全部美味かった‥。 料理とお酒に酔ったお連れ様も満足して可愛くなっています。 吟味した素材を誰でも知っている調理法で提供する此方。 少しモダンな設えですが入り易いカジュアルな中華レストランです。 私は普段から出来るだけコースを頼まずにアラカルトをオーダーします。 ・酸辣フカヒレスウプ ・黄ニラともやし炒め ・鮑と原木椎茸のオイスターソース煮 ・薩摩地鶏の中華風素揚 ・椎茸と木耳の焼売 ・四川麻婆茄子 ・揚州風五目炒飯 ・鶏と水菜の中華そば ・冷製マンゴースウプ ・杏仁豆腐 合わせたお酒は恐らく2年位の甕出し紹興酒。 適度に角が有る若い風味が料理を更に引き立てます。 全ての皿に共通していることは下ごしらえが丁寧で絶妙なタイミングで提供されること。 一皿ひとさらに躍動感があります。 無化調・無添加・オーガニックという訳ではありませんが、ケミカルは極力抑えた秀逸な中華です。 タイミング良く運ばれてくる皿はどれも中國に暮らしていたときを思い出させる味わいでした。 しかし訊くと「中國には行ったことが無い」とのこと。 行ったことがないのにこの味とは…。 中國に行ったことのないシェフが作る料理に中国を感じて懐かしくなる。 私の思いはスタジオ撮影の水戸黄門を観て昔に行った土地を懐かしむお年寄りと似ています。 若いシェフは修行らしい修行をしたことが無いとのこと。 修行歴はありませんが、大阪の有名調理専門学校の卒業生であり、卒業後は校長が開業した店で働いていたとのことです。 思えば、名店「料理 澤」の大将もミシュラン店に居たことがあるとはいえ殆ど我流でした。 孤独に努力と研鑽を重ねて他に真似のできない孤高の料理を追求しています。 上下や作法に厳しい有名店や一流店で修業したから一流になれる訳ではなく、人に教えを乞わなくとも己を律し、常に謙虚で努力を重ねられる清廉さこそが一流の料理人になられる方の特徴のような気がします。 此方のシェフにもそれに近いスピリットを感じます。 いつか食材の持つ旨さだけで膳立てする、宮廷で頂くような中華料理を作って頂きたいと思います。 店を出て少し歩くと、鹿児島の街もクリスマスを待つ風景に変わっていました。 「寒い」 お連れ様が腕を絡ませて来ました。 その腕を外して右腕で彼女の肩を抱きました。寒空の下のネオン街をしばらくのあいだそうして歩きました。 庶民派中華。味は一流。 鹿児島の中華餐庁はレベルが高い。
Takahiro.Mさんの行ったお店
-
パルテノペ 恵比寿
恵比寿駅 / イタリア料理
- ~2000円
- ~6000円
-
あつた蓬莱軒 松坂屋店
矢場町駅 / うなぎ
- ~3000円
- ~4000円
-
ホルモン まさる
三田駅 / ホルモン
- ~1000円
- ~3000円
-
エシレ・メゾン デュ ブール
東京駅 / パン屋
- ~1000円
- ~1000円
-
萬珍樓 本店
日本大通り駅 / 広東料理
- ~4000円
- ~30000円
-
とら食堂
久田野駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
-
とんかつ川久
都通駅 / とんかつ
- ~2000円
- ~2000円
-
萬珍樓 點心舗
日本大通り駅 / 飲茶・点心
- ~2000円
- ~5000円
-
大安
市立病院前駅 / 居酒屋
- 営業時間外
- ~3000円
-
リストランテ アマルフィイ
七里ヶ浜駅 / イタリア料理
- ~3000円
- ~6000円
-
清風楼
元町・中華街駅 / 飲茶・点心
- ~2000円
- ~2000円
-
アカシア 羽田空港第2ターミナル店
羽田空港第2ビル駅 / 洋食
- ~1000円
- ~2000円
-
青塚食堂
小樽駅 / 魚介・海鮮料理
- ~2000円
- ~4000円
-
馬車道十番館
馬車道駅 / カフェ
- ~5000円
- ~10000円
-
元祖いかの活造り 河太郎 博多駅店
博多駅 / 魚介・海鮮料理
- ~3000円
- ~8000円
-
牡蠣場 北海道厚岸 コレド室町店
三越前駅 / オイスターバー
- ~2000円
- ~5000円
-
津久志亭
上大岡駅 / 洋食
- ~2000円
- ~2000円
-
横濱元町 霧笛楼
元町・中華街駅 / フランス料理
- ~10000円
- ~15000円
-
J's STORE
日ノ出町駅 / タイ料理
- ~2000円
- ~3000円
-
づけ丼屋 桜勘 鹿児島店
都通駅 / 海鮮丼
- ~1000円
- ~2000円