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セストセンソ

SESTO SENSO

予算
~4000円
~2000円
最寄駅
東京メトロ銀座線 / 銀座駅 徒歩1分(39m)
ジャンル
イタリア料理 バル カフェ
定休日
毎年1月1日

侮っていました。すみません。前菜から唸ってしまった店は久し振りです。生ハムの味が違います。香りも違います。鯛のカルパッチョはエディブルフラワーと香草でマルチレイヤーのテイストが襲ってきます。ホエー豚のローストにはノックアウトされました。季節の素材の選択、材料の取合わせ、調味料の選択、熱の加え具合、軽重硬軟乾湿暖冷の組合せ、甘酸塩辛苦の五味の妙、いやはや天才というものは本当に存在するものだと感じ入った次第。 中でも、春野菜と甘鯛のリゾットは春の香りが宜しい。春野菜にはホクホクの空豆、ホワイトアスパラと青菜が入り、ソテーした鰆の上にローズマリーとイタリアンパセリの二種の香草が載ります。 そして、写真の白い皿の縁に散らばっているのはドライプラム、つまり乾かした梅干しで、これをリゾットに混ぜ込むことで食が進みます。うまいこと考えたものです。 細身のホワイトアスパラは、緑のそれと同じぐらい歯応えがあって、空豆はふっくらに出来上がっている。どちらも春の素材の勢いが感じられるのだ。この火の通し方は脱帽だ。 また、ローストビーフのロッシーニ風は、軽さのある甘藷スライスの素揚げを添えることで、どっしり感のあるトリュフとそのソースにバランスをとらせています。さらに菜の花の茎の部分を茹で、その苦味で甘みのあるソースの味に飽きがこない工夫があるようです。 イカスミのスパゲティについては説明を割愛して、「抹茶フォンダンショコラ」の説明。 「フォンダンショコラ」はフランス語でカタカナ表記は難しいが、正しくは「フォンダントショコラ」であり、「溶ける」という「フォンダント」と「チョコレート」の「ショコラ」の合体となっている。生焼けのチョコレートケーキなので、割ると中身がドロドロと出てくる仕掛けになっている。そして苦味のある抹茶味を引き立てるために、隣にリッチミルクジェラートを配して甘みを供給しているのだ。 深いダークブラウンの方形のディッシュの上に、円筒形のチョコケーキを載せ、色みを考えパウダーシュガーをかける。左にはオレンジ、ブルーベリー、クランベリーの瑞々しい色を並べ、右には純なホワイトのジェラートをローストアーモンドの破片に載せ、その外側に抹茶をさらりと散らばせる。この一幅の名画を前に腕組みして感動してしまったのです。 また、来ます。

Hitoshi Tanakaさんの行ったお店

セストセンソの店舗情報

店舗基本情報 修正依頼

ジャンル
  • イタリア料理
  • バル
  • カフェ
営業時間
定休日
予算
ランチ
~2000円
ディナー
~4000円
クレジットカード
  • VISA
  • Mastercard
  • Diners
  • JCB

住所 修正依頼

住所
アクセス
                                        ■駅からのアクセス                        
                東京メトロ銀座線 / 銀座駅 徒歩1分(39m)
東京メトロ日比谷線 / 東銀座駅 徒歩1分(78m)                        

                        

座席 修正依頼

席数

44席

カウンター
喫煙 不可

(完全禁煙)

※健康増進法改正に伴い、喫煙情報が未更新の場合がございます。正しい情報はお店へご確認ください。
[?] 喫煙・禁煙情報について
個室

サービス・設備などの情報 修正依頼

お店のホームページ https://www.restaurants-park.jp/restaurant/?id=37