究極のしっとり系天丼。 有楽町「第1有楽町橋高架橋」の薄暗いガード下、通称「けむり横丁」に店を構える1952年創業の天ぷらの老舗。 暗がりに光る看板には「TENPURA」「天米 天麩羅」の文字が浮かぶ。 初見では入るのに躊躇してしまいそうな外観。 ひとたび店に足を踏み入れれば、温かく迎え入れてくれる。 入口脇に2人掛けのテーブル、厨房を囲むカウンター7席、奥には掘りごたつ式の小上がりとテーブル席があり、外観から見た印象より広く感じる。 かなり遅めの出遅れランチ。 13時頃に訪れるとカウンター席にお客さんが数名。 2人なので奥のテーブル席に案内される。 仕事納めのランチなのでいつもよりちょっと贅沢に。 ▪️かき揚げ丼 1,850円 ・味噌汁,お新香,小鉢(冷奴)付き 上天丼1,500円の上を行く「かき揚げ丼」。 いやがうえにも期待が高まる。 厨房では天ぷらが次々に揚げられ、上質な胡麻油の芳醇な香りが漂う。 先に、お茶,お新香,冷奴が先に出される。 お新香は天丼よりも品数が多く、こちらにも金額によるものなのか差別化が図られている。 冷奴は前菜として、お新香は箸休めに活躍する。 数分待って味噌汁と天丼がお盆に乗せられ運ばれてくる。 錦牡丹の蓋付き丼。 蓋をすることで良い感じに蒸されて風味を閉じこめる。 また、中が見えないことでワクワク感が増し、自分で蓋を開ける時の高揚感も味わえる。 蓋を開けると共に立ち上る胡麻油の香り。 食欲は最高潮に達する。 一面を覆う存分に丼つゆを吸収した天ぷら。 きつね色の中に唯一の緑は獅子唐。 見た目の華やかさは無いものの、このシンプルなビジュアルに過去に食べた「あの美味しさ」の記憶が蘇る。 サクサク天ぷらに敢えて丼つゆを吸わせた贅沢な天丼。 ジュワリとタレが染み出す衣は、ふわっとしつつも一部にはさっくり食感を残し、この2種の食感がコントラストを生む。 揚げたてだからこそできる絶妙な食感。 これが病みつきになる。 丼つゆにたっぷり浸されているものの濃すぎることはなく上品で優しい味わい。 海老と烏賊は衣の中にゴロゴロと大きなものが沢山。 食べ応えもありかなりの贅沢感。 ご飯に染みた丼つゆと共に掻き込んで完食。 他ではなかなか味わえないしっとり系天丼。 好みは別れるかもしれないが、一度ご賞味をお勧めしたい一品。
口コミ(37)
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有楽町ガード下の暗がりにある天ぷら屋さん。Tokyo Midtown Hibiyaからもすぐ近くのロケーションですが、雰囲気は昭和です。 メニューで一番大きく書いてある火木金限定の天ぷら刺身定食¥1,200をせっかくなのでオーダー。 オーダーが入ると共に天ぷらの揚がるいい音が聞こえ、数分で配膳されました。写真撮る前に豆腐に箸を入れてしまったのがちょっともったいなかった。 そして刺身はホタテと鯛とブリで計6枚、期待より何倍も美味しくてびっくり。新鮮なんですね。天ぷらは、海老と茄子とさつまいもにキスが一つずつ。ごま油のいい香りも相まってご飯が美味しく進みました。ご馳走さまでした。大変美味しくいただきました。また来たいです。
1952年創業。 有楽町「第1有楽町橋高架橋」の薄暗いガード下、通称「けむり横丁」に店を構える天ぷらの老舗。 暗がりに光る看板には「TENPURA」「天米 天麩羅」の文字が浮かぶ。 一見入るのに躊躇してしまいそうな外観だが、店員さんの接客は温かく穏やかな雰囲気。 店内は、入口脇に2人がけのテーブル、厨房を囲むカウンターが7席、奥には掘りごたつ式の個室やテーブル席もあり、外観よりも広く感じる。 12時過ぎに訪問し奥のテーブル席に案内される。 おしぼりとお茶を出されたタイミングで注文。 ▪️上天丼 1,500円 ・味噌汁,お新香,小鉢付き <天種> ・烏賊と小海老のかき揚げ ・アスパラ ・茄子 ・キス ・海老2本 夏期限定の鱧天丼も気になるところだが、同じ値段で種類豊富な上天丼を。 厨房では天ぷらが次々に揚げられ、揚げたての天ぷらが天つゆの中に浸される。 揚油には上質な胡麻油を使用しており、店内にもその芳醇な香りが漂う。 お茶,味噌汁,お新香が先に出され待つこと5分。 天丼がお盆に乗せられ運ばれてくる。 開けるのが楽しみな蓋付きの丼。 はみ出した海老の尻尾がさらに気持ちを高ぶらせる。 蓋を開けると胡麻油の香りが立ち上り食慾はピークに。 タレをたっぷりと吸収した天ぷらのきつね色が一面を覆う。 揚げたての天ぷらにたっぷりとタレを敢えて吸わせた贅沢な天丼。 かき揚げは小海老が沢山入っており、衣はしっかり目にサクサク感を残す。 タレも程よく吸収し濃すぎずに調度良い塩梅でしつこさは全くない。 その美味しさに食べ始めたら箸を持つ手が止まらなくなる。 海老は中サイズが2本。 プリっと弾ける食感と噛むほどに感じる甘味。 ふんわりと箸で簡単に解れるほど柔らかなキス。 茄子は適度に油を吸い熱々でジューシー。 このタレの染み込んだご飯がまた旨い。 今回は全体的にしっとりでは無く、所々にしっかり目のサクサク感を残した天丼。 これはこれで好み。 お新香を挟みつつ味噌汁も飲み干してご馳走様。 支払いは現金のみ。 いつも通りお会計をすると気持ちよく声をかけてくれる。 思い出すと無性に食べたくなる魅惑の天丼。 次回、鱧天丼があれば食べてみたい。
珍しくくたっとした天丼 ランチで上天丼を これはこれでいい感じ 濃いめのつゆで
有楽町駅西側ガード 宮尾すすむさんがおすすめされてたお店、柔らかいコロモが特徴な天丼です ふやけて柔らかいコロモが好きな人には向いてるお店だと思います