
娘夫婦の招待で、葛飾区細田の住宅街の中にある、隠れ家的(決して隠れていませんが)な一軒家の和食屋さん『ごはん処 引目鉤鼻』さんを訪問しました。
『ごはん処』とのことですが、日本料理、会席・懐石を提供される立派な和食料理店です。料亭ほど敷居が高いわけではなく、比較的利用しやすい価格設定になっていると思います。
外観からは立派な和風住宅としか見えません。よく見ると大きな木の渋い看板がかかっていました。お庭も手入れされていて大変綺麗です。
玄関に入ると広々としたテーブル席と店主の広い厨房がオープンスペースで広がっていました。気持ちの良い空間。左横には和室の個室が二間。こちらも広い。
『紫(むらさき) 6,000円』をいただきました。ランチ営業は「月・木・土」のみ。
先付3点
おさしみ4点盛り
黒毛和牛たたき
ブランドぶり大根
季節の海老真丈
鯛めし
椀物
フルーツ
*日替わりで季節の食材を取り入れた献立になるとのことで、本日の料理は仕入れの素材により異なる内容でした。
「先付け」から素敵な料理が登場。筍とフキの煮物が美味しい。お出汁が体に染みます。
お刺身も新鮮です。特に「天使の海老」は世界最高の美味しさとのことで、説明文を店主が持ってきてくれました。頭の部分は後に天ぷらで提供されました。お塩でサクサクいただきました。
黒毛和牛たたきがまた美味。とろける黒毛和牛。
ご飯物はなんと「鰻の出汁茶漬け」が登場。これには一緒に行っていた娘が歓喜。鰻のお茶漬けが食べられるなんて幸せでした。
【引目鉤鼻(ひきめかぎばな)とは?】
実は私自身も認識がなかったのですが、『引目鉤鼻』とは、平安時代や鎌倉時代の大和絵で用いられた目と鼻の描写技法で、特に貴族や高貴な人物を表現する際に使われていたとのこと。
引目鉤鼻の具体的な特徴
・目は1本の細い線で表現され、しばしば斜めに見つめるように描かれます。
・鼻は小さく、鉤の字のように描かれるため、引目鉤鼻と呼ばれます。
・全体としては、顔全体はふっくらとした円形に描かれることが多いです。
いわゆる平安鎌倉時代の美人画に描かれる細目の瓜実顔の美人画の事ですね。店主が日本史が大好きで、そこから店内を名付けられたとうかがいました。