かどや@浅草観音裏！ 緊急事態宣言も明けた日曜の昼下がり。 雷門やホッピー横丁辺りで呑むのもいいが、通人が集う観音裏の蕎麦屋で一献も尚よし！ 表向きは酒のメニューも大々的にはなく、酒肴の類いもあるのかないのか分からない下町の町蕎麦である。 だが瓶ビールを頼むと、ホンビノス貝の酒蒸しがお通しで出てきた。 やっぱり、観音裏で正解だと思った。 ホンビノス貝の名前の由来はローマ神話の女神ヴィーナスから来ている。 もともとは北米原産の二枚貝で、クラムチャウダーの主材料になった貝だ。 日本には生息しない筈の貝だったが、2000年代になって主に船橋や幕張の海で繁殖している事が分かり、食用貝として普及した。 恐らく北米からくる船舶のバラスト水（船底で船のバランスを取るために入れられる海水）に混ざって日本の海に混入したと考えられているが、同じ北米からの船舶の発着がある名古屋港や横浜港、神戸港では見当たらないという点で、本当の理由はわかっていない。 炙ったイカをもらい、サービスでいただいたお新香で瓶ビールを3本くらい呑んだ。 浅草の蕎麦屋でビールだけで終わらすのも無粋と考えて、お酒を燗してもらった。 「なんか、板わさか何かありますかね？」 と聞いたら、案外豪勢に練り物の盛り合わせがやって来た。 カニカマの下の海苔の佃煮がにくい。 蒲鉾にわさびと海苔の佃煮を乗っけて、追いかけるように菊正宗の燗酒を口に含む。 口の中の塩味（えんみ）を、温かい辛口の酒が奪うようにして、喉元を駆け抜けていく。 あー、今、ボクは、外で、酒を呑んでいる。 と思った。 〆は野暮なことをせず、もりを一枚。 キリリとした細めの江戸蕎麦だ。 せいろの辺に「丸に三つ星に一の字」と呼ばれる家紋が描かれている。 蕎麦屋のせいろに家紋が描かれているのは、珍しい気がした。 帰って調べてみると、毛利家、渡辺家、長門家で使われる家紋らしい。 ３つの丸は星をあらわし、オリオン座の三つ星に由来している。 オリオン座の三つ星は戦勝を呼び込む将軍星として、古くから日本では家紋などのデザインに使われていたらしい。 #ショートカット好き♡
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そば処かどや@浅草！ 浅草といっても馬道通りを山谷方面に向かって、数本道を入ったところにある。 観光客はまず来ないであろう場所だ。 アニマル浜口しか住んでいない場所だからだ。 観光地・浅草の中でも、特別観光名所のない場所であるが、強いて言えば、アニマル浜口ジムと浅草富士浅間神社が近くにある。 江戸庶民の憧れの娯楽に、お伊勢参りと富士山参拝があった。どちらも生涯の夢の双璧であった。 しかし、当時は交通事情も悪く、富士山に行く事自体が夢のまた夢。そこで、富士山崇敬を目的とした「富士講」が結成され、全国各地に浅間神社の勧請が行われた。 各地の神社には、富士山を模した「富士塚」が作られ、富士山と同様に信仰される対象となったのである。 （富士塚は都内だけでも約50カ所ぐらいあるらしい） そば処かどやは、蕎麦屋には珍しい江戸紫色の暖簾で、なかなか粋な佇まいである。 何度かお店の前を通りかかり気になっていたので、ある夏の暑い休日に入ってみた。 たぬきせいろ@750円！ 冷たいお蕎麦に、たぬきの入ったつけ汁が供される。 「お蕎麦が茹であがるまで、こちらどーぞー！」 と女将さんがサーヴィスしてくれたのは、冷ヤッコに胡麻ダレが掛けてある小鉢。青海苔がアクセントだ。 これが熱いカラダに心地よく、旨いっ！ 因みに、「サービス」を「サーヴィス」と書いたのは、その方が太宰治っぽいからと言うだけの理由である。 下町の気のいい女将さんなのだろう。 近所の子どもたちも女将さんに懐いていて、女将さんも子どもたちが可愛くて仕方がないのか、タダでジュースをあげちゃったりしている。 子どもの頃は、よく知らないお店のオバちゃんにジュースやお菓子を貰ったものだったと懐かしんだ。 帰りに懐かしさついでに、浅草富士浅間神社の富士塚に登ってみた。 比較的最近復元された富士塚らしく、親切に階段がついている。段数にして6〜7段だったろうか？ 富士塚の頂上に登ってみたら、ちょうどアニマル浜口と同じくらいの身長になった。
浅草、馬道を入ったところにあるお蕎麦屋さん、かどや 登録無かったので初投稿。 この辺り、飲食店少なくランチタイムは近くのサラリーマンで満席になります。 気さくすぎるお店の方からのデザートのフルーツサービス♡ 気さくすぎるので、話しこむと他のお客さん巻き込みスタイルで要注意www
