
コロナ禍もだいぶ落ち着いてきて緊急事態宣言も明けましたが、開ける前から車で息子と親子3人でのお出かけは相変わらず結構、頻繁にしております。そんな中で先日、新生児のビッグイベントの一つ、お食い初めの儀式を行って参りました。
場所は木場と門仲と清澄白河の中間くらいの住宅街にあり、外観からはちょいと高級感も漂うお寿司屋さんの「寿司孝」さん。近場でお食い初めのプランがあるところを調べたら、コチラが真っ先に出てきたので、決めちゃいました。実は、お宮参りの時も、お参り後の食事は本当はここにしようと思ってたんだけど、緊急事態宣言下の影響からか、休業していたっぽくて電話が一向に繋がらなかったので、リベンジの意図もあり、チョイスさせて貰いました。
12時に予約し、参加したのは親子3人と親父に姉ちゃんの合計5人。お店は一階がカウンター、2階に座敷席が幾つかあり、2階の広ーいお座敷をご用意してもらいました。息子用の座布団やバウンサーも用意してくれていて大変有り難かったです。ちなみに一階のカウンターは間接照明とかが効いてる小洒落た高級感ある雰囲気で、裕福そうなマダムとかがランチのお寿司を楽しんでました。
息子にはお食い初め膳(5500円)、お赤飯、漬物、お吸い物、筑前煮、歯固め石にもちろん鯛のお頭!全然知らなかったけど、お食い初めにも色々お作法があるらしく、まずは親が子供を抱っこして長老者がお箸でご飯を口元に運びます。ウチの場合は嫁さんが抱っこして、親父に食べさせてもらい、俺は撮影係。食べる順番も決まっていて、赤飯→お吸い物→赤飯→魚→赤飯…が基本らしいですが、間に煮物とか漬物を適当に織り交ぜつつこれを3周くらい。で、最後に歯固め石という石に箸をちゃんと付けて、その箸を歯茎にちょいちょい付けて終わり。コレで一生食うに困らないように、しっかりとした歯が生えるようにという御利益があるんだそう。御利益はともかくとして、家族が集まってお披露目する機会としては中々に良いものでありますな。もちろん、息子はまだまだ固形物は食べられないので、残りは大人達が美味しく頂きました。
そして大人達はコース料理もしっかり楽しみました。全員車なのでノンアルで乾杯し、お願いしたのは「おまかせコース(雅)」、8800円。その内容が…
先付:蛸マリネ
お刺身2種:イカ、ハマチ
小鉢:茶碗蒸し
焼物:太刀魚
揚物:海老しんじょう
お寿司7貫:マグロ赤身、中トロ、鯛、赤貝、鯵、イクラ、煮蛤、玉子焼き
お椀:赤だし
デザート:抹茶羊羹
という、美味しい海鮮尽くし。最後に握りが出るのは、何だかちゃんとしたお店きたなぁ、と満足度高し。お味もどれも納得のお味で、息子の鯛もしっかり塩が効いていて美味かったです。個人的には、太刀魚の焼物がとても良かった。普通に食べると絶対的に骨が多くて、焼きで食べるのは大変なイメージがあるけど、骨抜きもしっかり脂も乗っていて、外パリ中フワな仕上がりはさすが。丁寧なお仕事に感動です。味も塩気と後でかけるカボスの酸味が程よく満足させて頂きました。あと、お椀とかお皿がどれも洒脱で見た目でも楽しめました。特に赤だしのお椀はこう来たかと思わせてくれる形状で、欲しくなる勢いでした。やっぱりお料理は見た目も大事だな、と改めて実感した次第。
そんなこんなで2時間弱、催事に食事にと楽しませてもらい、息子も大人しくしてくれていて、とてもいい時間を過ごさせてもらいました。早く普通に息子と一緒にお寿司を食べに行きたいと思わせてくれる素敵なお店でした。