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【《ガチ中華》湖南料理を気軽に楽しめる店】 ※コメント返しは原則お休みしてます。 (オフ会と参考通知のお礼除く) ※上記二点以外のコメント記入はご遠慮ください。 本日は三軒茶屋の『香辣里(シャンラーリ)』。 昨今注目される 日本人向けの味付けをしない 本場の大陸中華、「ガチ中華」。 神田『味坊』などを 展開する味坊グループ(味坊集団)の 運営する湖南料理のガチ中華店となります。 店はGEMS三軒茶屋内、 以前、私が投稿した人気ネオ鮨 『サンチャモニカ』の上階ですね。 店内は カフェのような落ち着いた空間で ガチ中華にありがちな雑然感なし。 中国八大料理の中でも、 「特に激辛」とされる湖南料理の魅力を 今日もお伝えしたい。 ■香辣里臭豆腐 …770yen 唐突ですがクイズ、 「臭豆腐は台湾料理である、○か×か?」 …さて答え合わせだが、「○」と答えた方は 実は「半分正解」だが「半分間違い」。 ちと勉強が不足しとるな(笑) 「臭豆腐」は元々は 湖南省長沙発祥の湖南料理であり、 中国大陸に広く伝播していった料理である。 「臭豆腐」が台湾に根付いた契機は 日中戦争終結後に生起した国共内戦にある。 蒋介石の国民党と、 毛沢東の共産党が大陸で争ったこの内戦で、 ご存じの通り国民党が敗れ、 中華民国政府は台湾に渡るワケですが、 この時に国民党と共に 台湾に渡った外省人(※注)が 臭豆腐を台湾に持ち込んだと言われています。 …なので臭豆腐は 「台湾でメジャーな料理」ではあるが、 「台湾固有の料理」ではない。 これは割と勘違いされやすい所だ そもそも日本だと台湾料理って 一括りに思われがちですが、その内実は ①タイヤル族、アミ族など台湾原住民の料理、 ②台湾の対岸の福建料理、 ③日本統治時代の日本料理、 ④台湾の人口の約1割を占める客家の料理、 ⑤WW2後、外省人が台湾に持ち込んだ料理 これらが複雑に絡み合って 「台湾料理」を構成しており、 その背景は正しく理解しておく必要がある。 話が台湾料理に脱線したが 『香辣里』の臭豆腐は 意外とそこまで匂わない。 揚げられた表面のシャクシャク感と、 内側の豆腐の生地のトロトロ感の高低差が楽しい。 湖南らしい辛いソースで美味しくいただいた♪ ■剁椒魚頭(米粉つき) …1650yen 湖南料理の代表格「剁椒魚頭」 中華料理で「特に辛い」のが 四川料理・湖南料理・貴州料理の3つ。 その中で最も辛いのが湖南料理。 ただし四川料理は 唐辛子に花椒(ホワジャオ)を併用した 痺辛い「麻辣(マーラー)」であり、 湖南料理は 唐辛子を半発酵させた 酸っぱ辛さ「酸辣(スァンラー)」。 同じ「辛い」とはいえベクトルが異なる。 この「剁椒魚頭」のソースはややオイリーで、 生のシシトウを齧るような鮮烈なカプサイシンの辛味と、 半発酵したツンと爽快な酸味感の調和が美味。 ちなみに魚は鯛のカブト。 湖南省って内陸の長江流域なので 本来の「剁椒魚頭」には川魚を使いますが、 日本では川魚入手しづらいので鯛。 中国内陸部の川魚料理って タイとかスズキで代用されがち。 ガチ中華あるあるです(笑) ホクホクした白身に、 酸っぱ辛ソースが染みて中毒性抜群です。 小骨も多いですが私は 魚のオカシラも好きなので無問題。 目玉も美味しくいただきます♪ さて「剁椒魚頭」の〆といえば 米の麺「米粉」。 ご存じ中国は 華北の主要作物が小麦、 華南は稲作。 これは中国の宋代の農業史が専門だった 私の大学時代の恩師の受け売りだが 華北の小麦料理って、 しばしば華南では 米を使った料理に変換される事が多い。 