2回目の訪問。 Sincere(シンシア)は、美味しく楽しいフランス料理店だ。 店は原宿から少し離れた所に在り、集合住宅(マンション)の一室を店舗にしている。地下ながら中庭に面したような作りで、開放感が有る。内装は上品でありつつ、オープン キッチンが活気を生み出している。7卓のテーブルが満席だった。 雲丹と甘海老とトマトの一品は、滑らかな食感。 二皿目に6品ものアミューズ ブーシュが出てきた。軽い味わいの品と、重厚な味わいの品が混ざっている。巨峰とフォアグラのキャンディは 、フォアグラのネットリとした感触と巨峰の爽やかさの対比が良い。 栗のチュイール アオリイカと竹炭のフワフワパン 茸のタルト 巨峰とフォアグラのキャンディ 長谷川さんの未利用魚のタルタル 蝦夷鹿のパテアンクルート 定番らしいカクテル グラスの品。函館直送ズワイ蟹や螺貝が織りなす複雑な味わい。 香ばしいブリオッシュは、付け合わせというより、これ単体で楽しむような感じだ。 京都宮津から届いた鰆と、茄子のムースやヘーゼルナッツの組み合わせ。薫香が味に深みを与えている。 魚のパイ包みは、この店のスペシャルテだそうだ。鯛焼きを模したパイの中に焼いた魚が包まれている。中の魚は日々変わるそうだが、この日は鱸だった。甲殻類から取ったソースは、適度に濃厚でありつつ上品な味。 主菜は、富山から届いた仔猪を炭火で仕上げている。微かに野趣がありつつ、癖は無い。添えた茸も美味しい。 締めの「ストウブご飯」は、具が6種類から選べる。僕は茸を選んだ。 デセールは2種類。一つだけでも、二つ頼んでも良い。佐渡ヶ島のいちじくは、上品な甘み。泡のソースが儚い味わい。和栗のモンブランは、滑らかな食感。 お茶に合わせて供されたお茶菓子は、自然を模した皿から食べられる品を探すという趣向。楽しいだけでなく、味も良い。 料理は良く工夫されており、楽しい趣向も盛り込まれている。親しげな接客も好印象。流行っているのも、むべなるかな。
口コミ(139)
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【2024年7月訪問】 北参道にあるフレンチに、実に8年ぶりに訪問。 もう2,3回は訪問してたと思うけど気のせいなのか、Rettyに投稿してなかったのかな? メニューはおまかせのみだがグレード違いで2種類あり、この日の内容は以下。 ---------- 岩牡蠣 雲丹とずわい蟹 長谷川さんの未利用魚のタルタル アメリカンチェリーとフォアグラのキャンディ トキシラズとフェンネル パプリカとゲソのタルト サワーオニオンの大きなひとくち 発酵バターのブリオッシュ 信州味噌のバター 鳥貝 温製 稚鮎フリット ブイヤベース 蝦夷鹿 ポルチーニ(セップ) 月の輪熊のコンソメ 外もも フリカッセ 吹き味噌 ヤングコーン ---------- 当店はメニュー代わりにコースの内容を文章化しているので、そちらも記載。 ========== "梅雨の香り。夏の予感。" 今日は岩牡蠣ととまとの一品から始まります 六つのイメージで仕立てた フィンガーフードを楽しんでいただいたあとは 季節の香りとり貝を枝豆や スナップエンドウと合わせてそのエキスのソースで 琵琶湖から届く稚鮎はアスパラと合わせて トリュフのクーリとアーティーチョークで初夏の一皿に 活伊勢海老や鮑、虎魚やはまぐりは 裏のスペシャリテ、豪快なブイヤベースに仕立てて メインはELEZOさんの蝦夷鹿赤身肉を 炭火で仕上げて増田さんのヤングコーンを添えて メインの後は鉄鍋で炊き上げるストウブご飯や 茨城山一ファームさんのメロン、西表島アララガマ 農園のパインなど好きなものをお好みで ========== まずはフィンガーフードのようなアミューズが7品ほど。 岩牡蠣にはショーフロワのようなトマトのムースに赤紫蘇、トマトは甘味酸味が強く次第に牡蠣のミネラル感が後追いする印象でChampagneに最適な味覚。 殻付き雲丹にはずわい蟹とカリフラワームースを忍ばせコンソメジュレで覆う王道の組み合わせ、コンソメが雲丹や蟹に負けない濃厚さながらもったりしたムースでまろやかに。 未利用魚のタルタルは軽いレモンアタック、口内温度で魚風味広がる。サステナビリティを標榜するシンシアらしい一品。 アメリカンチェリーに模したフォアグラは甘酸っぱいアタックからフォアグラ香が口内に広がる。 時鮭にはリュバーブのクリームでさっぱりと。 タルトはパプリカ風味とレアなゲソの弾力が同居。 オニオンは炒めた飴色玉葱な風味としゅわっと消える甘味あるムースの組み合わせ。 