ルーのスパイスが微かに良い癖があり、 カツの衣のサクサク度合いもサイコー、 ペロリといけしまいました!
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■カツカレー(¥950) 町中華ならぬ、町カレー。 以前はメニューにラーメンがあったようですが、現在はカレー一択(カツを乗せるか乗せないか、普通か大盛かの計4種類)のようです。 ルーは塩気多めのような気がしましたが、カツはサクッと揚げたてで美味しかったです。 それにしても昭和レトロ感がたまらん。
今週の金曜日カレーは、南千住のこちらに。 目と鼻の先にはニューダイカマもありますが、本日はこちらで。 昭和レトロな店内、お父さん新聞読んで休憩中。 貸切です。 お願いするのは、カツカレー、ご飯半分で。 2Lのペットボトルで冷やされたお水を出してくれます。コップは、昔の180くらいのビヤタン。 奥の厨房でカツを揚げる音がしてます。 サッカー部監督のワイドショーを見ながら待てば登場。 楕円のお皿にはちゃんと日正の名入り。 カレーは、少し粉感の残るややトロミのある具材が溶けてるタイプ。豚肉も一個入ってました。 カツは程よく厚みがあり、揚げたてで熱々。柔らかく美味しいお肉です。 ご飯半分でお願いしてもそこそこ量はあります。 ニューダイカマとはまた違った味わい。 帰る時に後客と扉で鉢合わせ。 ゆるゆると時間が流れています。
日正カレーは、台東区清川というよりも、山谷にあります。 私が訪問した際に居られた女性は、ご高齢ではあるものの、90歳台になられるという女将さんとは、別の方のようです。 また、「くろ」という名前の15歳位で巨体の猫が居るはずですが、こちらも見当たりません。 テーブルの上に「くろ」写真が飾られています。 店主は、二代目ですが、調理場から顔を出されることは、めったにありません。 此方のお店、元は、吉原にあって、創業は60年ほど前。 常連のタクシー会社社長から、運転手さん達のお店をやって欲しいとの話があり、その会社の横に店を移します。 タクシー会社の名前であった「日正」に、ハイカラな食べ物であった「カレー」を付けて、店名とします。 昼夜の別なく働く運転手さんに合わせ、住込みで4人を雇って、24時間営業の忙しい日々。 しかしながら、高度成長期の終わりとともに、タクシー会社は倒産。 この場所に「日正カレー」だけが、取り残されました。 勿論、店頭に掲げられた「カツカレー」850円をお願いします。 店内には、変色しきった大きな紙のメニューと、小さな新メニューがあります。 二つのメニューで、価格が変わっていないのが、驚き。 「カツカレー」は、注文を受けてから、カツを揚げている様子。 カツの厚みと、カリッと揚がった感じが、本格的。 カレーには、豚肉と鶏肉が入り、スパイシーで濃厚な味わい。 此方も定食屋の域を超えています。 此の店の味は、父から子へ確りと引き継がれ、創業以来変わっていないといいます。 カレー専用の器には、「日正」の文字。 湯呑みには、「日正加礼」の文字。(カレーにはグラス入りの冷水が出されるので、お願いして撮影させていただきました) 場所柄、出前に出した器が返って来なかったり、湯呑みが持ち去られたりすることが多かったそうです。 その対策として、店名入りの器を作ることになり、初代が拘って良い物を作ったそうです。 #レトロ食堂