弁当を持ち歩くという習慣がない。 今までなかったわけではない。優しい家内にもお願すれば作ってくれるしその方が安くつく。経済的にも万々歳!すべてこの世は丸く納まるのだ。ところが、商売柄出歩くことが多いのだ。それだけならよいのだが自動車での移動となってしまう、季節によっては放置できないし、まさか現場に持ち歩くわけにもいかない。メシ喰いながら打ち合わせしようや、という事も頻繁にある。したがって外食中心のランチタイムとなる。 そもそも弁当は好きなのだ。 特別感があってよいではないか。旅行のとき、遠足のときや給食がお休みのときその他様々なお弁当を持っていくというシチュエーションそのものが好きなのかもしれないが。 お弁当はのり弁をデフォルトなのだ。 母親の作る弁当は、ほぼすべてがのり弁だった、という事情からなのだが、だからといってこれほど美味いものはほかにあるのか?ご飯をよそって海苔を敷き込み上から醤油をジャぁっとかけ、その上にまたご飯をよそって海苔を敷き込みまた醤油をジャぁっとかけ。持ち歩くにつれ、メシが偏りおかずがあちらこちらにぶっ飛んでしまっている。あまりみっとものよいものではないが、弁当といえばそんなものであると思っている。 そうした古典的のり弁当はほっかほっか亭もしくはほっともっとのような弁当専門店の登場で一気に進化した。熱いご飯におかかと昆布の佃煮。無愛想に敷き込まれた一枚海苔、その上には白身魚のフライとちくわの磯辺揚げ、キンピラゴボウというあらたな構成は、まさしく革命といえた。その革命も、35年を経て更なる進化を遂げた。海苔の下にチーズを敷き込んだ「チーズおかかのり弁」、目玉焼きとソース焼きそばがビルトインした「BIGのり弁当」そして今回の注文はこれだ。 ほっともっと稲田店「特のりタル弁当」420円 ごくデフォルトなのり弁の上にはいつもの白身魚のフライ、キンピラゴボウ。しかし、そこにあるのはちくわの磯辺揚げではなく鶏の唐揚げとメンチカツであり、それをなんとタルタルソースでいただくという。まさに新機軸、進化の果てといって過言ではなかろう。まことに素晴らしい。 そしてお腹いっぱいの午後。次回ののり弁に想いを馳せつつ、自堕落かつだらだらの午睡にふけるのである。
Arata Kondoさんの行ったお店
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永井食堂
津久田駅 / もつ鍋
- ~1000円
- ~1000円
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うなぎの宿 住吉
善光寺下駅 / うなぎ
- ~2000円
- ~4000円
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新潟鮮魚問屋 港食堂 ピアBandai
新潟駅 / 魚介・海鮮料理
- ~2000円
- ~2000円
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中央食堂
亀田駅 / 定食
- ~2000円
- ~3000円
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栄食堂
越中宮崎駅 / 魚介・海鮮料理
- ~2000円
- ~2000円
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新潟漁協 新潟支所直売所 地魚工房
新潟駅 / 海鮮丼
- ~1000円
- 営業時間外
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とら食堂
村山駅 / 定食
- ~2000円
- ~2000円
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乙妻
本郷駅 / 和食
- ~1000円
- ~2000円
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SORA terrace cafe
湯田中駅 / カフェ
- ~2000円
- ~2000円
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新鶴本店
下諏訪駅 / スイーツ
- ~1000円
- ~1000円
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食事処 志をじ
下島駅 / 定食
- ~2000円
- ~2000円
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イナリ食堂
飯山駅 / 定食
- ~1000円
- ~1000円
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入善 牡蠣ノ星
西入善駅 / オイスターバー
- ~4000円
- 営業時間外
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四川料理 きりん
長野駅 / 中華料理
- ~1000円
- ~2000円
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すし処 鮨岡
五日町駅 / 寿司
- ~1000円
- ~3000円
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三幸軒 安茂里店
安茂里駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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グリル ザ ブッチャー
長野駅 / ダイニングバー
- ~2000円
- ~3000円
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中華料理 永楽
今井駅 / 中華料理
- ~1000円
- ~1000円
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田りた 麺之助
上今井駅 / うどん
- ~1000円
- ~1000円
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さくら
滋野駅 / そば(蕎麦)
- ~1000円
- ~2000円