30年以上愛され続ける老舗スパイシーカレー専門店
カウンター16席だけの小さな店ですが、ここのカレーの存在感は別格。スパイスカレーの元祖と呼びたくなる程にエッジの立ったスパイス感と、体に染み入る医食同源的アプローチの優しい旨味が共存する絶品です。 お一人様で行ってきました。 2026年5月9日 土曜日 12:42 *ダブルセット ・チキンカレー ・ひよこ豆の辛いカレー *ラッシー ダブルセット 好きなカレー2種を合わせて食べられる、所謂2種盛りがコレ。チキンカレーとひよこ豆の辛いカレーを選びました。この選択、なかなか王道です。 中央の麦ごはんダムがカレーを左右に分けているあのビジュアル。これ、吉祥寺の名店「ピ◯ン」を思い浮かべる人も多いでしょうが、何気にこちらが先なのです。 チキンカレー けららのカレーの中でも高い人気を誇るカレーがこちら。カレールーは見た目通りサラサラで、野菜をたくさん使っているのがよくわかる深みのある味わい。無化調でこの味は素晴らしい。クローブなど1つのスパイスをガツンと突出させるスタイルではなく、多数のスパイスがしっかりまとまって重厚な味わいを作り出すタイプ。チキンの旨味も混ざり合って、一口ごとの満足感が病みつきになるレベル。なんとなくですが、店名の通り南インドっぽいスパイス使いに思いました。エリックサウスが誕生する前からこれを出していたなんて!と、驚きと感動を覚えました。辛さはほどほどで、食べ進めるうちに額に汗が滲むくらい。辛いものが苦手な人でも、少し頑張れば食べられるはず。 ひよこ豆の辛いカレー こちらは、より通好みのひよこ豆を使ったカレー。定番メニューの中で最も辛い唐辛子マーク5つの品。刺激が口の中に一気に広がる本格的な激辛仕様。と言っても、辛さ耐性がある人なら大したことありません。強い辛さのあとから、ほくほくとしたひよこ豆や野菜の自然な甘みが追いかけてくる重層的な美味しさ。玉葱アチャールとの相性もすこぶる良い。そして、チキンカレーと合わせた時に、チキンカレーの美味しさもブーストさせてくれる。卓上にあるレッドペッパーを投入すれば、さらに引き締まった味わいになる。単体で食べても合わせて食べても最高でした。個人的にはイチオシ。 美味しく完食いたしました。 『けらら』は、1993年10月創業の老舗カレー店。お店を切り盛りされている店主は「相賀 英一」氏。店主と奥さまのご夫妻で営業されています。もともとは新宿御苑前駅の駅前で営業していましたが、2006年10月に現在の富久町へ移転。2026年現在で、33年目を迎える名店です。「けらら」のカレーを食べてまず印象に残るのは、その独特のサラサラ感。いわゆる日本のカレーライスのような、とろみのあるルーではありません。小麦粉やバターを使ってルーを作るのではなく、12種類のスパイスをブレンド。たっぷりの野菜などを使い、化学調味料に頼らず仕上げるのが大きな特徴。つまり、スパイスカレーなのです。スパイスカレーの歴史と言った角度から考えてみると、1992年に大阪・北浜にオープンした「カシミール」のサラサラでスパイスが鮮烈に香るカレーが原点とされており、その後2010年代にかけて「旧ヤム邸」や「Columbia8」といった名店が誕生するのですが、「けらら」はカシミール開業の翌年1993年に開業しています。もちろん、当時からエッジの立ったスパイシーでサラサラなカレーでした。西のカシミール東の「けらら」と言っても良い気がします。ちなみに、けららのオススメメニューである2種のカレーを一皿に盛る「ダブルセット」は、某有名スパイスカレー店の盛り付けと酷似していますが、当然こちらが先なのです。 派手な看板や流行のスタイルに頼ることなく、サラサラのカレー、麦ごはん、スパイス、そして30年以上変わらない独自のスタイル。 人気のカレーを食べたい方は、開店前に到着するつもりが良いでしょう。あっという間に売り切れるので。間違いなく、レジェンドクラスの名店ですね。 とってもおすすめ。 #新宿グルメ
写真と本文をすべて表示























