惣門

そうもん

予算
~6000円
-
最寄駅
JR東北本線(黒磯~利府・盛岡) / 仙北町駅 徒歩19分(1.5km)
ジャンル
懐石料理 日本料理 刺身 その他
定休日
毎週日曜日 祝日
019-654-6123

城下町 盛岡の門前町が誇る大衆割烹"惣門"さん。定期的に寄せて戴いている店ですが久しぶりに更新させて 戴きます。最近、何だか判らへんけど新しいお客さんが随分と増えたよ!と複雑な表情で話される元気印の女将。 東北にも桜の便りがちらほらと届きはじめた五月のと或る日のこと、いつもの通り『お任せコース』ですがいつも 〆に供される看板メニューの『海鮮茶碗蒸し』は店主の配慮で『酒肴五種盛』に変えて供されたのでありました。 最初に供された織部焼の器に収められた『八寸』の中には手前から豆腐の田楽味噌に紋甲烏賊の木の芽焼き 『毛蟹』の脚肉と卵白と白身のすり身を重ね蒸しにしたものやら『鮑』の身をひと口大に切り分けたものを『海胆』 で覆った『貝焼き』や海老の旨煮に一寸豆、桜の小枝の下には『和牛ステーキ』にバターでソテーした『たいら貝』 に扇の飾り包丁を入れたものやらなんやらとひと仕事を施された料理のあれこれ。どの料理も卒なく美味ですが 中でも毛蟹と卵白と白身の重ね蒸しは出色の味でした。 次に供された『椀物』は『鮎魚女』の身を『牡丹』に見立てたもの、京都であれば『牡丹鱧』の椀となるところですが 無理せず地場の素材を椀種に使われていたことに好感が持ちました。『吸い地』の味は輪郭がはっきりしたタイプ、 若芽、筍という相性の良い組合せに桜型に抜いた椎茸にアクセントに『蓴菜』を使われている辺り心憎いところ。 『造り』の盛込みには鉢鮪の中トロに鯛の松皮造り、鮑に蛤の貝殻の中に生海胆という豪華な内容、『鮑』は直前 まで塩水に浸けられていたと思しき『水貝』風のもので目と舌で愉しませて戴きました。 次いで供された器には、たっぷりの『かにみそ』が添えられた『毛蟹』に『活蛸』の洗いの梅肉添え、あしらいには 茗荷の酢漬に胡瓜の飾り切り。濃厚な『かにみそ』の味わいに思わず身体が仰け反ります。 毛蟹の旬≒冬場と頭の中に刷り込まれている方も多いと思いますが越冬した通称『堅がに』と呼ばれる脱皮を する前の毛蟹には身や味噌がフルに詰まっており四月から五月の脱皮前の毛蟹は実はとても美味しいんです。 『焼物』には『のどぐろ』をこよなく愛する自称"のどぐらー"が泣いて悦んだ『のどぐろ焼』、頭部は揚げられており パリポリと『のどぐろ』の美味しさを余すところなく戴きました。 『揚物』はほんのり苦味を感じる蕗の薹にたらの芽や山菜の女王とも称される『こしあぶら』に『椎茸の真丈揚げ』 に素麺の松葉揚げ等、素材の持ち味を愉しむように天ぶらは『岩塩』で戴きます。 本来であれば次の料理は『海鮮茶碗蒸し』が供されるのが定石ですが、いつもいつもじゃ飽きるでしょう~と店主 の気遣いから『海鼠腸』に『鮟鱇の肝』、湯葉と豆なめこと山葵菜、蛍烏賊と独活にしどけの御浸し等、豆皿五種盛 として供されたのでありました。いつの日にも増して呑み過ぎてしまったのは云うまでもありません(笑) 味良し、値良し、サーヴィス良し。と三拍子揃った城下町 盛岡の門前町が誇る大衆割烹"惣門"さん。お奨めです。★×3.9。 http://tabelog.com/rvwr/loro/rvwdtl/3944199/

Loro Pianaさんの行ったお店

惣門の店舗情報

店舗基本情報 修正依頼

予約・問い合わせ 019-654-6123
ジャンル
  • 懐石料理
  • 日本料理
  • 刺身
  • その他
営業時間
定休日
予算
ディナー
~6000円
クレジットカード
  • Amex
QRコード決済
  • PayPay

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住所
アクセス
                                        ■駅からのアクセス                        
                JR東北本線(黒磯~利府・盛岡) / 仙北町駅 徒歩19分(1.5km)
JR山田線 / 上盛岡駅 徒歩26分(2.0km)
JR東北本線(黒磯~利府・盛岡) / 盛岡駅(2.5km)                        

                        

019-654-6123