エルバ ダ ナカヒガシ

erba da nakahigashi

予算
~30000円
営業時間外
最寄駅
東京メトロ日比谷線 / 広尾駅 徒歩8分(600m)
ジャンル
イタリア料理 ワインバー 創作料理 野菜料理
定休日
毎週日曜日

飛べない豚はただの豚だし、太った豚は痩せたソクラテスに劣るただの豚。 しかし、やはり豚は太らせてから食べるのでいいと思うんですよね。いたいけな仔豚を屠らなくても。 どっちにしても食べるなら、似非罪悪感なんですが、ここのとこレストランに行くと仔豚が多いように感じ、ちょっと気が咎めておりました。味というより柔らかい食感が求められているようにも思われて。 こちらエルバ・ダ・なかひがしさんでは、燻製された成豚なのでホッとしました。その豚にふさわしく手が掛けられて調理がされていることで、違和感がなくいただけたということもありそうです。 こちら京都・草喰なかひがしさんの次男・俊文さんが東京で開いたイタリアン。なかひがしさんほど日本の地べたを愛してやまない人がいるでしょうか。お父様の精神を受け継いで、お野菜満載のすばらしいコースでした。いったい何種類の野辺の草も含む野菜が使われていたのか…。 とはいえイタリアンなので、チーズやバルサミコ、オリーブオイルも使いつつ、上手に素材の滋味を引き出し引き立てていらっしゃいました。はまぐりのコロッケをはじめ、鱒や琵琶湖のごり、南の島豚などの食材も、お野菜&野草といい勝負してました。それにしても湘南で解禁になったばかりのシラウオのパスタ、もっといただきたかったなあ。 ワインはシチリアのすっきりした白。私だけ赤も一杯いただく。これがワイナリー的には「失敗」でも、個性的で香り強く味も凝縮した甘さ。南の島豚の味つけにぴったり。オススメに乗ってよかったです。 ちなみに豚は、京都の中勢以さんで60日かけて熟成したもの。牛と違って豚の熟成は本当にたいへんとのこと。中勢以さんでないとダメなんですね。 そしてびっくりしたことがふたつ。まずはお水を幾種類もお料理と合わせてあったこと。硬水、軟水、発泡水が、その都度のお料理にしっくりくるのです。 もうひとつはたびたび替えられるおしぼり、いい匂いがするなあ、と思っていたら、ミントや桜の葉が、それぞれ仕込んでありました。途中で気づいたので、最初は何だったのか聞けばよかった。 イタリアンというか和食というか、仕掛けも多く楽しく、とっても個性的なお店。エルバダの意味は、ナポレオンの島流し。ナポレオンの帽子を象った最後のデザートに、東京くんだりまで下ってきた、という京都人らしいアイロニーがこめられているようでした。でも、関東ローム層の地べたも、きっとなかひがしさんなら愛してくれるでしょう。 ご一緒してくれたお友だちとの会話も、滋味滋養にあふれていて感謝!

michiko.Iさんの行ったお店

エルバ ダ ナカヒガシの店舗情報

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ジャンル
  • イタリア料理
  • ワインバー
  • 創作料理
  • 野菜料理
営業時間
定休日
予算
ランチ
営業時間外
ディナー
~30000円
クレジットカード

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住所
アクセス
                                        ■駅からのアクセス                        
                東京メトロ日比谷線 / 広尾駅 徒歩8分(600m)
東京メトロ千代田線 / 乃木坂駅 徒歩14分(1.0km)
東京メトロ日比谷線 / 六本木駅 徒歩14分(1.1km)                        

                        

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席数

6席

カウンター
喫煙 不可
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個室