
丸の内線、中野新橋にある山形料理専門店。
インスタでたまたま見かけてずっと気になっており今回伺うことになりました。
東北に縁があるので、山形の料理・食材を昔から度々頂くことがありました。
この度本場の専門店で、本格的な料理を頂こうと思い、知人と訪れました。
看板のこあらがカワイイのですが、店員さんが着ていたのは、少しホラーなグルーミータイプ(昔流行りましたよね〜)のこあらちゃんのTシャツ。
どうやらこれの他に別のデザインもあり、2種類で回しているようです。
店員さんはこの日は男性スタッフのみ。接客と厨房で完全分業されています。若いスタッフさんもいましたが、落ち着いており、郷土専門店ということもあり、お料理の説明も出来ます。客席も雰囲気良く、カウンター、テーブル、座敷と用途に応じて使いやすいです。
お通しは無料でおかわり可なのですが、テーブルチャージが¥460掛かります。実質これがお通し代ですね。
なんとお子様連れは19時まで子供用ドリンクがサービスです。太っ腹ですね。
今回は連れと
・山形だし豆腐
・ならたけのおろし和え
・山形芋煮
・ズワイガニといくらの炊き込みご飯
・刺身盛り合わせ一人前(しまあじ、まぐろ、帆立、かんぱち)
・馬刺
・ざるそば(板そばと同種のお店自家製二八蕎麦)
をオーダー。
お酒も含めて1人¥6,000程。
特筆したいのが、お通しで出て来たひょう干しの煮物。
ひょうとは何か調べたのですが、元々は野草のようですが、豪雪地帯の山形での食料確保の知恵として、夏場のうちに天日干しした保存食。生と天日干しのひょうでは味わいも異なるそうです。
これがうまく表現出来ないのですが、ほうれん草のように青菜臭さもなく、程よく解ける食感で、煮物の味わいが最高でした。
思わずおかわりリクエスト。
山形だしは普段食べて来たものより味は薄めでした。たまに作りますが、元々本場のものを食べずに、人伝で聞いたものなので、ねばねば系と酢を入れて酸味強めで作るので、本場のものは優しい味なのかもしれません。
芋煮はとってもおいしかったです。
芋煮は東北でスタンダードですが、山形は醤油味、仙台は味噌と地のもの生かした味わいとなっており、東北人としては拘りポイントのようです。
立派な里芋のホロホロ感と甘みのある醤油ベースの汁の味わいが絶妙でした。山形の一味と七味をお好みで。
ズワイガニのいくらの炊き込みご飯、季節限定のようですが、書くまでもなく絶品。いくらは後添えです。
馬刺はこの日のおすすめの逸品で山形の馬肉使用でしたが、ロースとももの2種の赤身は上品でした。
郷土料理のおばんざいや芋煮の締めのカレーうどんも気になったので、次回の課題としたいと思います。
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