店名を焼印したブリオッシュも美味、バターな甘味に信州味噌の風味が個性的。 鳥貝は炭焼きで4種の豆と海老が入っており、貝のエキスと白ワインのソース。 ソースはブールブランっぽくバターアタック、海老貝の弾力に豆のホクッと感とエンドウのシャキシャキで食感豊か、味覚もバターが食材をまとめていてキャビアの気品ある塩味でフレンチ感あり。 クーリは鮎肝とオーストラリアトリュフでアスパラはジェットファームさん、鮎の苦味がクーリのトリュフ香と抜群の相性、ハーブのレモングラスっぽい香りでフリットに軽やかな印象を付与、アスパラとアーティショも鮎に負けない存在感。 裏スペシャリテのブイヤベースはオマール海老・オコゼ・金目鯛鱗焼き・蛤・帆立と豪華。 ソースはサフラン香からの濃厚な出汁を感じるがサラリと軽めな仕上がり、海老貝は弾力と甘味を感じ、魚は旨味を堪能、テンション上がるビジュアルに味覚も伴った裏スペシャリテに相応しい一品。 蝦夷鹿はしっとり柔らかくローストして最後に炭香を纏わせるよう炭火焼き。 ソースは果実味とフォンが濃厚なのでグランヴヌールかな、白く対照的な色味のポルチーニのフリカッセは茸香と濃厚なクリームが主役を喰わんばかりのインパクト、グランヴヌールと混ぜて蝦夷鹿を頂くと悶絶必須の美味さ。 このソースの美味さこそフレンチの醍醐味であり、最近のイノベーティブや高級食材ありきのお店ではまず出会えない。 〆のストウブご飯は8種類から選べたので珍しい月の輪熊のコンソメをチョイス。 蓋を開けると山椒香、熊はレバーのような内臓香を甘辛仕立て、マッチョな弾力で咀嚼のたびに旨味が広がるし、芹のシャキシャキで軽快な印象も付与。 デセールも選べたのでメロンをチョイス。 パンケーキの土台にメロンスープとれんぎょう茶のエスプーマ、メロンの濃度が高くミントでスッキリ爽快感。 プティフールは石に見立てたチョコレート・玉露のシュークリーム・ナッツのチョコレート、ドリンクはハーブティーにしたら久々のフレッシュハーブで大満足、やはり乾燥物とは香りに雲泥の差がある。 以降はコメント欄に記載。 #フレンチ #ブイヤベース #北参道
評価が高いのが納得のお店!最高に満足♡お料理の味、見た目、遊び心はもちろん、ホスピタリティも最上級です^ ^ 自分の誕生日の利用で予約したら、お店からサプライズプレート✨嬉しいお酒も好みを伝えたらお勧めを教えてくれます。白ワイン美味しかった帰りにお土産も頂き大満足。周りの人たちもお誕生日で利用してました(笑)。ココ、ホントお勧めのお店です!
#シンシアプラス #シンシア #sincere #ランチビュッフェ ・ 少し前の東京ランチ♡ ミシュラン1つ星のシンシアさん。 ディナー営業中心のフレンチレストランですが、土曜日のみ「シンシアプラス」としてランチ営業されています。メニューは前菜がビュッフェとなるランチコースのみ。 ・ 土曜日 11:30~ 毎月1日の10時から翌月分の予約開始です。予約困難です。でも1日以外の日にちょこちょこサイトを覗いてみると、たまーにキャンセルが出ています。今回はそれで予約できました。 ・ シンシアプラス 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-7-13-B1F ・ Menu S+【税サ込5290円】 アルコール1杯+ノンアルコールフリードリンク【税サ込1480円】
食のエンターテイメント施設に来たような感覚。 とにかくシェフの独創性のあるアレンジに驚かされました。 品数もかなり多く9品+食後のプチデザート。 フィンガーフードは6品も出てきて、どれも器、飾り付けが美しい。これは女性男性問わず虜になると思います。 この日のテーマは『夏の終わり。秋の予感』 とうもろこしを使った1品もあり、まだ食べられるんだと嬉しくなりました。 全体的に魚介メインのコース。燻製にした1品や名物のたい焼き、ルーアンクルートはパイ包み。 調理の仕方がどれも違って全く飽きずに食べ切りました。 しかもなんと最後にstaubで炊いたご飯が〆に出てきます。これも6品から選ぶスタイルで、とことんお客さん目線だなぁと感じました。 デザートはお腹の具合で1種類か2種類選べます。 私たちはかなりキツかったですが、折角来たので2種類に。 マスカットと渋谷のチーズスタンドから取り寄せしてるチーズの1皿。 佐渡ヶ島の黒いちじくの1皿。 お店の方もすごく丁寧にお料理の説明をしてくださるので、中々全部覚えきらないですが良かったです。 ただ、日頃割と大食いの旦那さんもかなり苦しそうにしてたので、量はかなり多いかも。 パンも全部食べると後がきついので調整必要です。笑 ご馳走さまでした。