本来、華北では小麦の麺が食されますが、 華南の湖南では米の方が入手しやすいため 小麦が米に変換され「米の麺:米粉」になるワケです。 モチモチした弾力感ある麺に 辛いソース、最高の組み合わせでした。 ■腌好ハイボール …1078yen 中国紅茶の茶葉を バーボンで漬け込んだ原液を 自分で炭酸で割っていただくオリジナルハイボール。 お茶のアロマな香りのする味わいでした。 ~あとがき~ 以上、『香辣里』でした。 本場の湖南料理が楽しめつつ、 池袋のガチ中華にありがちな、 「日本人は自分だけ」みたいなアウェー感も少なめ。 日本人の感性でも ストレスなく利用できるかと。 …味坊グループって相変わらず こういう店づくりと日本人客の 取り込みが上手いなぁと感心(笑) 使いやすく湖南料理楽しめる店ですので ぜひお試しを (※注)WWⅡ以降、大陸から台湾に渡った漢族
久しぶりのシャンラーリー♡ 三茶には大好きなお店がいっぱいあるけど、 大好きなお店のひとつのシャンラーリー。 ここでしか食べられない湖南料理が なんとも斬新な味付けで美味しすぎる♡ 最初は腸詰とビールでスタートするのが好き。(笑) そして大好物のきくらげ♡ 発酵していたり燻製していたりするお料理が多く、 ハーブを使ったものがほぼほぼなので 苦手な方も多いかもですがぜひ一度食べてほしい。 お店の方の接客も良く、相変わらずの良店でした✨ #三茶グルメ
久しぶりに行って、やはり美味しかった!!! ここの料理は見た目が素朴だけど、味はちゃんと美味しいのが誰しもハマる凄さです。 家の味でもないのに、なんとなく美味しい! 魚とお肉は定番、2人で魚中が必要かも…完食した 米粉はつるつるしてて、美味しい〜 デザートの黒胡麻アイスはまぁまぁだが、マンゴープリンは注文しない方がいい
中国湖南省の料理を伝える味坊集団。 どのお店も個性的でありコンセプトも違うのが特徴です。 この三軒茶屋にある香辣里(シャンラーリー)は、ハーブ・発酵・燻製がキーワードの湖南中華料理になります。 そしてそれに合う常時40〜50種のナチュールワインもセラーに入ってるのも魅力です。 シャンラーリーはGEMS三軒茶屋の7階。 飾りなどはほとんどないとてもシンプルな店内。 厨房はオープンになっており観察することができます。 メニューはメニューブックになっており、写真とともに詳細もあってとても丁寧でわかりやすいです。 雑誌のようでこれほしいな。 さて、最初はきゅうりと大葉のローストからスタート。 黄瓜に火を通して食べることは今まであまりありませんでしたが、大葉がアクセントになってこれはありですね! 手詰め蒸しパンと3種のおつまみは、発酵させた大豆や発酵唐辛子、発酵いんげんを使ったおつまみを蒸しパンに乗せて食べる料理です。 おつまみの香りが良く豚肉の旨味なども合わさって、思ったよりも食べやすく蒸しパンにも合うんですね。 中華版のピンチョスのような感じです。 次に毛沢東の大好物 湖南風豚の角煮は、湖南料理で一番辛くない料理としても有名! 湖南省出身の毛沢東が愛した料理で、甘く煮込まれたこの豚の角煮はとろとろほろほろで誰でも好きな逸品ですね。 鯛の頭の発酵唐辛子蒸しは発酵唐辛子を使った調味料を使い、大葉などと一緒に鯛の頭を蒸した湖南省の名物料理です。 この料理は、日本の中華だとあまりないですが、鱗なども付いたままで少し食べにくいですが、このスープは絶品ですね。 少し魚を食べた後にモチモチ食感の太めのビーフンをこのスープに絡めて食べるとこれまた最高です! 日本の食文化ではあまり見かけない発酵唐辛子やハーブを使った料理は新鮮で新しいインスピレーションをいただけますね。 #発酵とハーブの中華 #湖南料理 #三軒茶屋グルメ