫煙・禁煙情報について |
個室 |
有 6人用 |
お店のホームページ | http://www.soujiki-nakahigashi.co.jp/ |
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利用シーン | デート、貸切ができる、禁煙、忘年会、新年会、個室 |
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