下北沢のカレー名店『茄子おやじ』。 が、当の「おやじ」は2016年末をもって下北沢の店を若者に譲り埼玉・小川町へと移住。 2019年3月から『小川ぐらしの茄子おやじ』として営業しています。 『小川ぐらしの茄子おやじ』 小川町って聞くと山と川と田んぼばかりだと思っていませんか? 実はかつて「武蔵の小京都」と呼ばれたほど小粋な文化が溢れる町なんです。 この店も下北沢時代と同じ、いやそれよりにも増して洒落た店構え。 それでいて不思議と周囲に溶け込んでいます。 場所が変わっても変わらずの人気。 この日はお祭りの人出があったこともあり、記帳してから40分余りの待ちとなりました。 作家やミュージシャンが集った下北沢のお店の空気そのままの店内。 お店の隅では45回転のアナログレコードが回っています。 照明の傘は蓄音機のラッパ型。 カウンターの向こう側では、あの「茄子のおやじさん」がカレーをせっせと作っています。 都心から離れても、同じようにカレーを作り続ける姿に、ちょっとジンとしてしまいます。 ★びーふカレー(ドリンク付)¥1050 何の衒いもない、一皿のカレーライスがやってきました。 最初は全く辛さを感じず、食べ進むにつれじんわりと毛穴が開いてくるのが『茄子おやじ』のカレー。 そうそう、この感じ。 ビーフはたっぷり、そして柔らかくて優しい。 カタチを残して投入されたトマトの酸味がまた良いアクセント。 下北沢と変わらぬ仕立てながら、不思議と以前よりさらに美味い。 それどころか『茄子おやじ』のルーツである吉祥寺『まめ蔵』のオーラを越えんがばかりの中毒性。 これは堪らぬ。 土地のチカラか、作り手のチカラか、もちろん両方でありましょう。 さらに食後のコーヒー、これが最上級。 豆も淹れ方も完璧なのに加え、これは間違いなく土地の綺麗な水によるものが大きいのでしょう。 「世界一美味しい珈琲は、カレーの後の珈琲」なのです。 この味に会いに行く、小さな旅も素敵なものです。
松 宏彰さんの行ったお店
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タイ国料理 バンタイ
西武新宿駅 / タイ料理
- ~1000円
- ~4000円
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銀座 佐藤養助
銀座駅 / うどん
- ~2000円
- ~2000円
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カリーライス専門店エチオピア 本店
神保町駅 / カレー
- ~1000円
- ~1000円
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ナイルレストラン
東銀座駅 / インド料理
- ~2000円
- ~2000円
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インデアンカレー 東京丸の内店
東京駅 / カレー
- ~1000円
- ~1000円
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むさしや
新橋駅 / 洋食
- ~1000円
- ~1000円
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ヨシカミ 浅草店
浅草駅 / 洋食
- ~2000円
- ~5000円
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モアナマカイ珊瑚礁
七里ヶ浜駅 / カレー
- ~3000円
- ~3000円
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ERICK SOUTH 八重洲店
京橋駅 / カレー
- ~2000円
- ~5000円
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赤坂 金舌
赤坂見附駅 / 焼肉
- ~4000円
- ~15000円
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ピエール マルコリーニ 銀座本店
銀座駅 / スイーツ
- ~2000円
- ~2000円
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キッチンABC 池袋東口店
池袋駅 / 洋食
- ~1000円
- ~1000円
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麺や 庄の
市ヶ谷駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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みのりんご
原宿駅 / カレー
- ~2000円
- ~2000円
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タンドールバル カマルプール
木場駅 / インド料理
- ~1000円
- ~4000円
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とんかつ 檍 大門店
大門駅 / とんかつ
- ~2000円
- ~2000円
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Rojiura Curry SAMURAI. 下北沢店
下北沢駅 / スープカレー
- ~2000円
- ~2000円
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蒙古タンメン中本 目黒
目黒駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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大島
船堀駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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第一亭
日ノ出町駅 / 台湾料理
- ~1000円
- ~3000円