
■アクセス
東京メトロ南北線・三田駅より徒歩3分
■訪問回数
2回目
■用途
友人とディナー
■概要
白金台プラチナ通り沿いにお店を構えるフレンチレストラン。
シェフの進藤佳明氏は「ラトリエドゥジョエル・ロブション」にて副料理長、「ジョンティアッシュ」にて料理長を務めるなど、数々の名店で経験を積んだ後にこちらのお店をオープンしております。
ゴエミヨ2024へのノミネートや、メディアへの出演等、多方面から評価されている名店となります。
■メニュー
お料理はコースでのオーダーが基本。
コースは3つのグレードが用意されており、13,500円から頂くことが出来ます。
今回も前回同様に最もグレードが高いMenu Chef(25,800円)とワインペアリングをお願いしました。
頂いたお料理は下記の通りです。
・アミューズ・ブーシュ
・春野菜と魚介のタルタル 聖護院蕪のエスプーマで覆いオシェトラキャビアと黄柚子を香らせて
・北寄具のソテーとホワイトアスパラガス ブールノワゼットソースで
・鴨のフォアグラのプランシャ焼き 金柑のコンポートとゆり根を添えスパイス香るオレンジのエッセンスで
・島根県産黒鮑を8時間蒸しあげ オニオンヌーポーと共にエチュベにしスダチ肝バターソースで
・千葉県銚子産寒鰆を天火でふっくらと焼き上げ 新筍のムニエルと生姜香るソースプールブランで
・フランスランド産小鳩のロースト旬の野菜を添えて
・スフレショコラと高知県産ベルガモットのコンフィチュール グラスヴァニーユとカカオニブのチュイルダンテルを乗せて
・カフェと小菓子
■感想
今年の年始に初めてお伺いした際、お料理の美味しさとシェフやソムリエの人柄に感銘を受け、早速再訪したこちらのレストラン。
数多くのフレンチレストランがある中でも、進藤シェフは素材への向き合い方が群を抜いて実直であると個人的に感じています。
コースは季節によって構成が大きく変わり、シグネチャーと位置付けられているお料理でも、付け合わせやソースを変えるなど工夫が見られます。
今回のコースの中で最も印象に残っているのは、序盤に登場した北寄貝とホワイトアスパラのお料理。
それぞれ異なったニュアンスのみずみずしさを持つ、北寄貝とホワイトアスパラに絶妙な加減で火入れをし、香り豊かなブールノワゼットソースを合わせるという逸品です。
海と山の生命力の調和を感じる、進藤シェフらしいお見事なお料理でした。
前回頂いて感動したフォアグラのソテーは、今回は金柑のコンポートとオレンジのエッセンスを用いて、柑橘系のフレッシュさと合わせて頂きます。
柑橘がフォアグラの濃厚な旨みを弱めるかと思いきや、ソースをスパイシーにする事で旨味の相乗効果が生まれるという、これまた素晴らしいテクニックが垣間見えたお料理でした。
今回も全てのお料理そしてワインが美味しく、大満足でお店を後にしました。
また季節が変わる頃にお伺いしたい名店です。
ご馳走様でした。